6、 入学と食事
遅くなりました。これからはバシバシ投稿していこうと思います!ただこの話は大幅に改変する予定ですのでよろしくお願いします(∩´∀`@)⊃
荷物を預け、大講堂の中に集められた生徒達。
特に教師や在校生がいるという訳ではなく、椅子が用意されているだけであり、特に指示もない。とりあえず適当な席につき式が始まるのを待つ。
気がつくと先程まで一緒にいたはずのアルバートは遠くの席に座っており、何やら隣の席の女子生徒と話をしているようだった。
ははぁーん、女の子とは喋るのな。
そんなことを思いつつ周りを観察してみる。
既に全員が席に着いており、隣と話をしている者、黙って待っている者、居眠りをしている者と様々だ。
俺の両隣はと言うと、右で黙ってずっと本を読んでいる薄い黒色の髪でメガネをしたの少年、そして左は肘の辺りまで伸びたウェーブのかかった赤毛の目立つ少女だった。
話しかけてみようと考えたものの、少年は本に夢中で声をかけずらく、少女は整った顔出しをしているが恐ろしく目が怖い。
話しかけてくるなと言う雰囲気がひしひしと伝わってきた。
そうしていると唐突に一人の男性が壇上の前に現れた。
「いやーすまないすまない、大変遅くなってしまった。私は学校長のアディノールである。まずは諸君らのアストラへの入学を心より嬉しく思う」
薄暗い緑のベストを着た50代ほどで整った髪型にちょび髭を生やした男性だった。
「多少トラブルもあったようだが、君たちが安心して学生生活を送れるよう我々教師一同、努力をしよう」
そう告げ終わると共に金の音が響く。
「おや?もうこんな時間か、君たちもお腹をすかせた頃だろう」
朝から色々あったせいで時間をあまり気にしていなかったがどうやら12時の鐘がなったようだ。
「では食事の時間としよう」
そういうとアディノール校長は手を叩いた。
すると生徒達が座っていた椅子が急に動き出し、驚きの声をあげる間もなく唐突に現れた多くの丸テーブルを囲った。
テーブルの上には豪華な食事が並ぶ。
そしていつの間にか、大講堂の横に現れた宙に浮いた楽器達が楽しげな曲を演奏し始めた。
「おぉ〜」
「すごい!」
周囲から驚きや感嘆の声が飛び交う。
移動先のテーブルには俺を含め6人の生徒がいる。
そのうちの2人は先程隣にいたメガネの少年と赤毛の少女だ。
他のテーブルでは早速食事をとるもの達や自己紹介などで盛り上がっていた。
「あー……自己紹介でもしないか?」
他のテーブルにならい自己紹介の提案をする。
「いいな!まずは俺から!」
すると俺の隣にいた茶髪でとても笑顔の似合う少年が席から立ち上がり話し始める。
「俺はライアン・チャールトン、割と名の知れた農家の生まれだ!」
チャールトン農場と言えば種を植えるだけで瞬時に育つ土を開発して食料問題の解決に一躍買った名家だ。
「よろしくな!」
元気で大変よろしい!と思っていがどうやらチャールトンの自己紹介を聞いていたのは俺だけだったらしい
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