表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/78

第70話 やっぱり勇者なお兄さん

※最終話その③。

 途中でホワイト家に絡めて書いたものの、主人公の出ない話が2話以上続くのでまるっと没にした竜胆の話です。そのせいで更新が止まったとも……(笑)

 竜胆視点の番外編にするともっと長くなるし、かといって竜胆=勇者の説明がないまま終わるのもなぁ……ということで、竜胆に絞って書き直し。

 なので、今話はそんなに長くありません。純粋な文字数は6700字くらい!



 縹家待望の跡取り息子として生まれながら、竜胆叔父様には音楽的才能も浄化スキルもなかった。 


 魔医療師としての稀有な才能があっても、それでは伝統ある縹家を継がせられない、縹家の後継者は姉の露茄さんにすべきだと強く主張する一族の長老がいて、露茄さんと憲法の結婚は一部から強く反対されていたらしい。


 古くからの名家の人々にとって、黒玄家は所詮成り上がり。しかも長男次男に子ができないのだから、三男とて同じだろう。たとえ子が産まれても黒玄家に似れば高貴なスキルを持たないだのなんだの……。


 そんな一族の中で竜胆叔父様はもちろん出来損ない扱い。絶望的に耳が悪くて、顔だけの無能と嘲笑され、十六歳で魔医療師のスキルに目覚めた時点で風当たりはさらに強くなった。

 そこで、竜胆叔父様はある決意を固めた。

 両親や露茄さんに相談すればもっと別の方法もあったはずだけど、当時の竜胆叔父様はだれにも借りを作りたくなかった。前にこのことを話していたときも極上の笑顔で毒を吐いていた。


『姉さんに選択肢をあげたかったんだよね。ストーカーと完全に縁切りするためには、僕が黒玄家以上の力を自分の力で手に入れる必要がある。僕にできることを考えたら、まあ、味方を増やして情に訴えるってことくらい?』


 わたしの中でも憲法に対する評価は低いけど、竜胆叔父様も憲法のこと完全に厄介者の犯罪者だと思ってるよね……。


 両親や姉の露茄さんが知らないところで縹家の長老たちと取引した竜胆叔父様は、かれらが斡旋する女性とのあいだに幾人もの子供を作った。

 その最初の子供が無事に生まれ、ほかにも出産間近な妊婦が複数名いるという段階で長老たちは露茄さんが他家、すなわち憲法に嫁ぐことを認めた。


 この時、竜胆叔父様はまだ十七歳。

 態度を変えた縹家の親族に疑問を感じた露茄さんが問い詰めて、衝撃の事実を知った時にはもういろいろ手遅れだった。

 長老たちは単純に縹家直系である竜胆叔父様の子供が多く生まれれば、一人くらいは強い浄化スキルを持つ者が現れるだろうと考えた。

 けれど、竜胆叔父様は内部から一族の存在意義を変えようとしていた。


『奇蹟の音色を通じて世界を浄化する縹家。そんな聖なる一族に生まれたことが姉さんの誇りであり幸せだというなら、僕はいつでも姉さんが当主になることを応援する。だけど、そうじゃないよね? だったら、二十年先を楽しみにしてて。結局、世界がどんなに浄化されたって、そこに住む人間がいなくなったら終わりなんだからさ』


 竜胆叔父様は長老たちが斡旋する女性に条件を付けていた。

 結婚後七年以上経っても子供がいない既婚女性で、夫の賛同と協力が得られること。当初十六歳だった竜胆叔父様との関係は公にせず、生まれた子供は夫の実子として扱うこと。子供には必ず定期健診を受けさせ、もし虐待が認められた場合は即座に子供を縹家が保護すること、などなど。

 さらに契約違反した場合の違約金や親権放棄、離婚、強制労働に至るまで状況に応じて様々な罰則規定を定めた魔術契約を、夫と妻、どちらも自らの意志で別個に結ぶこと。


 結果。

 中には妊娠に至らなかった女性もいたけれど、竜胆叔父様と関係を持った女性の八割は妊娠した。

 そして一度、竜胆叔父様の子供を産んだ女性の約半数が、夫とのあいだに次の子供を授かった。

  

 竜胆叔父様の年齢のこともあって、初めの数年間、このことは縹家内部の極秘事項として扱われていた。

 けれど、待望の赤ちゃんを抱っこできた夫婦が、夫との間に二人目の子供を授かった妻たちが、正真正銘自分の血を受けつぐ子供を手に入れた夫たちが喜びを隠しきれずにここだけの内緒話を始める。

 そして、ほかのだれより縹家の長老たちこそが、血族が増えたことを己の手柄のように自慢しはじめて、噂は日本から世界に広がっていった。


 竜胆叔父様が二十歳になる頃には世界中の高ランク冒険者や子供に恵まれない有力者が金や権力で竜胆叔父様を呼び寄せ、すっかりワールドワイドな種馬として活躍することになったらしい……。


 いや、凄腕の魔医療師としても世界中で名を馳せたらしいんだけどさ。

 憲法を精神操作できるだけの魔力を手に入れるために、竜胆叔父様は宵司に寄生してめちゃくちゃ冒険者レベルを上げて、おかげで魔医療師のスキルレベルも上がったんだって。まあ、宵司が大喜びで高難度ダンジョンで死にかけるから、必死で治療してレベルアップせざるをえなかったみたいだけど……。


 なんにせよ、本気で子供が欲しかった女性にとって竜胆叔父様は救世主。

 結果的に実子が授からなかった男性も、だからこそ妻の産んだ子供を唯一の我が子として可愛がるし、我が子を授かった男性はなおさら満足する。


 さらに、弟を犠牲にしたことを心を痛めた露茄さんが浄化のための魔道具を憲法におねだりした。

 高性能な魔素浄化魔道具、それ自体はすぐできたけど、ネックは費用。現段階でも縹家による人的浄化のほうがコスパはいいらしい。

 だけど近年、黒玄グループがホワイト家ダンジョンへのフリーアクセス権を手に入れたことで特殊な稀少素材の安定供給が可能になった。憲法の地獄の特訓で魔道具師たちのレベルも上がったから、十年後には魔道具による浄化が一般的になるだろうって。


 そういう世の中の流れもあって、縹家への高額報酬依頼は次第に浄化案件より、竜胆叔父様案件のほうが多くなっていった。


 魔力の型による相性診断や医療系魔道具についても竜胆叔父様と憲法の共同開発が進み、不妊治療や再生医療に新たな道が開かれてきている。

 しかしそれでもなお、高ランク冒険者の不妊に関して最後の砦は縹竜胆。

 魔医療師としても世界最高峰な縹竜胆は、患者の肉体の魔力循環を促して魔石化した臓器を修復したり、病気や怪我で失われた臓器や肉体を魔力で再生させたりもできちゃう。


 なので、縹家の存在意義はいまやすっかり変わった。

 奇蹟の縹家とは、代々引き継がれてきた浄化能力ではなく、奇蹟の魔医療師・縹竜胆を輩出した一族を指す。

 縹竜胆が黒玄グループと共同で開発した新たな魔道具は人類に希望を与え、海外セレブほど縹竜胆を知っていても、浄化の縹家なんて聞いたこともない。


 縹家の出来損ないから、世界を救う勇者に!

 二十年たたずして立場逆転!

 竜胆叔父様の下剋上、すごいよね。


 だけど、犠牲にしてきたものがないわけじゃない。

 最初に生まれた竜胆叔父様の子供は月白お兄様の一つ年上。

 近親相姦の危険性を盾に、ここ数年種馬の仕事は断ってるみたいだけど、これまで生まれた実子はなんと百人以上!


 親になる人たちとは事前にいろいろと取り決めて契約を交わしているからこそ、契約違反で親権放棄になった夫婦もいる。離婚や死別に至ったケースもあるし、自分の出自に疑問を感じて両親に反発するようになった子供もいる。


 お悩み相談とか新たな養い親の斡旋とか、子供に対してそれなりにフォローしてきた竜胆叔父様だけど、人数が多いからすべてに細かく対処できるわけではない。

 なので、親子関係を白紙にするほどではないけど、親子で距離を取った方がいい場合については黒玄学園の寮を勧めるらしい。そのためにも黒玄学園は五歳の幼稚部から寮を作るとか。

 ……お姫さまなわたしはもちろんおうちから通うけどね。ビバおうち温泉!


 でも、近親相姦リスクを思えば、異母兄弟同士が同じ学校で顔見知りになるのはいいことだし、逆にだからこそ問題が起こるかもしれないけど、とりあえず特殊な生まれの子供同士で悩みを共有することはできる。

 だから、黒玄学園の入学案内は関係する子供全員に送るのだとか。


「予定では来年の初めに魔力の型の組み合わせによる潜在スキルの解析とスキル覚醒条件の分析が終わるんだよね。そうしたら、ダンジョンで覚醒するスキルがある程度、自分で選べるようになるかもしれない。だけど、過保護ガチガチで思考停止してる子供ってやりたいことなんてない、どうせ自分の人生は親や大人が決めるんだって、学習性無気力? 鎖に繋がれたサーカスの子象になってることがあるから、まあ、むしろ親との関係が良好な子ほど、新しい学校で真珠ちゃんやミルクちゃんに刺激を受けてほしいかな」


 ふふっと笑う綺麗なお兄さんは実は反骨精神の塊。

 過保護どころか、才能がないって虐げられてきたからこそ育った反抗心だろうけど、ちょっと待って。

 潜在スキルとかスキル覚醒条件とか、わたしに関係ないダンジョン関係の話はスルーしても、


「ミルクちゃんはともかく、そこでどうして、まじゅのなまえがでてくるの? まじゅ、おとなにさからったりしない、いいこだよ?」


 この場合、宵司は大人じゃなくてゴリラ。憲法は悪霊。

 黒玄家で一番偉い白絹お祖母様の中でも次男三男は取り扱い注意な危険物質だから、わたしが宵司や憲法にどんな口きいても大人に逆らってることにはならない!

 なのに、竜胆叔父様は言う。


「そうだね。真珠ちゃんはいい子だよね。うん、もう自分でそう言ってもいいレベルですっごいいい子。だから、自由奔放なミルクちゃんが宵司様の娘で、真珠ちゃんは闇王様に似て我慢強くて責任感が強いって言えなくはないんだけどさ」


 戸籍上はわたしもミルクちゃんも闇王パパの娘になってて、ミルクちゃんは正式名が黒玄ミルク。


 ミルクちゃん、実は沙華さんがつけてくれた名前が『ミルク』だって本能的に理解してたみたい。

 お母さん大好きっ子だから、『ミルク』って呼ばれないと返事しないし、『ミルク』としか名乗らない。黒玄風花も相済一花もだれそれ?ってカンペキ無視。


 しまいにはフランシスおじいちゃんに唆されて『あたち、ミルクほわいと! よんちゃい!』って自己紹介するようになったから、せめて黒玄ミルクにしてくれって大人たちが必死で頼み込んで、最終的に大人に泣きつかれたわたしが説得したよ……。


『まじゅはね、くろげんまじゅなの。げっぱくおにいさまも、ようちゃんとせいちゃんも、かあさまもとうさまも、みんなくろげんってみょうじなんだよ。まじゅ、ミルクちゃんもおそろいがいいなぁ』

『まじゅたんと、おちょろ?』


『うん。くろげんミルクとくろげんまじゅで、おそろい。なかよし!』

『あたち、くろげんミルク! まじゅたんとおちょろ!』


 まあ、これ以前から周囲の大人たちが陰でわたしのことを猛獣使いだの、ミルクや双子のテイマーなんて呼んでたのは知ってたけどさ。


『お揃いがおちょろって、ミルクって、喋りも性格もおバカちょろいんって感じだよね』

 月白お兄様、妹の陰口禁止! というか、そもそもミルクちゃんの名前に関しても確信的に放置するし……。

『……好きにさせとけば? いずれホワイト家の一員としてスイスの全寮制のお嬢様学校に留学するよう仕向けるつもりだから、むしろ好都合だね』


 この一癖も二癖もある月白お兄様と較べても、わたしは大人にすばらしく協力的でおとなしくて聞き分けのいい子供。

 にもかかわらず、竜胆叔父様はおっしゃる。


「本当は他のだれより真珠ちゃんが一番我が道突き進んでるんだよね。だけど、目指す方向があまりにも地に足着いてて堅実で、なんかもう応援するしかないっていうか、言いなりになるしかないっていうか……女王様の畑で勤労奉仕したい奴隷志願者はスライムを筆頭に増えてく一方だからね」


 おうちお引越しして、わたしは庭という名の広大な裏山を手に入れた。

 なので、いずれ黒玄家でパートタイムで働く庭師になるべく、まず第一歩として畑作りを始めたんだよ。


 え? なんで畑が最初かって?

 だって、庭って草取り必須。お庭で遊びながらよいちょって雑草抜いたら、クアアがすぐに呑み込んでシュワシュワ溶かしちゃった! だから、生えてる草はどうなのかなぁって試してもらったら、クアア、自分で草を根から掘り出してそのまま呑み込める! すごい!

 しかも草だけじゃなくて、土中の石とか虫まで呑み込んでシュワシュワ! 話を聞きつけた憲法が見に来たけどマッドほにゃららは追い返して、クアアとわたしで裏山の一角を芋畑にすることに。


 いや、ほら、ただ草取りしてもつまんないし、お花は本職の庭師さんが立派な庭園を造ってくれる。

 幼児の畑づくりはやっぱりさつまいもからだろうって、クアアに木の根や石を溶かしながら土を耕してもらって、植え付けは庭師のじぃじにお願いして、わたしはすみっこでフレーフレーって飛び跳ねてるだけの応援要員。


 その後のお手入れもほぼじぃじにお任せだったけど、毎日見に行って、時々クアアに草取りや害虫駆除をお願いして、秋にはさつまいも大収穫!


 芋掘りは宵司にさせたよ。クアアだとお芋がシュワシュワなくなるし、どうせ宵司、ムダに筋肉あまってるし。

 そのあいだ、わたしは事前にじぃじが収穫してくれてたお芋をたき火で焼き芋に。ミルクちゃんは宵司と土遊びしてたけど、おいしそうな匂いがしはじめたら飛んできた。どこからともなくホワイト家の面々も集まってきて、みんなで焼き芋パーティ。


 翌年からは畑を拡張して、さらにいろんな種類のお野菜を作るように。

 背の低いわたしが緑のカーテンで迷子になったり、頭上から降ってくる虫に悩まされないよう、地中に育つ野菜中心の畑。じゃがいもとか落花生とか玉ねぎとかニンジンとか大根とかごぼうとか。


 でも、保育園にも行かずに畑に日参するわたしを不憫に思ってか、いつのまにか畑の横に立派な温室が何棟も完成してた!

 トマトとかキャベツとかの野菜だけじゃなく、イチゴとかメロンとかブルーベリーとか、フルーツいっぱい。リンゴやブドウやミカンの温室もあるよ。憲法の魔道具で熱帯気候にしてるのか、やたら暑い温室にはバナナやマンゴーの木まで生えてる。


 そりゃ、完熟で収穫したバナナ、おいしいけどさ。こうなるともうわたしの畑って感じじゃないよね?

 日々のお手入れも収穫も保存もおすそ分けもぜんぶ大人がやってくれて、わたし、食べるだけ。バナナの皮さえすすきさんがむいてくれる。イチゴやブルーベリーなんて、可愛いパンダ型ブラマンジェやフルーツゼリーに変身するよ!


「まじゅ、じょうおうさまじゃないし、まじゅのはたけじゃなくて、みんなのはたけだよ。あ、でも、つちづくりはクアアがいちばんじょうずかも! クアア、ませきシュワシュワして、まそいっぱいの、ひよくなつちがつくれるんだよ!」


 魔素がなんなのか知らないけど、魔素が多く含まれている食品ほどおいしくて高級品らしい。

 なのでクアアがクズ魔石を溶かしてぺいって吐き出してくれる土で作った野菜や果物は超高級品! ダンジョン産の野菜果物と同じくらいの魔素が含まれるって、どっかのマッド研究者がクアアのこと誘拐しようとしてた。めっ!


「……いまだにテイマーの発現条件はわからないんだけど、真珠ちゃん見てると、普通の人間には絶対に手に入れられないスキルって気がする。真珠ちゃんにとって、モンスターはぬいぐるみで、ペットで、せいぜい農業のお手伝いしてくれる遊び相手だもんね」


 竜胆叔父様が苦笑したその時、診察室のドアが控えめにノックされた。


「竜胆様、少しお時間よろしいですか? ミルクお嬢様がぐずっておられまして……陽玖お坊ちゃまと星夜お坊ちゃまもかなり不安定になっておられまして……」


 竜胆叔父様にSOS出動要請をかけてきたのはミルクちゃん付きの護衛の人。


 新たに赤ちゃんが生まれて、また双子で可愛いけど、そうするとまたしばらく沙華さんの胸が赤ちゃんのものになっちゃう。

 ようちゃんとせいちゃんの時もミルクちゃん、だいぶ赤ちゃん返りして、竜胆叔父様が甘やかす係になってたんだよね。

 あの時のミルクちゃんはわたしが遊ぼうって誘ってもなにしても全然ダメで、沙華さん以外は竜胆叔父様しか受け付けなかったけど、今回はさらにようちゃんとせいちゃんも甘えたりなくなっちゃうかなぁ……?


「あー、双子は宵司様に疲れさせてもらって、ミルクちゃんは今夜、僕が添い寝かな。まあ、真珠ちゃんは月白にお願いっていうか、月白も真珠ちゃんがいれば赤ちゃん返りしなくてすむよね?」


 茶化すような竜胆叔父様に、月白お兄様は真顔で言い渡す。


「竜胆お兄様のほうこそ、もう赤ちゃん返りする年齢じゃないんですから、僕のベッドに泊まりに来ないでください。僕が一緒に寝てあげるのは真珠と陽玖と星夜と、仕方なくミルクと、今度生まれた弟たちまでです」

「そんな! 僕の唯一の癒しなのに!」

「僕の癒しは真珠だけですから」


 わたしを抱っこしたまま立ち上がった月白お兄様は、その場に頽れた竜胆叔父様を置いて先に診察室を出た。

 なので、ちょうどいいやとわたしがお願い。


「ないしょでおはなしがあります、おにいさま!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ