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何も銑十郎元帥  作者: 神山
昭和11年 / 1936年 / 紀元二千五百九十六年
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昭和11年(1936年)紀元二千五百九十六年の主な出来事

【昭和11年(1936年)紀元二千五百九十六年の主な出来事】


・1月


 1日 同盟通信社が開業


15日 日本(岡田啓介内閣)がロンドン海軍軍縮会議からの脱退を正式通告

19日 フランス急進社会党総裁に人民戦線派のエドゥアール・ダラディエ元首相が就任

    人民戦線(左翼連立政権)構想本格化

22日 イギリス国王および海外領の国王、インド皇帝のジョージ5世死去

    エドワード皇太子が即位(エドワード8世)

    フランスの第4次ピエール・ラヴァル内閣(保守派)総辞職


24日 フランスで第2次アルベール・サロー内閣(急進社会党)発足

    ロシア出身の世界的オペラ歌手フョードル・シャリアピンが来日

    東京・名古屋・大阪で公演し一大ムーブメントに

25日 横山隆一の「江戸ッ子健ちゃん」が東京朝日新聞で連載開始

29日 アメリカニューヨーク州のクーパーズタウンに「アメリカ野球殿堂」が開設される。


・2月


 5日 全日本職業野球聯盟設立(東京巨人軍・大阪タイガース・名古屋軍・東京セネタース・阪急軍・大東京軍・名古屋金鯱軍の7球団が参加)

 6日 第4回冬季オリンピックがドイツのガルミッシュ=パルテンキルヒェンで開催(16日まで)


13日 フランス社会党のレオン・ブルムが右派団体構成員に襲撃される

16日 スペイン総選挙。右派連合が第1党を死守

    左翼共和党・社会労働党 ・共産党ら左派連合が議会多数を占めるが、右派政党も勝利を宣言したため政情混迷。

    暫定政府内部で戒厳令が検討されるも失敗

19日 スペインでボルテーラ暫定内閣総辞職

    アルカラ・サモラ大統領、マヌエル・アサーニャ元陸相(左翼共和党)に組閣を命令


20日 第19回衆議院議員総選挙。岡田啓介内閣の与党である立憲民政党が大勝

    野党政友会は鈴木喜三郎総裁が落選するなど議席を100近く減らす大敗


26日 帝都不祥事件(2・26事件)勃発

    ⇒2・26事件のページへ

27日 東京市に戒厳令布告

28日 反乱部隊が帰順

29日 岡田啓介内閣(海軍出身)が総辞職(高橋是清大蔵大臣大臣が臨時総理代理)

    

・3月


・2・26事件の関係者逮捕相次ぐ


 2日 広田弘毅外務大臣が後継総理を固辞

    フランスで労働総同盟(CGT)が再統一

 7日 ドイツ国防軍がベルサイユ条約で非武装地帯と定められたラインラント国境に進駐

    フランスのフランダン外相がイギリスに軍事行動への支持を求めるも、失敗する

 8日 前陸軍大臣の林鉄十郎陸軍大将に大命降下

 9日 林銑十郎内閣成立

    →第1次林内閣へ


12日 ソ蒙相互援助議定書締結

25日 作家の牧野信一が自殺

25日 三重県四日市市で国産振興四日市大博覧会が開幕(5月13日まで)


・4月


15日 日本・ブラジル間の国際電話が開通


26日 フランス総選挙(5月3日まで)

    人民戦線派が圧勝(社会党第1党、急進社会党が議席を大きく減らすも第2党。共産党大躍進)

    反人民戦線派の中道右派政党も議席を伸ばす


28日 エジプト国王にファールーク1世が即位


・5月


・フランス各地で工場選挙ストライキ多発(5月ー6月)


 1日 第69回臨時会が召集

 7日 立憲民政党の斎藤隆夫代議士による粛軍演説(陸軍批判)

    林総理が陳謝


 9日 イタリアのムッソリーニ首相が「エチオピア併合」を宣言

10日 スペインのマヌエル・アサーニャ首相が大統領に就任

    与党社会党分裂により政権基盤は固まらず少数与党で短命政権が続く

   

    同日、静岡県立浜松第一中学校で大福餅による食中毒事件発生


12日 内蒙の徳化で蒙古軍政府が発足。主席雲王、蒙古軍総司令徳王が総裁に就任。

    綏遠省への振興の意を明らかにする

    関東軍の一部にこれを支援する動き


18日 阿部定事件発生。以後世情を騒がす。


・6月


 4日 フランスでレオン・ブルム内閣発足(人民戦線内閣)

 8日 マチニョン協定締結(フランス政府と労資の代表が参加)

    週40時間労働や賃上げの確約、団体交渉権の締結などを含む→ゼネスト沈静化へ

    ブルム内閣は協定を矢継ぎ早に法制化へ

    (20日に有給休暇法可決

    (21日に週40時間労働法可決

    (24日に団体協約権法改正案可決

11日 フランス共産党のトレーズ書記長がゼネスト終結宣言


・7月


11日 ドイツとオーストリー間で協定締結(7月合意)

    ドイツはサン=ジェルマン条約に基づくオーストリーの国家主権を再度承認(アンシュルスの否定)

    シュシュニック内閣は内閣改造と共に禁止していたオーストリー・ナチス党の政治活動を承認(国内でドイツの影響力強まる)

16日 東京市の戒厳令解除

18日 スペイン各地で国防軍の反乱分子が一斉蜂起。

    クーデターそのものは失敗し、国軍と国内が二分される(スペイン内戦勃発)


20日 スイスでモントルー条約調印

    トルコ領内のボスポラス海峡・マルマラ海・ダーダネルス海峡の通航制度を決定


    スペイン共和派政府がフランスのブルム首相(人民戦線内閣)に援助を求めるも拒否される(英仏は不干渉政策を選択)


25日 上野動物園クロヒョウ脱走事件

31日 国際オリンピック委員会開会。第12回夏季オリンピック開催地を東京に決定。


・8月


・支那大陸で再び反日暴動・日華排斥運動が相次ぐ(★が関連)


 1日 第11回夏季オリンピックがベルリンで開幕(16日まで)

 8日 ブルム内閣がスペイン内戦に不干渉を決定

    人民戦線内部で動揺

11日 フランスで軍需産業の国有化実施

24日 ★成都事件(四川省成都で日本人新聞記者2名が殺害、2名重傷)


・9月


 3日 ★北海事件(広東省北海での日本人商人殺害事件)

 8日 ドイツでナチス党のニュルンベルク党大会(16日まで)

    イギリスのロイド・ジョージ元首相が来賓として参加する

    スローガンは「名誉の時代」。ヒトラー総統が「4カ年計画」を発表

 9日 英仏がスペイン内戦に関する共同宣言

    「スペイン不干渉委員会」をロンドンに設置。沿岸パトロールを強化。

11日 大阪市立美術館が開館

19日 関門鉄道トンネル起工

    ★漢口邦人巡査射殺事件

23日 ★上海日本人水兵狙撃事件

26日 フランスのレオン・ブルム内閣が平価切下げを発表

    ソ連でスターリンの大粛清が本格化


・10月


・スペインに国際旅団が到着。命令指揮系統をめぐり共産党と無政府主義者の間で闘争

・イギリス国王エドワード8世と政府の対立本格化


 1日 スペインのフランコ前参謀総長「国家元首」に就任を宣言

 8日 初のカラーニュース映画が公開

14日 ベルギーのパウル・ファン・ゼーラント内閣がフランスとの同盟条約廃棄を宣言(中立政策への回帰)


29日 イラク王国でバクル・シドキ参謀長代理によるクーデター

    ヤーシーン・アル=ハーシミー内閣が総辞職

    反ヤーシーン派との連立内閣発足も政情不安


・11月


・スペイン共和派がマドリッドからバレンシアへ首都移転

・反乱軍のマドリッド攻略作戦失敗


 3日 アメリカ合衆国大統領選挙で現職のフランクリン・D・ルーズベルト(民主党)がアルフレッド・ランドン(カンザス州知事)に圧勝し再選

    上下両院選挙でも民主党が大勝する


 7日 永田町の国会議事堂落成

11日 秋田県去沢町の鉱山ダムが豪雨で決壊。死者374名、行方不明44名(中沢ダム決壊事故)

14日 方面委員が法制度化(方面委員令)

17日 フランスのサラングロ内務大臣が自殺

18日 独伊がフランコ政権を承認


20日 秋田の尾去沢鉱山沈殿池決壊事故(死者362名)

24日 時事新報廃刊。翌日付けで東京日日新聞に合同へ

25日 ★徳王率いる内蒙古軍が綏遠省に侵攻するも傅作義率いる国民軍に敗退

    12月に指導者は日本に亡命へ(反日暴動激化)


・12月


 1日 洲崎球場で東京巨人軍対大阪タイガースの優勝決定戦が開催。東京巨人軍投手の沢村栄治が日本史上初のノーヒットノーランを達成。

    

    同日、陸軍戦車学校が開校


 5日 ソビエト連邦でスターリン憲法が制定

 6日 ローマで英独両政府がフランコ(前陸軍参謀長)援助調整会議

    軍事援助と部隊の派遣で一致も、作戦指揮権をめぐり意見対立


10日  イギリス国王エドワード8世が正式退位

     実弟のヨーク公爵が即位(ジョージ6世)

12日 神戸銀行設立委員会が凍結

    ★西安事件(張学良と共産党による軍事クーデターもコミンテルンの支持を得られず失敗)

16日 柴犬が天然記念物に指定される

22日 小西六写真工業設立

24日 第70議会(通常会)召集

25日 後楽園スタヂアム設立


31日 ワシントン海軍軍縮条約が失効(2年間は有効)


★史実との違い★


・コム・アカデミー事件不発→左派系野放し

・2・26事件の顛末(早期解決)

・軍部大臣現役武官制復帰していない(この段階では)

・広田内閣ではなくいきなり林内閣

・内蒙古軍支援をやめさせた→でも結局反日暴動は激化する

・神戸銀行発足していない

・スペイン内乱とエドワード8世退位は史実通り

・海軍もなんだかんだでちゃっかりしてんだよな

・なぜスペイン内戦をこしゃこしゃ書いたかというと、ネタに使えそうな話題がいろいろ見つかったから

・書きもれあったら申し訳ない

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