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電子世界の箱庭  作者: 緑青美奈
-Search of truth-
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幕間 センリの独り言

3話の間のちょっとしたお話。

どうも、センリです。フィーネさんの口ぶりから僕は塔に行こうとしたら、穴に落ちたり雷に打たれるなりして僕という存在が消えうせちゃうと思って壁の中の間の土地でお二人を待っています。

待っているには待っているんですが…


「はぁ~~~~~暇ぁ~~~~~~~~」


ここで一人ぼんやりするというのもなかなかに疲れるもので、気づけば僕の口は文句を言っていました。

暇をつぶせると言ったらあの高くて頑丈な壁をすり抜けてきちゃったバグを倒すくらいなもので…あ、僕の戦い方についてちょっとだけお話ししちゃおっかな。


僕の戦闘スタイルは二丁拳銃で敵をバンバン撃って…ってこれはガーデンさんも見てたから知ってるかな。でも僕の銃は本来弾がなくなったら自分で装填しなくちゃならないんですよ。それをガーデンさんの不思議パワー?を借りた時は自動でずーっと弾が入り続けるようになったんですよね。しかも無制限。不思議~!

でも不思議なのはこれだけじゃなくて。なんと、撃った先の射線が物理的にわかるようになっちゃったんだよ!パチパチ!

普段は自分でも撃った先が何処になるかわからなくて、弾が何かに当たって爆発した時にようやくわかるんです。狙っててもたまにどこ撃ったっけ?って自分でなっちゃうのがいけないとは思ってるんだけど…

そんなこんなでガーデンさんのパワーでちょっと戦いやすくなったよ!っていうお話でした!


…と思ってキリよく終わらせようと思ったけど、まだ2人は帰ってこないなぁ。この独り言も誰に対して言ってるのかわかんなくなってきちゃった。

いっそ僕の好きな釣りでも出来たらいいのに…って思ったけど、そもそも釣れるものもないし塔の前で釣りしようとしたらそれこそフィーネさんに怒られそうだし…


そういえば、フィーネさんの話だと僕はバグに侵されかかってたんだよね。もしかして他の人もそうなのかな?

嫌だなぁ、今まで一緒に過ごしてきたみんなと戦うのは…ってダメダメ!暗いこと考えたら気が滅入っちゃう!

それに今はガーデンさんもいるから、もし戦うってなってもきっと戻ってくるよね!


よおーし!がんばるぞー!

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