ネコネコストーリー10
◇◆◇◆
僕とノエルドはナイトフォールド神殿に帰ってきた。
謎の力で飛んでいる魔法のじゅうたんが、草原に着陸した・・・・・・。
その後、彼女と一緒に神殿の中を歩いた。
「お帰りなさいませ、お姉様」
神殿の本棚の近くまで歩いていくと、クレアが待っていた。
「ただいま。ライオン族のオアシスでミルクを買ってきたよ・・・・・・。クレアも飲むだろ?」とノエルドが言った。
「あ、お姉様・・・・・とても優しいのですね。
どうもありがとう。じゃぁ、クレアにもくださいです。ニャフフフフ」
僕達はイスに座ってテーブルに置いてあるミルクをごちそうになった。
その時、僕はとても嬉しかった。
僕とノエルドとクレアはミルクを飲みながら語りあっていたのだ。
「・・・・・うむ。じゃぁ今から、ノエルドちゃんのスペシャルマジックショーを始めましょうか」と彼女はいきなりそのように言った。
すると、彼女は本棚の奥の方ヘ歩いていった。
その時、僕はとてもドキドキしていた・・・・・。
彼女が戻ってきた。
彼女を見ると、僕は嬉しくなった。
なんと、彼女は赤いリボンのついたマジック用のシルクハットを手に持っていたのだ。
「やったぁ。お姉様待っていましたですニャ」とクレアが言った。
「マジックショー見せてくれるのかい?ありがとう、ノエルドちゃん」と僕は言った。
「ニャフフ・・・・・・じゃぁ始めるよ」とノエルドが言った。
すると、彼女は一緒に持ってきた黒い布をシルクハットの上にかぶせた。
「それでは、今から私の魔法の力で白いハトをお呼びいたしましょう」
「お姉様が鳥さんを召喚するらしいですよ。
ちょっとミステリーな気分ですニャ」
とクレアが言った。
「ニャフフフフ・・・・・・じゃぁ、カウントダウンするよ。
5・・・・・4・・・・・3・・・・・2・・・・・1・・・・・」
すると、どうだろう!
一匹の白いハトがシルクハットの中からとびだしたのだ。
その白いハトは僕達の周辺を飛び始めた。
「ニャフフフフフ・・・・・・。
鳥達の教えは慈しみと自由の教え・・・・・。
謝る気持ちをもった者達に救いを与える・・・・・。
うむ、それが私達の考え方だよ」とノエルドが言った。
その後、僕は猫の女神達と一緒に休憩していたのだった。
次の日も僕はノエルド達と一緒にイスに座って本を読んでいた。
その時、僕は気になっていることがあった。
僕は彼女に質問してみることにした。
「あの・・・・・僕は君達と一緒にいていいのですか?
嬉しくなって、いきなりついてきちゃったけど。
あの・・・・・いきなりお邪魔しちゃってごめんなさい」
「ニャフフフフ・・・・あまり気にする必要はないよ。
うむ・・・・えーと・・・・この神殿でしばらくの間、私達と一緒に生活してみるのはどうかな?」と優しい彼女が言った。
そうして、僕と猫女神達の冒険はここから始まったのだった。
◇◆◇◆
それから5日後のことだった。
僕達は、メギストの魔法を使おうとしているエリコと謎の集団の情報を今回も聞いた。
彼女は、いつものようにエリコに会いに行こうとした。
僕は彼女が心配なので、一緒に冒険についていくことにした。
僕達は魔法のじゅうたんで空を飛んだ。
その時僕は幻のような空を見ていた。
今日はいつもと違った・・・・・。
それは白いハトが一緒に乗っていることだった。
白いハトは彼女達がいる場所まで案内してくれるらしかった。
僕達は砂漠のとあるオアシスに到着した。
その後、オアシスの中を歩いた。
すると、ライオンの銅像がある憩いの広場にたどり着いた。
「神よ、どうかお守りください」と僕は言った。
「ニャフフフフ、私もお祈りするよ・・・・」とノエルドが言った。
僕達は憩いの広場の近くの喫茶店で休むことにした。
エリコとその集団は憩いの広場によく訪れるらしかった。
それは喫茶店に入ってから25分後のことだった。
僕はティーカップを見つめながらボーッとしていた。
すると、彼女はこう言った。
「うむ、堕天使が来るよ・・・・」
その後、僕達は喫茶店を出ることにした。
僕とノエルドは彼女を待つことにした。
◇◆◇◆
そして、彼女達が現れた。
彼女達はライオンの銅像のすぐ近くに集まっていたのだ。
「あっ‼エリコちゃん達だよ。
どうしよう、彼女達はもうすぐ僕達に気がつくんじゃないかな?」と僕は言った。
「ニャフフフフ。今、私達はおんみつ行動の魔法を使っているよ。
やつらは私達のことが見えないのだ」と彼女が言った。
「え・・・・・君はおんみつ行動ができるのかい?」と僕が言った。
「うむ・・・・・私の特技だよ」
僕と彼女はエリコ達を尾行することにした。
エリコ達を尾行していると・・・・・・僕達はオアシスの外に出た。
外の砂漠地帯では、大きな空飛ぶ犬達がエリコ達の帰りを待っていたのだ。
「うーむ、僕達は今姿が見えないのか。
フフフフフ、とても驚いたよ・・・・・。
絵本の世界に登場する妖精になった気分だ」
と僕は言った。
「ニャフフフフ、私のおんみつ行動びっくりしたでしょ?
でも、危険な魔法だから使わないほうがいいかもね・・・・・」
◇◆◇◆
エリコ達の乗った空飛ぶ犬達が出発した。
そして尾行するために、僕達も魔法のじゅうたんに乗った。
その後、しばらく尾行していると、彼女達はあるキャラバンに出会った。
僕達は魔法のじゅうたんを止めた後、エリコ達とキャラバンを観察することにした。
「あの・・・・・ちょっと僕、恐怖を感じているのですが。
ノエルドちゃんはこわくないのですか?」




