児童販売機 (未完)
この短い物語は24冊目の特殊書籍です。
交通事故で両親が死んだ。
引きこもりニートの俺が一人この家に残された。
少し遅い夕食にカップラーメンを食べてベランダの方を見ると、何かが庭の方で光った。
庭に出て見ると、盥くらいのUFOが不時着していた。
そこから猫くらいの大きさの透明なクラゲ生物が這い出て来て、俺の体に向かって飛んで来た。
避ける暇もなく顔にぶつかると思ったら、何の衝撃もなくスーッと俺の脳の中に透過して入り込んだ。
「えっ?」
『ここは君たちの言い方で地球と言う惑星らしいな。失礼銀河宇宙の外から来た知的生命体のアルファというものだ……とりあえずそう名乗っておこう』
そして俺の脳の中に入り込んだクラゲは直接俺の頭の中に語り掛けて来た。
『わが種族は絶滅の危機に晒されている。そこで地球人の雄である君に頼みがある。君の精子の中にわが種族の種を仕込むので、できるだけ沢山の雌に種付けをしてほしい』
そんな無茶な。第一、俺は彼女いない歴=年齢だし。いまだに童貞なんだ。頼む相手を間違えているぞ。
薫は「えっ?」と言って、何度もページをめくってみた。しかし書かれていたのはそれだけだった。第一題名と内容の関わりがわからない。それでも、薫はその関りが繋がるようにコメントを苦労して書いた。その後女神に渡すと溜息をついてから25冊目を手に取った。
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