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プロローグ

〜プロローグ〜





20☓☓年、まだ魔法使いが人々に恐れられていた頃、あと数十年で必ず地球が滅びる事知り、恐れた人間は魔法使いにすがり助けを求めた。当時の魔法界国王はそれを受け入れ、見返りに人間と魔法使いの共存を求めた。

時は経ち30☓☓年、人間界では人間の平均寿命が縮む以外目立った変化もなく、争いのない穏やかな時間が過ぎていた。



•••••••••



「魔法学科の皆さん、ご卒業おめでとうございます!」


イベントの時に何故か必ず濃い化粧、理解不能な服装をする校長を横目に園田京子(そのだきょうこ)は何を考えるわけでもなくただ外を見つめていた。



「明日から皆さんは立派な新米魔法使いです、ここで学んだ事、、」



(相変わらず耳障りな金切り声…)

と心の中で毒づく京子をよそに校長は話を続ける



「何度も教えていますが、皆さんは人間界に行ったらまず媒体(ばいたい)となる人間を見つけなければなりません」



『媒体』これは魔法使いが人間界で魔法を使うために必要なエネルギーを仲介してくれる人間の事を指す、いわば魔法使いにとっての"生活必需品(せいかつひつじゅひん)"だ。



「適当に選ぶのではなく、自分の属性に合った媒体(人間)を探し出してください。」



魔法使いにも属性があり、属しやすく誰にでも扱いやすいのが『火』『水』『土』『風』

突然変異(とつぜんへんい)でのみ持つ事のできると言われている『闇』『光』この2つの属性に関しては未だ解明されてない事が多く、その数も何百年に1人いるかいないかのレベルだと言う。



「どの属性にも媒体にもそれぞれ個性があります。無理に媒体を使おうとすると壊れてしまうので、よーく見極めてから媒体と(ちぎり)を結ぶように。それから……」



(どうせ私に合う媒体なんかいないよね…)



京子の属性は『闇』、しかも水属性も持ち合わせているという非常に(まれ)な存在である。しかし、娘に普通の生活を送ってほしいと願った親は表向きには水属性として学校にも申請(しんせい)し、生活させていた。





ちなみに契とは、、、


それはこの最初から悲観的(ひかんてき)なヒロイン、京子が人間界で運命的な出会いを()たしてから説明しますね。

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