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38、 悪魔

「詳しく聞かせてもらおか?悪魔のこと」


いつもにこにこしているアルフレッドは真顔で聞いてくる


「そういやいつの間にあの二人の記憶書き換えたん?悪魔の話すっぽり抜けとったで?」


「ライアンならまだしもアルバートは知らない方がいいと思ってここに連れてこられたぐらいのタイミングでちょちょいと」


「なんで?」


「あいつ自分の中で暴走するあれについて多分、自分でも正体を知らないんだろ、理解しているにしてはユールを見た時の反応が薄い」


「どゆこと?」


「前に悪魔化について説明しただろ?あれは悪魔化が進んだ成れの果てだと思ってくれ、自我が乗っ取られて本人の肉体を媒介に悪魔本来の形になる。まぁ本当なら悪魔の意識も戻るはずなんだが今回は暴走してたな」


「ほんならアルバートくんもいずれああなるってことかいな」


「あぁ、だから下手に刺激しない方がいい」


「なるほどな〜、なら次や、アランくんはなんで悪魔のこと知っとったん?あのユール?ってやつとも顔見知りみたいやったし」


「それはこっちも聞きたい、逆になんで悪魔について知らないんだ?事情を聞いてきた先生方も悪魔については知らないみたいだったし、悪魔の媒介になってたあの男子生徒も魔物に殺されたことになってたろ?」


あの男子生徒は数ヶ月前から行方不明になっていたらしい、それが今回遺体として見つかり、魔物によって殺害されたとして処理されていた。


「なんで知らんのって言われてもな〜悪魔なんて伝説とかおとぎ話とかでしか聞いたことないで?それこそ始まりの魔法使いローガンに魔法を教えた悪魔とかぐらいや」


「おとぎ話になってんのか……じゃああれか?魔法を覚えた人間と悪魔の戦争になって悪魔が滅びたってなってんのか?」


「うん、あんま覚えてないけど確かそんな感じや」


「うーん、まぁ多方間違ってないな、厳密には滅びたのは肉体だけで人間を転々としてるって感じだ、ユールとはどこだったか忘れたが会ったことがあってしばらく一緒に行動してたことがあるんだ、割と気遣いのできる優しいやつなんだぞ?」


「あれが?ないない」


笑いながら否定するアルフレッド


昔、旅のようなことをしていた時にユールと出会いしばらくの間行動を共にしたことがある。なかなか頼りになる良い奴だったと記憶している。


「アルフレッド、今回気づいたことがあるだ」


「何?」


「俺が戦力として使えなさすぎる、」


「何言うてんの?」


「ルーカスの時といい、今回といい思い通りに行かないことが多すぎる、俺の考えた作戦は古くて使い物にならなかったし、使う魔法は出オチですぐに崩れる。オマケに攻撃もできない、これはどうにかしないといけない問題だ」


真面目な顔をするアラン


「いやいやまぁたしかに出オチは否めんかったけどアランくんがおらんかったら僕らもうとっくに死んどるで?アランくんのサポートは正直大人の魔法使いと大差ないし、戦力外やなんてほんとにそんなことないよ?」


「運が良かっただけだ、次もこうなるとは限らない。何か少なくとも攻撃手段がいる」


「ん〜攻撃手段な〜まぁそれはおいおい考えていこうや、ほなそろそろ戻るわ、はよ元気になってな」


「あぁまたな」


悪魔を知らないか、多方'プリフィカーレ協会'の奴らがどっかのタイミングで消したんだろうな、


アルフレッドがさると横のベットからカーテン腰に声が聞こえる。


「今の話ほんとう?」


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