ネコネコストーリー8
「ニャフフ、わかりましたですニャ・・・・・・
では私達はこの辺で失礼するですニャ」
「・・・・・・ねぇ・・・・・・いつでも来ていいからね・・・・・・。
あ・・・・・・ちょっと待って・・・・・・帰る前に私のプレゼントをあげるよ」
ナターシャはそのように言った後、僕に近づいてきて、いきなりハグをして僕の事を抱きしめてくれた。
「えーと、あの・・・・・・」と僕は言った。
「私は妖精の女の子・・・・・・善の心を持った者達に慈しみを与えるのが私達の仕事です」と彼女は言った。
「ニャフフフフフ、ずるいですニャ・・・・・・今度私もファルート君とハグするですニャ。うむ、でもナターシャは友達だから気にしないですニャ」とクレアが言った。
「ありがとう、ナターシャさん・・・・」と僕は言った。
ハグが終わった後、今度は僕とクレアが手を繋いで目を閉じた。
すると、僕は意識を失った。
僕達は神殿へ帰る時も同じ魔法を使ったのだった。
◇◆◇◆
そして僕とクレアはナイトフォールド神殿に戻ってきた。
その時、僕はとても疲れていた。僕は少し眠たかったのだ。
でも・・・・・・嬉しかった。
ありがたいことに、クレアが僕に優しくしてくれたのだ。
彼女は僕に休むためのベッドを用意してくれた。
「ありがとう・・・・。僕はこの神殿で宿泊していいのかい?僕みたいな旅人でもいいのかな?」
「あまり気にしないでくださいね。謝る気持ちを持った者達に救いを与えるのが私達の考え方です」
そのように彼女が言うと、彼女は客室から出て本棚の所に戻っていった。
僕はその時あることに気がついた。
それは、この神殿には少しだけ客室があるということだった。
僕は客室があることに、嬉しくなって感動した。
そうして、僕はその後眠った。
◇◆◇◆
その時、優しい女の子の声が聞こえた。
僕が起きた時、次の日の朝になっていた。
「・・・・・・おはよう、ファルート。気分はいかがかな?
フフフフ。起きないと君のほっぺたに私がキスをしちゃうぞ」とノエルドが言った。
彼女は僕のほっぺたにキスをした。
「うわーお・・・・」と僕は言った。
僕はとても驚きながら目を覚ました。
僕は起きた後、顔を洗った。
そして本棚の所まで来ると、イスに座ってテーブルに置いてある紅茶のまかないをごちそうになった。
そこにはとてもおいしいチーズも置いてあった。
僕は夢を見ているような気分になった。
しかし、現実だった・・・・・。
僕は時々彼女のことをチラッと見ていた。
彼女はテーブルにカードを並べて、そこで星形のペンダントを時計の振り子のようにかざしている。
僕は、彼女がカード占いをやっているのだろうと思った。
「フフフフ・・・・私がカード占いをやっているかどうか気になるのかな?
ニャフフ、でも秘密だよ」と彼女は言った。
彼女は僕のことに気がついていた。
「うーむ。あまり関係ないかもしれないけど、君はとてもカワイイねぇ・・・・」と僕は言った。
◇◆◇◆
僕はイスに座って本を読んでいた。
すぐ目の前にはテーブルがある。
そして、猫の女神ノエルドは僕のとなりで
イスに座って、同じように本を読んでいた。
彼女は僕に本を貸してくれたのだった。
「・・・・ねぇ、ミルクは好きかい?
今から私と一緒にミルクを買いに行かないかい?」しばらくすると彼女が言った。
「え・・・・本当ですか?ミルクを買いに行くのですか?」と僕は言った。
「うむ、私がおごってあげるから一緒に行こう」
僕はペコペコとおじぎをした。そしてお礼を言った。
しかし、彼女は「あまり気にする必要はない」と言った。
僕は夢を見ているような気分だった。
しかし、現実だった・・・・・。
そのように会話が進んだ後、僕達は神殿の外に出た。
するとそこには魔法のじゅうたんが用意されていた。