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特殊書籍研究所  作者: 飛べない豚
35/39

魔石ポケット (未完)

いま何冊目かを数えるのをやめています。

魔石ポケット

僕がこの能力に目覚めた後、13歳で受けた職業認定では『粗探し』という診断結果だった。

周りからは「ろくなことにならない」と心配されたり、警戒されたりしたが、僕はその本当これはほぼまとまらないメモみたいなものですが、いちおう修正点があったら修正してキャンバスに貼って、発展の可能性のヒントを貰えたら嬉しいです。↓


「粗探しの職業認定』


 13才のときの職業認定が『粗探し』だったので、みんなから警戒され、将来は碌な者にならないとまで言われた。


 露店のリンゴ売りからリンゴを買おうとして、お金が足りなかったが、虫食いのリンゴを見つけ、安くしてもらって買った。


 そのときに粗探しの本当の意味が分かったのだ。


 なにかの欠陥があって、低い評価を貰っているが、それ以外では問題ないものを見つける能力ということだ。


 最初は果樹園に行って、はねものの果物をより分けて譲ってもらい、それを安価に売っていた。


 鑑定士の下位互換の粗探しだが、とうとうマジックバッグの欠陥品を見つけた。


 収納できるが取り出せない魔法バッグ。


 


 マジックバッグは収納はできるが、出庫ができない。


 財産をすべてつぎ込んだのに、中身を取り出すことが出来なくなって、失意のうちに死んだ貴族の老人が残した欠陥品の魔法バッグ。の意味をすぐに理解した。

欠陥があるために低い評価を受けているが、それ以外では問題なく機能するものを見つける能力。それが僕の『粗探し』という能力だった。


最初は、露店のリンゴ売りからリンゴを買おうとして、お金が足りなかったときに、虫食いのリンゴを見つけ、安くしてもらったことで、この能力の真価に気づいた。

その後は、果樹園に行ってはねものの果物をより分けて譲ってもらい、安価に売ることで生活の足しにしていた。

鑑定士の下位互換のような地味な能力だと思っていたが、ある日、とある欠陥品を見つけた。

それは、収納はできるが取り出すことができないという、欠陥品のマジックバッグだった。


財産をすべてつぎ込んだのに、中身を取り出すことが出来なくなって、失意のうちに死んだ貴族の老人が残した欠陥品の魔法バッグ。

僕の能力は、このマジックバッグの唯一の欠陥である「取り出せない」という点を見抜いたのだ。



薫は本を閉じてからコメントを書き、それから次の本を開いた。

読んで下さってありがとうございます。

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