表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時き継幻想フララジカ 第三部 『真界編』  作者: ひなうさ
第三十七節 「二天に集え 剣勇の誓い 蛇岩の矛は空を尽くす」
363/466

~地に乱、空に裂界の報せ~

 グランディーヴァが南米へと向けて出発し始めた頃―――


 南米南西部、チリ共和国、サンティアゴ。

 ここは勇達も一度訪れた事のある、世界初の共存街を生んだ都市である。


 かつてフララジカが始まった時、現地人は【アシャバ族】と出会い、和解して。

 それ以降発展を続け、以降は渋谷などの共存街の基礎モデルとして注目されたものだ。


 この様なかの国も現在は冬ともあり、街を行く人々の様相は誰もが厚着で。

 それでも魔者を受け入れた大らかさを忘れず、のんびりと過ごす様子がそこにあった。


「なぁ、最近アシャバの奴等見掛けたかぁ?」


「いんや。 噂だと共存街から姿を消したらしいぜ? 他の魔者達も一緒だとよ」


 そんな街の郊外で、夕暮れ前の時間に酒を飲みつつ会話を交わす男が二人。

 いわゆる無職(ワーキングプア)勢というもので、身だしなみもどこか緩い。

 小さな住宅街のど真ん中ではあるが、何の抵抗も無く瓶酒を口に注いでいる。


 しかしその二人が躱す話題はどうにも穏便ではない。

 

「警察のダチ(友人)から聞いたんだけどよ、何でも街から突然全ての魔者が消えたらしい」

 

「オイオイ、気味悪いな。 一体どこに消えたってんだ。 攫われて実験体にでもされたか?」


 世間ではまだその事実は公表されてはいない。

 でもやはり魔者が消えた事実は隠せず、市民もこうして半信半疑だ。

 気付けば噂が噂を呼び、この様な戯言まで飛び出す始末である。




 だが、それはある意味で言えば正解答だったのかもしれない。




 わああああ―――


 その様な話を交わしている二人の下へ突如、騒がしい声が届く。

 それも、道の遠くから人が走って来る姿と共に。


「なんだぁ?」


「牛でも逃げたんじゃねぇの?」


 ただ、二人の気楽さに反して、走ってくる人々の様子はどこか必死に見える。

 まるで何かに怯えたかの様に、引きつらせた表情を浮かべていて。


 そんな彼等を前に、男達は何を思っただろうか。


 いや、何も思う必要は無かったかもしれない。

 すぐにでも、人々の逃げる理由が目の前に現れたのだから。

 

「オ、オイオイオイ!? やばいんじゃねぇのかこれ!?」


「不味い、に、逃げろッ!!」


 遂には二人の男まで逃げ出していく。

 椅子など蹴り出して、酒瓶が落ちて割れようが構う事無く。


 それもそのはず、彼等も気付いてしまったのだ。

 逃げて来る者達に、ひいては己に危機が及んでいる事を理解してしまったが故に。




 大量の魔者が激走してくる姿を目の当たりにした事によって。




 どの魔者ももはや手が付けられない程の荒ぶりを見せていた。

 障害物を砕き、車を踏み潰し、家屋を叩いて打ち砕く。


 それだけではない。

 追い付いた人間を捕まえては叩き殺し、車の中に居た者も引き摺り出して容赦なく潰す。


 人を狙って殺しているのだ。


 そこにもはや理性も倫理も秩序も無い。

 猛るがままに捕まえ、引き千切り、潰し、咆えては再び走り出す。

 それどころか、視点すら合わぬ震えた目を剥き、奇声まで発して唾液を撒き散らして。


 その様相はまるで獣。

 本能のままに暴れる獣の如き姿だったのである。




 しかもこの事件は、チリ・サンディエゴだけで起きた事ではない。




 同時に南米の各地で同様の事が起きていたのだ。

 西部エクアドルの山岳地帯から。

 北部ベネズエラの森林地帯から。

 東部ブラジルのアマゾン森林から。

 そこかしこから一挙にして魔者の集団が現れ、人々を襲い始めていて。


 そしてその魔者達の中には勇達が知った顔も含まれている。


 サンティアゴを襲ったのはアシャバ族ら共存街に住んでいた魔者達。

 となれば当然、かつて勇達を歓迎してくれた者達の姿も。


 アマゾン森林から現れたのは当然オッファノ族達。

 その中にはあのウロンドの姿さえもあった。 


 しかしいずれももはや理性の欠片も無く暴れ回るのみ。

 己の力を振り回し、人間を襲って襲って襲いまくる。


 ただただ、己の頭に走る殺意と憎悪の赴くままに。




 彼等はもはや罪悪感など一つも感じていない。

 なぜなら、彼等はもう自由意思では動いていないのだから。






◇◇◇






「南米各国より緊急入電!! これは……!?」


 南米各地で起きた事態はすぐさまにグランディーヴァへと届けられる事に。

 つい今しがた仲間達に説明を終えた時の事である。


「何があったんです!?」


「南米のあらゆる国から救援要請です!! 大量の魔者が突如現れて人々を襲い始めたと!!」


「なんだってッ!?」


 それも、要請があったのは各国。


 そう、事態が起きていたのはかの四国だけではない。

 あくまでも基点が四国であって、事態は更に広がりつつある。

 南米大陸全土を混乱が覆い尽くす程の大規模な事態として。


「ブラジル政府からの入電にはこうあります!! 『襲撃してきたのはオッファノ族の集団』だと!! チリ政府は『共存街の住人達が襲ってきている』と!!」


「なっ……!?」


 しかも勇達の予想を覆す結果までもたらす事に。


 オッファノ族は消えた訳ではなく、まだ地球上に存在していて。

 でも何故かこうして人間を襲い始めている。

 一体どこに隠れていたのか、何をしようとしているのか。

 彼等の目的が何もかも一切読めず、手立てすら思い付かない。


 こうもなれば動揺を制する事さえ困難だ。


「くっ!! こうなったら各地に降りて混乱を止めるしか……ッ!!」


「でもこうなった原因がわからなければ対処のしようがありません。 闇雲に戦力を分散させても、融和勢の魔者を殺すしかなくなってしまいます!」


 そんな状況で確固撃破しても状況は変わらないだろう。

 何せ対象の土地は南米全土、膨大な領域だ。

 それをたった数人で、一日数刻で解決出来る訳など無く。


 莉那の提言によって冷静さを取り戻す勇だったが、焦りは収まらない。

 「ギリリ」と歯を食い縛り、拳を強く握り締めての憤慨すら見せつける。


 相当に悔しいのだろう。

 何が起きているのかもわからない上にこの規模なのだ。

 しかもこうして動こうと思った矢先の事、まるで出鼻をくじかれた様で。




 だが、そんな勇達に更なる混乱が訪れる。




「ガッ!? ぐぅおぉ!?」

「ぐぅッ!?」

「あううッ!?」

 

 突如として魔者の仲間達が苦痛の表情を浮かべ始めたのだ。

 頭を抱え、膝を突き、苦痛に苛まれた叫びまで上げて。


「なっ、何が!?」


「わ、わからんンッ!! 何だこの感ッ覚はッ!? アッガッ!! ぐ、殺意だ、殺意が込み上げて来るかの様だあ……ッ!!」


 精神を鍛え続けたマヴォでさえこのありさまだ。

 説明するのにも必死な程で、心の底から溢れて来る嫌悪感が激しい震えさえも呼ぶ。

 少しでも気を抜けば意識が飛んでしまいそうな程の苦痛と共に。


「ウッ、ウッ、こ、殺すしかないのネ……!! ニンゲンはッ!? あ、っぐう!?」


「わ、私は屈しないからなッ!! 決して挫けてはああッ!? ご ろ じ だ いィ!!」


 一方で戦闘員ではない者はもう意識の限界が近い。

 たった数秒でこれなのだ、これ以上続けばどうなるかはもう誰にも予想付かない。


「これはまるで……〝声〟ですッ!! 殺意を誘う〝声〟が私達の意識を引っ張っているかの様ですッ!!」


 最も精神鍛錬に秀でているイシュライトですら苦痛に抗うので精一杯で。

 こうして冷静に語るも、顔からは冷や汗が大量に吹き出している。

 相当苦しいのだろう。


 ただその冷静さから生まれた的確な例えが、勇にとある確信を与える事となる。


「〝声〟!? まさか……!! 莉那ちゃん!! 一時南米から離れるんだ!!」


「アルクトゥーン急速反転!! 誰かズーダーさんを支えてあげてください!!」


「ご、ごの程度ォォ!! 耐えろ皆ァァァ!!!」


 そんな中でズーダーが苦しみながらも精一杯に舵を取り、アルクトゥーンを大きく旋回させていく。

 影響の出ていない人間勢が思わず踏ん張ってしまう程に景色を傾けながら。


 もはや誰しもが必死だった。

 叫びと呻きが管制室を包み、苦しみが蔓延する中で。

 ただひたすら耐え凌ぎ、〝声〟を理性で抑えつけ。

 一方で艦を走らせ複数人で舵を取る。

 そこに人間も魔者も関係無い。

 全ては脅威から退く為に。




 ただ、その中でたった一人、全く影響を受けてない者が居た。




「皆なんでそんな苦しんでるんスかね?」

 



 そう、カプロである。

 何故か彼だけは全くの今まで通り。

 必死になっているのが何故なのかわからず、キョトンとしていて。


「カプロさんは平気なのですか!?」


「そりゃもう。 あ、もしかして……」


 しかしそこはやはりカプロか。

 その原因もどうやらすぐに閃いた様だ。

 

「もしかしたらコレのお陰かもしれねッス。 ボク、今耳に【命力防塞栓(ソウルキャンセラー)】付けてるんスよ。 余計な命力干渉避ける為に」


 そうして示したのは耳栓の様なもの。

 カプロが作業に集中する為に付けていた物だ。

 こうする事で余計な騒音は愚か、魔剣製造で発生する命力干渉波を受けずに済むのだとか。


「何でそんなもんあんだよ!?」


「フッ、こんな事もあろうかと、ってヤツッスね……!!」


 実際はただの偶然なのだろうが、そんな事に悠長とツッコミを入れている場合では無い。

 対応策があるならば願っても無い事なのだ、今はそれに縋るのみ。


「一応沢山ストックは造ってあるから持ってくるッス!! 他の隊員や住民にも影響出てると思うんで、レンネィさん配布手伝って欲しいッス!!」


「わかったわ。 戦闘員以外で協力出来る人は付いてきて!!」


 そうもなれば皆が一丸となる時。

 こんな時こそレンネィの出番だ。

 関係者の一人として責任を果たさんと、カプロ達と共に駆け出していく。




ズズゥンッッッ!!!




 しかしその途端、更なる災厄が勇達を襲う。

 突如、アルクトゥーン内部に激しい衝撃が走ったのだ。

 駆け出した人員が思わず転げてしまう程の激しい揺れを伴って。


 二度ある事は三度あるという。

 その法則は最悪な状況ほど起きやすい。


 それはまさに不幸の連鎖。


「今度は一体何があったのッ!?」


 アルクトゥーン内部が揺れる事など、基本的には有り得ない。

 重力フィールドが張られた内部では、外部の衝撃が一切伝わらない様になっているはずだからだ。


 ならば何故揺れたのか。

 その答えは簡単だ。


「居住区エリア左舷Cブロック内壁破損!! 外壁まで被害が到達した模様!! サブエレベーター一基大破!!」


「そんな、内部破壊……ッ!?」


 そう、内部からの振動である。


 外装部と違い、艦内各部は重力フィールド衝撃制御外となっている。

 通常生活に支障の出る可能性があり、訓練フロアの様に完全防備されていないからだ。


 でもだからといって簡単に壊せる代物ではない。

 それこそ超人でなければ。


 そう、超人ならば壊す事が可能だ。


『おめぇらぁ!! 聴いてるかあ!!』


「剣聖さんッ!?」


 その直後、突如として剣聖から通信が入る。

 インカムによる強制介入だ。


『なんだかわからねぇがラクアンツェが暴走しやがったッ!! どうしようもねぇから外に叩き出す事にした!!』


「なっ、ラクアンツェさんが!?」


『けど俺の見た限りじゃ人に被害は出てねぇ!! さっさと塞いで対処しやぁがれ!! ラクアンツェの事は俺が何とかするゥ!!』


 ただそれは一方的な通信で、会話は出来ない。

 通信は途絶え、たちまち管制室に叫びと呻き、加えてエラー音だけが木霊する。

 勇達が戦慄するあまりに声も出なくなっていたから。




 余りにも多くの事が起き過ぎた。


 勇達が茫然としてしまう程に。


 それ程までに、何もかもが唐突過ぎたのだ。




 南米での魔者達の暴走。

 仲間達への〝声〟の悪影響。

 ラクアンツェの謎の暴走。


 何もかもが唐突で、余りにも衝撃的で。


「……莉那ちゃん、恐らくもうすぐ〝声〟の圏外に出る。 そうしたら対策後にまた南米に飛ぼう。 俺達が行くべき所は()()()


「それも〝確信〟ですか?」


「いや、これは〝核心〟だ。 カプロの対策方法と、今のア・リーヴェの反応を感じて理解したよ。 〝声〟の正体が何なのかを」


 それでも勇はすぐさま冷静さを取り戻す。

 何が起きても驚かないと、覚悟を決めていたから。

 相手は神とも言える存在で、何が出来ても不思議では無いのだから。

 

 そうして胸ポケット取り出したのは、ア・リーヴェさん。

 しかし摘まみ上げられたまま人形の様に微動だにもせず、まるで凍り付いたかのよう。


 そう、まさに凍り付い(フリーズし)ているのだ。


「この現象は恐らく、異常な命脈干渉が原因だ。 何者かが命脈に何かしらの妨害電波みたいなものを出しているんだと思う。 人間に対する殺意を増幅させる信号付きでな。 だから命脈を通して操作されてるア・リーヴェさんが動かなくなったんだ」


 ア・リーヴェさんは分体、言わば勇が天力を貸して作った分身だ。

 その意識は本体と似ていても別物で、個体意思を持っている。

 ただその行動原理や知識は命脈を通して本体と共有しており、限り無く本体に近い。


 その繋がりが切れてしまえば、たちどころに通信障害により異常(エラー)停止してしまう。

 つまり、今のア・リーヴェさんは本体に繋がっていない回線停滞(ビジー)状態だという事だ。


「命脈が異常な所為で魔者の皆さんが苦しんでいる……って事はつまり!?」


「ああ。 それで生まれつき星から命力を注がれてる魔者に強い影響が出たんだろうな。 だから南米の魔者達が一斉に暴れ出したんだ。 しかも恐らく、その影響は二週間前かそれ以前から起きてる……!」


 加えてその電波は異常でありながら、ア・リーヴェの気付かない力が働いている。

 それもかなり前から、最初は微弱に。

 だからア・リーヴェは気付けなかったのだ。


 しかもその異常電波は今や南米全土を覆い尽くす程に強力。

 徐々に強くなっていたが故に、南米中の魔者達が知らず内に操られてしまった様で。

 洗脳されて以降、操られたまま人が居ない場所へと姿を消したのだろう。 


 そして彼等が勇達の移動に合わせて動き始めたのにも理由がある。

 それはきっと、ア・リーヴェが気配を察知したから。

 彼女が気付く事をキッカケに動き出すよう仕組まれていたのだろう。


 すなわち、全てはアルトラン・ネメシスの策略通り。

 気配の残滓は罠、動作スイッチの役割を果たしていたという事だ。


 こう気付いて憤慨せずにいられようか。


「全部仕組まれていたんだ……!! 俺達が気付く事も、こうして飛ぶ事も! そしてもうそれは止まらない。 俺達がどうにかしなきゃな! でもまずは洗脳領域から出て体勢を立て直さなきゃならない」


「ええ、そうですね。 それに、その仕組みでしたらア・リーヴェさんの再起動が〝声〟の範囲外の合図になります。 まるで鉱山の金糸雀(カナリア)の様に。 それを機に艦を再び反転させましょう」


 ただこうして原因がわかれば対処出来ない事は無い。


 莉那の表現も言い得て妙だが、あながち間違いではないだろう。

 しかしある物ならば遠慮なく使う。

 それが神の筐体であろうとも。

 もはや体裁など構ってはいられないのだから。


 動かなくなったア・リーヴェさんを莉那の膝上へ添えて渡す。

 この様な使い方ならば彼女が一番有用的に使えるだろうから。


「魔者の皆ももう少し耐えてくれ! カプロがもうすぐ対策品を持ってくる!」


「あ、ああ。 だが離れているお陰か、だいぶ楽になってきたから大丈夫だ」


 後は対策を講じた上で対応するだけだ。

 原因がわかった今、〝声〟を停止させる手段を導く事もそう()()()()()()のだから。


 少なくとも勇はそう確信していた。

 この騒動においては、人員を生かせば何とかなるのだと。

 今のこのメンバーが力を発揮すれば間違いなく収集出来るのだと。




 だが、この時勇達は思い知るだろう。

 その〝確信〟さえもアルトラン・ネメシスの掌中にあるのだという事を。




「え……うそ、そ、そんな……」


 もう間も無く〝声〟の圏外に。

 そう思っていた矢先の事。


 その時突然、笠本が怯えの震え声を上げていて。


「ん? どうしたんです、笠本さん?」


「あ、ふ、藤咲さん……日本が、日本が……」


「え?」


 仲間達の注目を浴びる中、ただただ彼女は震えた声を連ねるのみ。

 彼女だけが見える映像を前に、淡々とした事実を添えて。


 その絶望をこれでもかという程に詰め込んで。






「日本が、二つに……割れています……」






 そうして打ち明けられた事実は、誰しもが理解出来ない程に―――常軌を逸していた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ