特殊書籍研究所

最初に。これは未完の短編集で読者のリアクションによって、完成されて行く仕組みになっています。

主人公の倶流薫は、ある日「羽浦特殊書籍研究所」という怪しい場所で、住み込みのアルバイトを見つけます。研究所の正体は、外見からは想像もつかないほど広大な、異世界へと続く図書館でした。そこで彼を待っていたのは、自らを「転生神」と名乗る美少女の所長。彼女は料理が全くできないため、薫の生活能力が採用の決め手となります。
薫の仕事は、この研究所に保管されている「特殊書籍」を読むことでした。これらの書籍は、異世界で生きる人々の人生の記録であり、所長はこれらの物語の続きをより面白くするため、薫の感想を参考に、本人たちの夢に干渉しているのです。
この特殊書籍の一つ一つがオムニバス方式で種解されますが、すべての物語が人生の途中の記録なので完結していません。続きは投稿した後に読者のリアクションまたは感想によって続きが書かれ完結して行きます。