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東方破滅録  作者: 坂上儚月
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異世界からの来訪者

ついにコラボ小説を出させていただきます!

更新が遅いかもしれませんがよろしくお願いいたします!

「あれ?何で僕は外にいるんだ?確か紅魔館でレミリア達と一緒に紅茶を飲んでいた筈なのに...」


僕の名前は闇里紅夢。種族は吸血鬼なんだけど最初は普通の人間だったんだ。何で吸血鬼になったかは何時か話すとして、今のこの状況をまず整理しよう。


「僕は確かに紅魔館にいた。だけどこの場所は魔法の森みたいだし...とりあえず近くにアリスの家があったはずだから行ってみようかな。」


僕は吸血鬼なので本当は日光が弱点なんだけど、能力のお陰で少し肌は痛いけど我慢出来ないと言うほどではない。


「と言うか別の能力を使って日傘を創れば良いじゃないか。」


僕はたくさんある能力の一つを使って日傘を創り出した。


「本当、僕の能力ってチートだよなぁ。まぁ、便利だしいっか。」


そう言いながら歩いていると、一軒の家が見えてきた。


「お、あったあった。でもアリスが居なかったらどうしようか。まぁ、居なかったら紅魔館に帰れば良いだけなんだけどね。」


僕はアリスの家の前に立つと、扉をノックした。しかし、しばらく待ってみても返事が無かった。


「誰もいないのかな?まぁ、いないんだったら紅魔館に帰るかな。」


僕がそう思って帰ろうとしたら、扉が開いた。しかし、中から出てきたのはアリスではなく男の人だった。


「はい、どちらさんでしょうか?」


「えっと、その、僕はですね...」


僕は焦ってしまい舌が回らなくなってしまっていた。それを見た男の人は、僕に中に入るよう言ってきた。


「とりあえず、立ち話をするのもアレだから中に入って話さないか?」


「はい...何かすみません。」


「別に謝る必要は無いさ。」


僕は目の前の男の人を追ってアリスの家に入っていった。






「ま、座って待っててくれ。お茶を淹れてくるから。」


「あ、あのお構い無...」


僕が言い終わる前に、お茶は既に入っていた。僕が驚いていると、男の人が説明してくれた。


「ああ、これは咲夜の能力を応用したんだ。まあ、来たばっかりの外来人だし咲夜の事を知っている筈が...」


「紅魔館のメイド長、十六夜咲夜さんですね。」


男の人が言い終わる前に僕がそう言うと、今度は男の人が驚いていた。


「なっ!何でそれを知って...いや、お前は吸血鬼なのか?」


「はい、そうです。僕は吸血鬼です。でも何で僕が吸血鬼だって見抜けたんですか?」


「俺は色んな武術をやっているからな。気配が人間とは違ったらすぐに分かる。」


「そうなんですね。所で気になったのですが、アリスはいないのですか?」


「アリスの事も知っているのか?!...お前は一体何者なんだ?」


「僕は闇里紅夢。僕がアリスや咲夜を知っているのは、僕が幻想郷に住んでいるからです。正確には紅魔館に住んでいます。」


そこまで言うと、男の人は少し考えた後驚くことを言った。


「...良いか?混乱せずに聞いてくれ。此処は紅夢の知っている幻想郷じゃない。恐らくお前は別の幻想郷から此処に幻想入りしてしまったのだろう。」


「...え?嘘...でしょう?」


「いや、嘘じゃない。俺が知っている限り、闇里紅夢と言う名前は此処では聞いたことがない。と言うことは、別の幻想郷から来たと言うのが結論だ。」


僕はそこまで聞いて、ショックを隠せなかった。


「そんな...でも紫に言ったら元の幻想郷に帰してくれるはずですよね?」


僕がそこまで言うと、男の人は神妙な顔をしてさらに驚くことを言った。


「実はだな、紫は今行方不明なんだ。」


「え?紫が行方不明?」


「そうだ。それだけじゃない、何人かの住人も行方が分からない状態なんだ。」


「...それってもしかして...異変なんですか?」


「多分そうだろう。お前が此処に来たのは単なる偶然では無いかもしれないな。」


「それってどういう意味なんですか?」


「もしかしたらこの異変、他の世界を巻き込んだ大規模な異変かもしれないと言うことだ。」


「...それってもしかして!!」


「ああ、お前の世界でも同じ事が起きているかもしれないな。」


僕は反射的に立ち上がっていた。


「こうしてはいられない!早く元の世界に戻らないと!」


「一旦落ち着きな。」


「落ち着いていられるはずが無いじゃないですか!」


「...いいから落ち着け!」


僕は男の人の気迫に押され、落ち着きを取り戻した。


「...すみません。取り乱してしまいました。」


「別に良いんだ。こうして落ち着いている俺が異常なだけだ。」


「...もしかして、大切な人を?」


「ああ、アリスが行方不明になっている。」


「...すみません。貴方の気持ちも分からないで勝手に取り乱してしまって。」


「まあ、仕方ないさ。それよりもお互いに自己紹介をしないか?俺だけお前の名前を知っているだけじゃどうにもならないだろ?」


「確かにそうですね。それでは僕から。僕の名前は闇里紅夢。種族は吸血鬼です。最初の方で言いましたが、紅魔館に住んでいます。能力はたくさんありますが、後でお話しします。」


「分かった。次は俺だな。俺の名前は坂上竜神。種族は人間だ。アリスの家に住んでいるが、人里にも住んでいる。能力はお前と一緒で結構あるから、後で話すぜ。」


僕達はお互いに自己紹介を終えて、これからどうするか話をした。


「とりあえず、これからどうしますか?」


「そうだな...とりあえず行方不明になったやつらの名前を言っとくかな。まず、スキマ妖怪の八雲紫。それと、式神の八雲藍と橙。人里の上白沢慧音。紅魔館の十六夜咲夜とパチュリー・ノーレッジ。白玉楼の西行寺幽々子。妖怪の山の鍵山雛と河城にとり。守矢神社の東風谷早苗。魔法の森のアリス・マーガトロイド。以上が現在行方不明になっている勢力だ。」


「かなりの人数が行方不明になっているんですね。」


「ああ、それも殆どが幻想郷の最高戦力とも言えるやつらばかりだ。」


「確かにそうですね。紫や幽々子、それに早苗がいないのは幻想郷としては痛いですね。」


「そうなんだ。もしかしたらこの異変を起こしている犯人は幻想郷の戦力を減らすのが目的かもしれないな。」


「確かにそうですね。それだったら納得がいきます。」


「ああ、とりあえずは今いる戦力をかき集めておいた方が良いのかもな。」


「そうですね...あれ?」


「ん?どうしたんだ紅夢。」


「さっき僕は能力がたくさんありますって言いましたよね?」


「ああ、確かにそう言ったが...何かあったのか?」


「どうやら僕の能力が何個か使えないんですよね。」


「何だって?!それは本当か!」


「はい。どうやら3つしか使えないみたいですね。スペルカードも何枚か使えなくなっています。」


「くっ!もしかして此処に紅夢が幻想入りしたのに気づいて能力やスペカを封印したのか?!」


「多分そうでしょうね。ですが予想以上に能力やスペルカードが多かったので全部は封印出来なかったのでしょう。」


「しかし、お前の能力やスペカを封印されたのは痛いな。」


「いえ、そこまで問題はありませんよ。」


「なんでそう言い切れるんだ?」


「残っている能力とスペルカードは僕の中で上位に入るものばかりだからです。これなら戦闘になっても心配はいりません。」


「そうなのか。まあ、紅夢がそう言うのであれば心配はしないが。本当に危なくなったら言えよ?」


「大丈夫ですよ。向こうの世界ではトップに入る程の実力はありますから。」


「そんなに強いのか。だったら後ろは任せられるな。」


「ええ、後ろは任せてください。」


「よし、そろそろ行くとしようか。」


「そうですね。先に何処に行きますか?」


「そうだな、まずは紅魔館にいくか。」


「紅魔館から先に行くんですか?博麗神社ではなく?」


「ああ、まず先にフランとレミリアの力を借りた方が言いと思ったからな。」


「そうか、フランの破壊の能力と運命を見たり操る事の出来る二人を仲間にしておいた方が後から戦いが有利になるからですか?」


「その通りだ。流石向こうの世界で紅魔館に住んでいただけはある。ちゃんと住人の能力を把握している。」


「誉めても何も出ませんよ?」


「ハハハ!分かっているさ。それじゃ紅魔館に向かうとしようか。」


「分かりました。近道を知っているので案内しますね。」


「おう、よろしく頼むぜ。」


僕達は再度この異変を必ず解決をすると決意を固めて、幻想郷の戦力を集めるために行動を開始した。

今回コラボして頂いたのは、闇里紅夢様です!


この方は最近小説を出したばかりの人ですが、自分の小説を見て是非コラボしたいとお声をかけてくれました!

闇里紅夢様の小説名


東方紅夢郷 -Ruler of destiny&All destroyers-


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