プロローグ
のんびり・まったりと進めて行く予定です。
生暖かい目で見てやってください(´・д・`)
「・・・ねぇ、交代まであとどれくらい?」
「ちょっと、真面目に仕事してよ。交代までまだ2時間はあるわよ」
「うぇ~・・・まだ2時間もあるの?早く帰りた~い!」
ここはいわゆる【天界】と呼ばれる場所である。
彼女達は[運命の女神]が管理する部署に所属している。
そこで働く末端の女神アイビーは勤務の交代時間がまだ残っていることにうんざりしていた。
[運命の女神]が管理している仕事のひとつに人間の寿命の管理がある。
まぁ簡単に言えば寿命を終えた人間を天に迎えるのだ。
「仕事終わったら今日は新しいスイーツ食べに行きたいのよね~。あ~早く終わんないかなぁ」
「アンタね、仕事に集中してないといつか大きなミスするわよ」
「大丈夫大丈夫~」
同僚であるソラールの忠告もどこ吹く風、アイビーは手に持っている水晶をぽーんと上に放り
それをキャッチしていた。誰がどう見てもやる気のない駄女神である。
「あ、そろそろ時間ね。アイビー、[お迎え]するから邪魔しないでよ」
「ほいほ~い」
ソラールの言葉に適当な返事をしながら、また水晶をぽーんと投げた・・・が。
「あ・・・」
アイビーは投げた水晶を取り損ねた。
そしてその水晶は寿命を終えた人間を[お迎え]するために機器を操作していたソラールの腕に当たった。
「あーーーーーーー!!!!!!」
ソラールの大絶叫が天界全体に響き渡った。