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短編集2  作者: 反逆の猫
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01 君が嫌いな理由

なぜ嫌いなのか。



 嫌い嫌い嫌い。 私は君が大っ嫌いだわ。


 だって、とってもイジワルだもの。 オヤツのケーキをいっつも横取りするし、待っててって言うのにいっつも先に帰っちゃうし。 悪口ばっかりだし、へそ曲げるとなかなか機嫌をなおしてくれないし。


 本当に大っ嫌い。 君以上に嫌いな人なんて、きっと中々この世にはいないと思うの。 それくらい特別に嫌い。


 私の好きなキャラクターのグッズを見つけた時に、すぐに連絡してくれても。 土砂降りの雨の日に、傘を忘れて立ちすくんでいる私を自分の傘に入れてくれても。 私が悪口を言われた時に、怒ってくれていたとしても。 酷い事をいってケンカしてても、いつの最初に折れてくれたとしても。  私はやっぱり君の事が嫌い。


 ほら、こんな私達こんなだから、「何でつきあわないの?」って周りの人は言うでしょ。 そこに君が、鈍感そうな顔で「嫌われてるのにつきあえるわけないだろ」って言ったとこ。


 そういうとこが一番嫌いなの。もう、ばかっ。


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