ユダヤの福音書 第十章
すなわち、神の国とは何か?
10
1殿下の説教。
2イエスはこう語られた。神の国についてである。
「私が他の書で色々と言ってきましたが、つまる所、神の国とは、自分の映し鏡なのです。(大いに余裕のある暮らしを現世で送っていれば、多くは来世の神の国には醜い肥満男が映る訳です。)
3自分が善を行っていれば、きよく勤勉な人が映るでしょうし、そういう人は仏の心で受け入れられ、自分が悪を行っていれば、醜くく怠惰な人が映るでしょう。その人は鬼の心をもって神の国にて放逐されるべき人間なのです。
4心がきよければ、誰でも善を行うでしょうし、心が悪ければ、誰でも悪を行うでしょう。(ただし、信仰者は良い事を行うでしょう。)
5だから、私はこう言います。神はその人のありのままを見て、裁きますが、良い方に裁かれた一方の人々は事実や真実、真理や信仰の数字の世界の物乞いです。
6良い方であればある程、心がへり下っていて、精神的な自分の立ち位置を理解していて、ひたすら、神に数字の世界にて、絶対である結果を乞うのです。
7彼らが物乞いなのは、絶対者である神にすべて任せきっていて、神の国という結果を待っているからなのです。
8悪い物乞いは意味もなくいばっていて、へり下る事をしないから、恵まれません。
9数字の世界の物乞いとは、へり下って神に乞う者達で、どうしても、この人々は熱心で、新しく本から貪欲に知識を頂戴します。
10古いものからと新しいものからと、二通りの種別がありますが、これらの人々は新旧を交互に巡って、神についてなら何でも得ようとするのです。
11真実に言います。これらの人々をただしく導く事が出来なければ、自分も神の国に入る事は出来ません。
12必ず、互いに事実と真実、真理と信仰について、ある程度までは、自分の知識から出して、後は聞こうとするはずですから、良くこの書から学んでおきなさい。」
13続いてイエスはこの世の国について語られた。
「国対国はその純粋さによって、勝負が決まる。と私は言いました。
14しかし、私は神が空を照らすから、神こそが人々の光なのだと、絶対的に光という神秘こそ、神のものであり、天の照らす光こそが、身近に感じられる神だという事。神はその一体性にて、十全を発揮する為に、神の似姿である人こそが平和の象徴なのだ。と言います。その光の存在から、限りなく純粋で平和であればこそ、人知れず勝利しているのです。
15神の十全性こそが人の平和として現れるのです。そうでしょ
16だって、戦争があるという事は急いで取り返したい何かがある。という事なのだから。その現れとして、戦争があるのです。
17渾沌の神は混沌の神を対局者としています。常に、最善手を打たれる渾沌の神に神としてのまとまりを持たない混沌の神は常に搦め手で、勝利を得ようとしますが、人というものは普通だまされまいとします。だまされても次だまされなければ良いのです。
18何度も同じ手で来る混沌の神にだまされない人が仕上がるのです。
19しかしながら、原初の神である渾沌の神、普通の神話では、カオスとか、ヌンとか、呼ばれるものがその主体なのですが、彼女は対局者を著者に示し、あれを相手にするのだ。と、信仰者に伝えます。
20無信仰者である混沌の神は渾沌の神を否定してかかっているのですが、ただの否定は私の様に何の罪をも持っていない者にとって、わざわいに外ならないのです。
21そこで、信仰者は同じ信仰者であられる渾沌の神を信じるか。という分岐点に立たせられます。
22第三世界では、第三世界の唯一神、我々の第一世界では、第一世界の唯一神がいます。唯一神は神の神、神々の神でもあります
23確かに渾沌の神の神は我々の第一世界ではヤハウェ、主なる神と、第三世界ではクリスティー・スカーレット、幻想の神です。
24その神の代表者として、混沌の神の対局者として、渾沌の神が選ばれているのです。信仰者はその誘導に従うべきなのです。
25第一世界の我々が相手にするのは、秩序なき混沌、意味なき戦いです。意味がないと知れたら、その戦いには参加せず、不干渉を貫くべきです。」
26続いてイエスは神の世界についても語られた。
「世界は宇宙も含めて、第一世界、第二世界、第三世界に分かれています。
27それぞれ成立したのが第一世界が第一、第二世界が第二、第三世界が第三なのです。
28実に神は私の父、コノヘ、ヤクタ、そして、超絶美少女であられるクリスティー・スカーレット、カムー・スカーレット、アマドヒ・プレイヤーズがあり、それぞれ、世界によって、分かれています。
29それぞれ関係性があり、私の父はあなた方に知られている主なる神です。
30この神が第一世界にて、唯一絶対の神、ヤハウェです。
31コノヘが私の母で、第二世界の造り手のふたりの内、ひとり。もう片方がヤクタです。これが我々の母ですが、神は時間を超越しているので、生まれた。と言うより、元々いた。という表現がただしい。
32第三世界の造り手である我々は第三世界が超越をも超えた超絶する様に子孫を残した。これがイエス・キリストの末裔、先程も少し出しました幻想の神、クリスティー・スカーレットと自由の神、カムー・スカーレットと先程も出しました渾沌の神、アマドヒ・プレイヤーズ。
33彼女らが第三世界の主クリスティー・スカーレットと同じ超絶美少女であられるカムー・スカーレット、同じく主であるキリストの末裔にて、超絶美少女でいて、遠縁のプレイヤーズ家の跡取りアマドヒ・プレイヤーズ。
34本家スカーレット家は代々、第三世界の主を歴任されていて、クリスティー・スカーレットの次の代は妹カムー・スカーレットと成っています。
35と言っても、時間を超絶している超絶美少女なので、時間の経過は何の意味も為さないのですが。」
36イスカリオテのユダがたずねる。
「お話しいただきありがとうございます。もしも、差し支えがなければ、神の主の主権が先生にある事を示していただきたいのですが。」
37イエスは俄然として答えられた。
「よろしい。」
38イエスはイスカリオテのユダの頭の上に手をのせ、「私の名によって命じる。(とわに生き、神に生きる事。)千年生きる事をあなたにゆるそう。」と言われた。
39「これであなたは老いて朽ちる事もなく、千年生きる体になった。より良く生きなさい。おおよそ、あなたが考える様にはあなたは死なない。」
イエスはそこを立たれ、どこかへと去られた。
40聴衆達はイエスの言葉について、大いに議論した。