24、アルフレッド達 その1
……忘れていた訳では無いのです、はい
アランと別れてすぐの話
「なぁライアン君この後暇?」
「ああ、特にすることは無いな」
「なら、この学校の地下、探索してみーへん?」
アルフレッドは悪い笑みを浮かべながらライアンに問いかける。
「えっ、大丈夫なのか?毎年生徒も外部の人も何人か死人が出てるって聞いたけど..」
「大丈夫やって、危なくなったらすぐ逃げるし、それにそれだけ危険やのに世の魔法使いがこぞって集まるようなところ、気にならん?」
「ん〜確かに?」
「それに強力な助っ人も連れてくし!」
「助っ人?」
そう言うと2人は寮へと戻りとある部屋の前に立つ
「おーいアルバートくん、探検行くでー!」
ドーンと勢いよく扉を開けられ、アルバートは突然のことに驚き、これからティータイムでもするのか手にカップを持ったまま硬直していた。
「……誰だお前ら」
「ん?誰ってアルフレッドの知り合いじゃないのか?」
「今はな、アルバートくんは覚えてへんかも知らんけど僕と君は共に激戦を生き延びた中なんやで」
キリッとした態度で自信満々に告げるアルフレッドを横目にアルバートとライアンは理解できずにアルフレッドに冷たい視線を向けるだけだった
「さーアルバート君行くで!探検に!」
「あっちょっ」
そう言うとアルフレッドは無理やりアルバートの手を掴み、ライアンを連れて地下への入口へと向かった。
「なぁアルバートだったっけ?俺はライアン・チャールトン、ライアンでいいぜ、よろしくな」
「……アルバート・クランドールだ」
嫌な顔をしながらもちゃんと名前を答えるアルバートを横目にアルフレッドも口を開く。
「そっか今のアルバート君は僕の名前も覚えてへんのか、アルフレッド・マクミランや、2回目やけど改めてよろしゅーな」
「…2回目ってどこかであったことあったか?」
「まぁまぁそれはまた今度な」
雑にはぐらかすアルフレッドに対して、ライアンとアルバートは疑問に思いながらも足を進めた。
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