よぉし、その喧嘩買った!
本日2話目。
予想を超えてた。思った以上に厳しい。
さっきまで浮かれていた自分が恥ずかしいのなんの。
おし、ごねよう。ここはごねてみよう。
「そっちのミスで死んで、すぐに転生できる以外の優遇がないって少し厳しくないですかね?こういったミスってよくあるんですか?滅多にない大ごとなんじゃ?」
「ここ数百年ではこんな事ありませんでしたね。確かに大ごとかもしれません」
「ですよね。だったらもう少し優遇されてもいいのでは?」
「いえ、それはありません。天界の規定で決まっていますので」
規定ねぇ・・・
こりゃこの女神さんじゃダメか。
今回のミスをしたヤツの上司?責任者?を呼んでもらうしかないな。
あ、それと・・・
「ティニーさん、規定があるのは分かりました。ですがとりあえず今回のミスに関しての責任者を呼んでもらえませんか?あと、ミスした張本人も」
「今回の件の責任者は私です。なので呼ぶ必要はありません。ミスをしたのは私の部下です。呼ぶのは構いませんが彼女にこの件をどうこうする権限はありませんよ?」
「ティニーさんが責任者なのね。そうですか。まぁとりあえず張本人から謝罪くらいしてほしいし、文句のひとつくらい言いたいです」
どうすっかなぁ・・・
ごねようと思ったけど何か無理っぽいなぁ。
謝ってもらっても何も変わんないし、生き返るわけでもないしなぁ。
マジで詰んだなコレ。
「では、本人を呼ぶので少しお待ちください」
何にもいい案が浮かばない。もう素直に次の人生送るか?
綺麗な女神様も拝めたし、これ以上言っても無駄っぽいしなぁ・・・
せめて次の人生も普通に過ごしたい。チートとかなくても普通に過ごしたいな。
「天地さん、お待たせしました。この二人が今回の件の当事者達です」
「ソラールと言います。運命部門の天寿係を担当しています。このたびは私のミスでご迷惑をお掛けして本当に申し訳ありませんでした」
「アイビーです。同じ部署です。すみませんでしたー」
青い髪にちょっと垂れた優しそうな目。ティニーさんほどじゃないけど美人だな。
ソラールさん、許しましょうとも。そんな辛そうな顔は似合いませんよ。
だがアイビー、お前はダメだ。
これはアレだろ。上司に怒られて仕方なく謝ってるだけだろ。
不貞腐れてるのを隠してねぇし!
その黄色い髪を掴んでぶん投げてぇ!
「えっと・・・アイビーさんでしたよね?さすがにその態度はちょっと・・・」
「えぇ?だってワザとじゃないし~。ちゃんと謝ったからいいでしょう?ほら、ティニー様から散々怒られたし、もう勤務時間終わるしいいじゃない」
「ちょ、アイビー!何言ってんのよ!」
よぉしアイビー、その喧嘩買った!
多分、俺が死んだのもコイツのせいだろ。ソラールさんは巻き込まれただけだろコレ。
アイビーは間違いなく駄女神だろコレ。
そっちがその気なら・・・
「ティニーさん、申し訳ないが転生はしません」
「転生しないという事は通常の人と同じように休息期間を経てって事ですね?分かりました。そのように手続きされていただきます」
「いやいや、そうじゃなくて転生自体しません」
「・・・は?」
「さっきまではもう転生してもいいかな~なんて思い始めてたんですけどね、気が変わりました。主に黄色い髪の女神様の態度でそう決めました。はい」
「あの・・・天地さん?」
「決めました!」
ティニーさんとソラールさんが困惑してる。何かごめんね。
でも、今も[我関せず]って態度をしているアイビー見てるとイラっとするんだもん。
仕方ないよね。うん。
改行とか色々おかしいなぁ
時間があるときにでも直します。読みづらくてすみません。