~彼女のサービス精神~
執筆スピードダウンタウン…すいません…
「どうしてですか?!歳も上だし!それに、大人の女性だもん!お姉さんだもん!」
考える時間位あってもいいと思う。
歳が上なのはこの際認めよう、けど、お姉さんではないだろう…本人は気に入ったのかお姉さんの所で背伸びをしてアピール。
「君はお姉さんでは無いけどね。出会って1日とちょっとじゃ何とも言えない。」
ぶわ
涙をポロポロと流しながら見つめてくる彼女。
「お姉さんだもん!」
あぁあぁ、せっかく泣きやんだのに、はい、チー
「チー!」
またも大人しくされるがままの彼女。
このままじゃ何時まで経っても終わらない。
「それじゃあ、先ずは友達から初めていくっていうのは?」
「イヤ〜!」
ひし。
しがみついてヒクヒクしゃっくりを上げ、ブンブン頭を振る彼女。
「せめてお試し彼女でいいから彼女がいい!」
コレにうんと言わなければ離さん!と言わんばかりに足と腕を駆使してしがみついてくる彼女。
「はあ〜分かったよ、じゃあそのお試しでいいよ」
お試しなら考える時間もあるしな。
バッ!と顔を上げた彼女は
「それじゃあサービスで本当の彼女になります!」
頬を赤く染めて鼻息荒く宣言した。
それはサービスではなく君の欲望だろう…
とりあえず彼女は僕に考える時間を与える気は無いようです。
この日、僕に彼女が出来ました。
彼女が彼女になるまででした。