22、行方不明
7月中に設定を考えてたんでこの夏にに発散するぞ〜
帰る途中、多少打ち解けたのかカトラーが話してくれるようになった。素っ気ないことには変わりは無いがかなり博識で色々と歴史について教えてくれた。付け焼き刃で勉強していた俺にとっては疑問が埋まっていくようでかなり助かった。
寮に戻りカトラーと共に食事を取る。
その後一言別れを告げ各々の部屋に戻った。
「アルフレッドはまだ戻ってないんだな」
どうせ新しい友達でも作りそちらでワイワイとやっているのだろう。そう思い風呂を済ませ、本の解読を進める。
「よし、今日はこれくらいにしておくか」
触り程度ではあるが解読に光が見えてきており、コリをほぐすため心地の良い伸びをする。
ふと時計を見ると既に11時を回っていた。
「アルフレッドのやつどこいったんだ?」
とっくに寮の門限は過ぎてるし、心配になってきた。
「そういえば、学校の地下を探索するとか何とか言ってな…いやまさかな…」
昼間はライアンと一緒にいたので、何か知っているかもしれないと思い、ライアンの部屋を探しノックをする。
「夜遅くにすまない、ライアン・チャールトンはいるか?」
すると中からおそらく、相方であろう生徒の声が聞こえた。
「あいつならまだ帰ってきてないぞ」
「分かった、すまないな」
ライアンも帰ってきてないのか…
アルバートなら何か知ってるかも
アルフレッド達と別れたあと昨日のことがあるので声をかけて共に行動したのではないかと思い、アルバートの部屋へと向かう。
コンコン
「アルバート、アランだ、入ってもいいか?」
しかし返事は無い。
「開けるぞ?」
ドアノブを回すと鍵かかかっておらず、そのまま部屋に入る。
しかしそこにアルバートの姿はなかった。
おいおい……本格的に不安になってきたぞ。
学校の地下には弱くない魔物が出ると聞く。
もしかしたら何らかのトラブルに巻き込まれたのかもしれない、探しに行くか。
こうしてアランは学校の地下へと向かった。
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