プロローグ
こんにちは、圭と申します。
最終投稿日から今回の作品までかなり時間が経っていますが、自分の事で忙しく、投稿に至ることが出来ていませんでしたが、今回の作品に関しては完結させたいと思っているので、小出しではありますが、投稿しようと思います。
それでは、ごゆっくりお読み下さい。
プロローグ
あなたは神が存在すると思いますか。
この世界に神が存在すると仮定したあなたは神が全ての人に平等に力や知識を与えたと思いますか。神は、そこまで親切ではない。力の均衡を崩さないように強者と弱者を意図的に作り分けている。強者が多すぎると、世界の均衡が崩れてしまうと感じた神は私を含む一部の人間に弱者なりの力と知識、運命を与えた。そうすることで世界の均衡が保たれ、平和に世界が成り立っている。神の思考に気づかないもの達は、全ての人に平等に力や時間、機会が与えられていると述べる。だが、それは弱者からは決して聞かされることはない。
かく言う私も、神に弱者と選別された者であろう。
現に、私は十一歳の年齢だが、スポーツも運動も全く出来なかったため両親に捨てられ、路頭に迷っている。私の両親は名家で、生まれてくる子供は何かしらの神からの恩恵いわゆる才能を持って生まれてくる。父は十歳頃からプロサッカー選手だったが、アキレス腱断裂の影響により二十歳後半で引退後に、将棋を打ち始め、サッカーで学んだ戦術を取り入れた戦法を独自で作り出し、名人まで上り詰めたという功績があり、母は、東大の医学部に入学、在学中に癌の進行を遅らせる薬を論文として提出し、実際に卒業して五年後に薬の開発・実用化でき、今では大病院のトップを担っている現役の医者である。そんな両親から生まれた私はというと、スポーツは人並み以下で勉学に関しては、どれだけ努力しても目を合わせられない程の点数しか取れない。両親は私を息子だという経歴を抹消するために、私の夕飯に睡眠薬をたっぷりと仕込み、どこかの山の中に置き去りにし、私に一通の大きな封筒を残し、私の前から姿を消した。
今回に関しては、わざと軽く書いているのでTwitterのDM又はなろうの方で随時質問は受け付けております。
では、次のお話でお会いしましょう。