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あの輝いていた場所を思って
あたたかい場所にいたかった
涙をこぼした時に誰かがぬぐってくれる
そんな世界の住人でいたかった
やましい事 罪を積み重ねて
悪事に手を染めた
約束破りの ただのしっぺ返し
自業自得の崩壊だと思っているけれど
あの楽園は輝いていたの
その温もりに もっとひたっていたかったの
不用意な行動を慎むべきだった
勢いにまかせて出した言葉を飲み込むべきだった
もう
そんな後悔に意味などないけれど
「ストーリー」
それは、悲劇で閉じた人生だった。
聖女カチュアは後悔してた。
かつて生きていた世界の幸せと不幸を思って。
涙を流していた。