表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
教頭転生  作者: 公僕ちゃん
プロローグ
2/3

異世界に、よしいくぞう

光の元まで辿り着くと、そこにはそれはそれは神々しい女神様がいた。

忖度抜きで神々しい。The 女神やぁ~。

せっかくの天国だ。お近づきになっておこう。



「天国って思ったよりも殺風景なんですね。」


「? 天国がどのようなイメージなのかはよく分かりませんが、ここは天国ではないですよ。」



なんと。小生、天国に行くとばかり思っていたが、まさかの地獄行きか?

そんなに悪いことはしてなくてよ?

手違いではなくて?

道徳を習ったし教えもしたから、徳をツムツムしまくってるもんだと思ってたのに。



「となるともしかして地獄、ですか・・・?」


「まさか!ここは貴方の世界と異世界とを繋ぐ中間地点です。まずはなぜ貴方をここに呼んだのかからお話しますね。」



確変きたな!

これは俗に言う異世界転生というものか?

チートにハーレムでウハウハなのか?

やっぱり徳をツムツムしてたのか!!?



「実は私が治めている世界が若干ピンチでして・・・。未来視をしたところ、文明の歪な進化により滅亡してしまうようなのです。」



ほほう。そこを救うために俺は遣わされたって訳ね。

なるほど。分からん。

もっと詳しくプリーズ。



「地球とよく似た惑星なのですが、大気には魔素が満ちており、魔物が存在しています。魔物に立ち向かうために魔素を使う魔法が発達している所が、地球との大きな差かと思います。」



ほうほう、ファンタジックで大変趣深いではないか。



「創世記には純粋な強さが身分の保証となっていましたが、貨幣の発達により、武力はお金で買えるようになりました。お金をたくさん持つ商人の身分が高まり、次第に貴族へと発展していきました。」



どこの世界も知的生命体は似たような経路をたどるんだな。ちょっと面白いな。



「次第に貴族は腐敗していき、やがて革命が起こります。地球の歴史であれば革命により安定へと向かうのですが、魔法があるが故にそう上手くはことが進みませんでした。魔法の暴走による甚大な被害により、文明は滅亡してしまうのです。ここまでが未来視で視た内容です。」



なかなかディープなことを淡々と。

まぁ魔法があったらそんな最期になるのもわからんでは無いな。



「貴方には文明を導いて頂き、滅亡を回避して欲しいのです。前世で果たせなかった校長先生へのキャリアアップも、この世界であれば冒険者という形で果たせるでしょう。」


「なんだか内容モリモリでいまいち頭が追いついていませんが、ただ死んでいくよりも幾分か面白そうですね。引き受けましょう。」



こうして私はめでたく異世界へと転生することになった。

か、勘違いしないでよね!

私利私欲で愉しむために引き受けただけなんだからねっ!


お読み頂きありがとうございます。

説明が多くなり過ぎたかもとは思いましたが、ここから面白おかしくやっていけたらと思っています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ