プロローグ
冷え込む12月。こんな日は布団に潜っていたい今日この頃。疲れた体にムチを打ち学校へ向かう。俺は神原響、高校2年の17歳。ごくごくごくごく普通のオタクだ。彼女いない歴=年齢で童貞のごく普通のオタクだ。俺は、いつものように学校へ行くはずだった。
「は~帰りて~、学校など滅んでしまえ!!バ〇ス!!」と思いながら信号を待っていると、
「キャーーーーーーーッ!!」
「えっ、何!!」
後ろの方から突然の叫び声。振り向くと、包丁を持った男がこちらへ走ってくるのが見えた。すぐ近くまで来ていた。逃げようと振り向こうとしたその時、目の前の女の子が震えて立ちすくんでいた。
「くっそ!俺は主人公じゃないっての!!」そう思いながら女の子を突き飛ばした瞬間、腹が熱くなって、尋常じゃない痛みが走った。
「邪魔だ!どけーーーーーー!!」男は逃げていった。
女の子が駆け寄ってきた。どうやら無事な様だ。なにか叫んでいる。あー俺死ぬのか。まだ終わってないゲームやらプラモやらやっとけば良かった。彼女もできず童貞とか最悪だ。ッ!秘蔵コレクションが!
そんなことを考えてると視界がブラックアウトしていった。
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何故か視界が明るい。そう思って目を開けると一面座敷だった。
「なんでやねん!!!」おっと、思わず突っ込んでしまった。冷静に考えよう。俺刺された、死んだ、なんか目が覚めた、これはまさか
「転生来たーーーーー!!」
っと、また叫んでしまった。
「しかし、ここはどこだ?お約束の神様はどこだ?」
「ここじゃよ」
後ろを見るとそこには茶をすする白髪のじいさんが座っていた。そして、おれはまた叫んでしまった。
「なぜ、女神じゃないんだーーーーーーーーーー!!」
皆さんどーも神凪です。今回が初投稿、初作品となります。なので、誤字だったり設定あまあまだったり
と内容含めまだまだだと思いますが、温かい目で見てください。また、アドバイス意見等ありましたら、
どんどんお願いします。