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特殊書籍研究所  作者: 飛べない豚
25/39

砂楼院(さろういん)須貞樹(すていき) (未完)

この物語は22冊目の特殊書籍です。


 砂楼院さろういん須貞樹すていきは74歳の年金生活者だった。現役時代は公務員で、平凡な生活をしていた。だが、退職間近に前立腺癌で全摘手術を受け、その後糖尿病になり高血圧、高脂血症、胃腸炎などを併発して薬漬けの毎日だった。さらに60代半ばに右膝内側後部の半月板を損傷したが、そのときかかった医師が人工関節手術の専門医だったため、そっちの手術を勧められたため、それ以来病院に行っていない。もちろん簡単な半月板の手術も受けてないまま、足をやや引きずるようにして歩いている。

 そんな彼が少しでも運動をと、近所をゆっくり歩いていると、後ろから威勢のいい掛け声と共に高校生らしい部活動のランニング一行がやって来た。陸上か何かの選手たちなのだろう。男女交えたジャージ姿の若者が須貞樹を追い抜き始めたとき、歩道の路面が光った。


 毎朝須貞樹は体がけだるくなかなか起きられない。だがなんとか体を起こしてみると、なんだか様子がおかしい。ここは布団の上じゃなくて、石でできた床の上だった。

 そういえば自分は散歩の最中で高校生のランニングと行き会ったときに路面が光って気を失ったのだと思い出した。

 周りには先ほどの高校生たちがいて、なにやら中世の西洋社会のようなドレスを着た少女と話している。つまり須貞樹が一番後に目を覚ましたらしく、話は途中から聞いたことになる。

「いえ、あなたたちはこちらに召喚されるときに特別な能力を授けられている筈です。ステータス・オープンと唱えてください」

 ドレスの少女がそう言うと、高校生たちは口々に『ステータス・オープン』と唱えている。

 自分もつらされて同じく唱えると、目の前の空中に四角い画面が浮かんで来てなにやら文字列が見えた。

 砂楼院須貞樹

 74歳 男性

 巻き込まれた異世界人

 各数値は平均を下回る

 スキル:W$#BB&&

「えっ、スキル?」

 と須貞樹が驚いたとたん、スキルのところの文字化け部分が消えて、

 スキル:なし

になった。

「えっ、えっ、えっ?」

 そして喉から胸の真ん中に向かってなにかビー玉くらいの固まりが飛び込んだと思うと、それがまるでミニサイズのウナギが暴れまわっているような感覚になった。

「うぉおおっ」

 須貞樹は胸の辺りを思い切り拳で叩くと、それは大人しくなった。

「何をやってるのですか?」

 ドレスを着た金髪碧眼の少女が流ちょうな日本語で言って近づいて来た。

 そして須貞樹のステータス・ウィンドーをのぞき込むと、目を見開いた。

「こ……これは?」

 そして少女は気の毒そうな顔を向けて言った。

「あなたの場合は……体の弱いただのお年寄りにすぎません。もちろん、魔王を倒すなどという仕事は無理です。勇者の皆さんが討伐を終えるまでこのお城で休養してもらうようにしましょうか?」

 この時、須貞樹は孫がいつか話していたライトノベルのストーリーを思い出した。

 つまり自分は異世界に勇者召喚される際に巻き込まれたのであって、この少女は多分召喚した側の王女様なのだろうと。

「王女……様? それでは申し訳ないので、町の方で儂でもできるような仕事を探して稼ぎながら待つことにします」

 その結果、須貞樹は当分暮らせるようなお金とか着替えの服を持たされて城を出ることになった。

 早速彼が足を向けたのは、異世界のハローワークと言われる冒険者ギルドだった。

 自分の孫ほども若い受付嬢が説明してくれた。

「お爺ちゃん、あなたの場合は市内の雑役仕事で、それほど体に負担がかからない仕事が良いと思いますよ。そうですね、あまりみんなが希望しなくて多少汚れ仕事になるんですが……下水道処理関係が人手不足なので、そこはどうでしょう?」

 一応冒険者登録をした後、クエストについて質問したら、不人気だがライバルが殆どないからゆっくりマイペースでできると推薦してくれた。

 行った場所は『王都下水処理事務所』だった。青白い顔の事務員が一人いて、須貞樹が行くと、立ち上がって現場に案内してくれた。

 まず、巨大な風呂桶のような四角い水槽があり中には回転羽根のようなものが何列にも並んでいた。

「この中に捕獲したスライムを入れて細胞を砕いて、下の水槽に流すんだ。核の方はこっちの方から出て、スライムの糞はこっちの汚泥桶に溜まることになる。それとこっちに来てくれ」

 係員の後について行くと、四つの水槽がある。

「A槽、B槽、C漕、D槽だ。全部にスライムが入っている。この四つの槽のうち水が透明になったところから、網を使ってスライムを掬って、粉砕槽に入れて殺処分するんだ。そうすると中の水は下水に戻され代わりに濁った黒い水が入って来る。今説明した作業は急がなくても良いが、全く手を付けないでいると、下水道がスライムで一杯になって詰まってしまう。そういうことだ」

 それから係員は下の槽に案内した。

「砕いた細胞が集まるここはゼリー槽で、砕いた核が入るここが核槽、スライムの糞が溜まるここが汚泥槽だ。ゼリー槽の中身は家畜の飼料で汲み桶一杯銅貨5枚、核槽の破片は魔力肥料、汚泥は総合肥料としてどれも汲み桶一杯銅貨5枚で売る。その収入はあんたの物だ。その他にわずかだが日当が当たる。以上だ」

 係員はそこで立ち去ろうとするが、立ち止まって付け加えた。

「スライムの粉砕槽のそばに寄ると魔力酔いになって気持ち悪くなるから、機械が動いているうちはなるべく近づかない方が良い」

 須貞樹は粉砕槽を見て、係員を呼び止めた。

「このハンドルは何のためにあるんですか?」

 須貞樹は粉砕槽の側面についている大きなハンドルを指さした。

「ああ、それね。それを使うと魔石代が浮くから手当を弾むよ。つまり手動で動かす場合のハンドルさ。誰も使わないけどね。魔力酔いのもとになるから」

「さきほどから言う、魔力酔いってなんですか?」

「一応スライムは魔物だから殺すと経験値になって魔力が殺した者に移って来る。でもこれは連続して大量に殺すから魔力がいっぺんに流れ込んで体が処理しきれなくなって酔ってしまうんだ。それが魔力酔いって奴だ」


 須貞樹は魔石動力で動かさずに手動で回すことにした。網を使ってAB槽からスライムを掬うと粉砕槽に入れハンドルを回す。最初は重かったけれど回転し始めるとそれほど力はいらない。

 すると粉砕槽からスライムの悲鳴のようなものが聞こえて、そこから温風のようなものが体に向かって吹き付けられる感覚に襲われる。どんどんそれが体の中に入り込み何か酒に酔ったような気分になる。ああ、これが魔力酔いってやつかと彼は思った。

 とその時胸の中のウナギのようなものが目覚めて魔力を吸い込み始めた。

「なに?えっ、なになに?」

 全身を包んでいた酔いのようなものはいっぺんに覚めて、代わりに胸の奥のウナギが魔力の風を吸い込み始めた。そうすると次には胸の中央からお湯のような温かい流れが湧き出て全身の隅々にまで広がって行くのだ。やがて全身が薄荷風呂に漬かったようになり、温かくて同時に涼しいようなスースーした感覚に包まれる。

 そうこうしながら網で掬っては粉砕槽に入れてハンドルを回すのを繰り返して行くうちに、脳内アナウンスが流れた。

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

 …………

 …………

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がって条件が満たされましたので、潜伏スキルが解放されます』

『スキルコピーが


砂楼院さろういん須貞樹すていき

 砂楼院さろういん須貞樹すていきは74歳の年金生活者だった。現役時代は公務員で、平凡な生活をしていた。だが、退職間近に前立腺癌で全摘手術を受け、その後糖尿病になり高血圧、高脂血症、胃腸炎などを併発して薬漬けの毎日だった。さらに60代半ばに右膝内側後部の半月板を損傷したが、そのときかかった医師が人工関節手術の専門医だったため、そっちの手術を勧められたため、それ以来病院に行っていない。もちろん簡単な半月板の手術も受けてないまま、足をやや引きずるようにして歩いている。

 そんな彼が少しでも運動をと、近所をゆっくり歩いていると、後ろから威勢のいい掛け声と共に高校生らしい部活動のランニング一行がやって来た。陸上か何かの選手たちなのだろう。男女交えたジャージ姿の若者が須貞樹を追い抜き始めたとき、歩道の路面が光った。


 毎朝須貞樹は体がけだるくなかなか起きられない。だがなんとか体を起こしてみると、なんだか様子がおかしい。ここは布団の上じゃなくて、石でできた床の上だった。

 そういえば自分は散歩の最中で高校生のランニングと行き会ったときに路面が光って気を失ったのだと思い出した。

 周りには先ほどの高校生たちがいて、なにやら中世の西洋社会のようなドレスを着た少女と話している。つまり須貞樹が一番後に目を覚ましたらしく、話は途中から聞いたことになる。

「いえ、あなたたちはこちらに召喚されるときに特別な能力を授けられている筈です。ステータス・オープンと唱えてください」

 ドレスの少女がそう言うと、高校生たちは口々に『ステータス・オープン』と唱えている。

 自分もつらされて同じく唱えると、目の前の空中に四角い画面が浮かんで来てなにやら文字列が見えた。

 砂楼院須貞樹

 74歳 男性

 巻き込まれた異世界人

 各数値は平均を下回る

 スキル:W$#BB&&

「えっ、スキル?」

 と須貞樹が驚いたとたん、スキルのところの文字化け部分が消えて、

 スキル:なし

になった。

「えっ、えっ、えっ?」

 そして喉から胸の真ん中に向かってなにかビー玉くらいの固まりが飛び込んだと思うと、それがまるでミニサイズのウナギが暴れまわっているような感覚になった。

「うぉおおっ」

 須貞樹は胸の辺りを思い切り拳で叩くと、それは大人しくなった。

「何をやってるのですか?」

 ドレスを着た金髪碧眼の少女が流ちょうな日本語で言って近づいて来た。

 そして須貞樹のステータス・ウィンドーをのぞき込むと、目を見開いた。

「こ……これは?」

 そして少女は気の毒そうな顔を向けて言った。

「あなたの場合は……体の弱いただのお年寄りにすぎません。もちろん、魔王を倒すなどという仕事は無理です。勇者の皆さんが討伐を終えるまでこのお城で休養してもらうようにしましょうか?」

 この時、須貞樹は孫がいつか話していたライトノベルのストーリーを思い出した。

 つまり自分は異世界に勇者召喚される際に巻き込まれたのであって、この少女は多分召喚した側の王女様なのだろうと。

「王女……様? それでは申し訳ないので、町の方で儂でもできるような仕事を探して稼ぎながら待つことにします」

 その結果、須貞樹は当分暮らせるようなお金とか着替えの服を持たされて城を出ることになった。

 早速彼が足を向けたのは、異世界のハローワークと言われる冒険者ギルドだった。

 自分の孫ほども若い受付嬢が説明してくれた。

「お爺ちゃん、あなたの場合は市内の雑役仕事で、それほど体に負担がかからない仕事が良いと思いますよ。そうですね、あまりみんなが希望しなくて多少汚れ仕事になるんですが……下水道処理関係が人手不足なので、そこはどうでしょう?」

 一応冒険者登録をした後、クエストについて質問したら、不人気だがライバルが殆どないからゆっくりマイペースでできると推薦してくれた。

 行った場所は『王都下水処理事務所』だった。青白い顔の事務員が一人いて、須貞樹が行くと、立ち上がって現場に案内してくれた。

 まず、巨大な風呂桶のような四角い水槽があり中には回転羽根のようなものが何列にも並んでいた。

「この中に捕獲したスライムを入れて細胞を砕いて、下の水槽に流すんだ。核の方はこっちの方から出て、スライムの糞はこっちの汚泥桶に溜まることになる。それとこっちに来てくれ」

 係員の後について行くと、四つの水槽がある。

「A槽、B槽、C漕、D槽だ。全部にスライムが入っている。この四つの槽のうち水が透明になったところから、網を使ってスライムを掬って、粉砕槽に入れて殺処分するんだ。そうすると中の水は下水に戻され代わりに濁った黒い水が入って来る。今説明した作業は急がなくても良いが、全く手を付けないでいると、下水道がスライムで一杯になって詰まってしまう。そういうことだ」

 それから係員は下の槽に案内した。

「砕いた細胞が集まるここはゼリー槽で、砕いた核が入るここが核槽、スライムの糞が溜まるここが汚泥槽だ。ゼリー槽の中身は家畜の飼料で汲み桶一杯銅貨5枚、核槽の破片は魔力肥料、汚泥は総合肥料としてどれも汲み桶一杯銅貨5枚で売る。その収入はあんたの物だ。その他にわずかだが日当が当たる。以上だ」

 係員はそこで立ち去ろうとするが、立ち止まって付け加えた。

「スライムの粉砕槽のそばに寄ると魔力酔いになって気持ち悪くなるから、機械が動いているうちはなるべく近づかない方が良い」

 須貞樹は粉砕槽を見て、係員を呼び止めた。

「このハンドルは何のためにあるんですか?」

 須貞樹は粉砕槽の側面についている大きなハンドルを指さした。

「ああ、それね。それを使うと魔石代が浮くから手当を弾むよ。つまり手動で動かす場合のハンドルさ。誰も使わないけどね。魔力酔いのもとになるから」

「さきほどから言う、魔力酔いってなんですか?」

「一応スライムは魔物だから殺すと経験値になって魔力が殺した者に移って来る。でもこれは連続して大量に殺すから魔力がいっぺんに流れ込んで体が処理しきれなくなって酔ってしまうんだ。それが魔力酔いって奴だ」


 須貞樹は魔石動力で動かさずに手動で回すことにした。網を使ってAB槽からスライムを掬うと粉砕槽に入れハンドルを回す。最初は重かったけれど回転し始めるとそれほど力はいらない。

 すると粉砕槽からスライムの悲鳴のようなものが聞こえて、そこから温風のようなものが体に向かって吹き付けられる感覚に襲われる。どんどんそれが体の中に入り込み何か酒に酔ったような気分になる。ああ、これが魔力酔いってやつかと彼は思った。

 とその時胸の中のウナギのようなものが目覚めて魔力を吸い込み始めた。

「なに?えっ、なになに?」

 全身を包んでいた酔いのようなものはいっぺんに覚めて、代わりに胸の奥のウナギが魔力の風を吸い込み始めた。そうすると次には胸の中央からお湯のような温かい流れが湧き出て全身の隅々にまで広がって行くのだ。やがて全身が薄荷風呂に漬かったようになり、温かくて同時に涼しいようなスースーした感覚に包まれる。

 そうこうしながら網で掬っては粉砕槽に入れてハンドルを回すのを繰り返して行くうちに、脳内アナウンスが流れた。

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

 …………

 …………

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がりました』

『レベルが上がって条件が満たされましたので、潜伏スキルが解放されます』

『スキルコピーが解放されます』

『スキル:カメラアイが解放されました』

『スキル:フォートハンドが解放されました』

 須貞樹はしばらく茫然としていたが、体の変化に気が付いた。

 まず、足を引きずって歩いていた右膝が軽い。試しに軽くジャンプしてみると、痛みは全くない。次に、いつも飲んでいる薬を思い浮かべた。

 胃腸炎、高血圧、高脂血症、糖尿病の症状……そして、前立腺癌で全摘手術を受けたはずの前立腺の違和感が一切ない。胸の中のウナギが魔力を吸い込み、温かい流れを全身に巡らせたことで、体の悪い部分がすべて改善されたかのようだった。

 そういえば、孫が言っていたライトノベルの知識では、スキルは魔物から受け継がれることがあるらしい。須貞樹はふと、何百体と粉砕したスライムの中に、たまたま特別なスキルを持つ個体がいたのだろうか、と考えた。そして、それが文字化けしていたスキルの正体で、魔力を大量に吸収したことでそのスキルが覚醒し、さらに「カメラアイ」と「フォートハンド」という新しいスキルまで手に入ったのかもしれない。

 

 彼は早速、粉砕槽の横にある作業日誌を手に取った。

 まず、日誌に書かれているスライムの解体方法のイラストを凝視し、次に日誌の空いたスペースに、思い出したイラストをペンで書き写す。すると、頭の中に鮮明に記憶された情報が、手の動きに同期するような感覚があった。そして、そのイラストが完成した瞬間、彼の視界に新たな情報が表示された。

 『スキル:フォートハンドによって、イラストの精度が向上しました』

 そのイラストは、元の日誌のイラストよりも遥かに精緻で、立体的にさえ見えた。

 次に彼は、街で見た受付嬢の似顔絵を描いてみた。彼女の元気な姿を思い浮かべながらペンを走らせると、彼の心の中で「この受付嬢がもっと元気になるように」と願う気持ちが湧き上がってきた。その念が込められた絵が完成した瞬間、微かに絵が光った。

 『スキル:フォートハンドがレベルアップしました』

 どうやら、彼のスキルは単に精緻な絵を描くだけではなく、念じることで対象に何らかの影響を与えることができるようだ。



薫は21冊目の本を閉じて、その続きに必要な助言をコメントに書いた。そして目が覚めていた転生神に手渡した。

「お加減は大丈夫ですか?疲れているようですけど……」

「うふふぜ―――んぜん、大丈夫よぉぉ!」

「そうですか、それは良かった」

「そんなことより、次は23冊目よね、がんばって」

薫は22冊目の本を手に取って開いた。今度はどんな物語か?


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