ネコネコストーリー21
「・・・・・・フフフフフフフ・・・・・・フフフフフフフ・・・・・・それでは次に、魔法のほうきで空中に浮かんでみましょう。
フフフフフフフ・・・・・・ご安心くださいませ。
魔法のほうきで浮かぶ方法は簡単です。
フフフフフフフ・・・・・・それは皆さんが心の中で、『浮かびなさい』とお祈りするだけでいいのです。
フフフフフフフ・・・・・・準備はよろしいですか?
フフフフフフフ・・・・・・じゃあ、今からやってみてください」とルーナが言った。
彼女にそのように言われたので、僕達は魔法のほうきに乗った状態で、お祈りしてみた。
そうして、僕達は4分くらいの間、お祈りを続けた。
すると、僕達が乗っている魔法のほうきが、少しずつ空中に浮かんだ・・・・・・。
それは信じられないかもしれないけど、その時、僕達の魔法が成功したのだった。
「ムフフフフフフ・・・・・・ねえ、私達は、ほうきの力で空中に浮かんでいるよ。
ムフフフフフフ・・・・・・ムフフフフフフ・・・・・・ビックリしないでね」とナターシャが言った。
「ニャーオ・・・・・・ほうきが浮かんでいるです。
ニャーオ・・・・・・ニャーオ・・・・・・ヤッターですニャ」とクレアが言った。
オカルト好きな旅人達は、絵本みたいな世界にたどり着いた。
それは信じられないかもしれないけど、その絵本と魔法の世界は現実に存在した。
その時、信じられないかもしれないけど、天使の女の子が空中浮遊していた・・・・・・。
そうして、魔法のほうきに乗っている僕達と天使のルーナは、少しずつ高度をあげていった。
「フフフフフフフ・・・・・・それでは次に、水平飛行をやってみましょうか。
フフフフフフフ・・・・・・飛行スピードは、とても遅めなので、安心してくださいね」とルーナが言った。
彼女にそのように言われたので、僕はほうきが水平飛行するように、心の中でお祈りしてみた。
そして、ほうきをにぎっている手に力をいれてみた・・・・・・。
すると、魔法のほうきは空中で止まり、次に、ゆっくりと水平飛行を始めた。
「ニャフフフフフ・・・・・・魔法のほうきが水平飛行を始めましたよ。
ニャフフフフフ・・・・・・こいつは夢と絵本の世界の始まりですね。
ニャフフフフフ・・・・・・クレアは魔法のほうきで空を飛ぶことができたので、とてもうれしいですよ」
「ムフフフフフフ・・・・・・ダメ猫は本当に魔法が好きだよね」
「フフフフフフフ・・・・・・それはそれはよかったです。
フフフフフフフ、ルーナもとてもうれしいですよ」
旅人達は、絵本と魔法の世界にたどり着いた。
それは、本当におかしなストーリーである・・・・・・。
砂漠の旅人達は、救いを求めているはずだった。
しかし、砂漠の旅人達は、目的地を間違えてしまった。
そうして、白色のストーリーが黒色のストーリーになってしまった。
修行不足の旅人達は、ミステリーとオカルトの闇に気がついていなかったのだ。




