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異能は無能  作者: 単
1/3

異能は無能:人生何が起こるか分からない。価値は誰が決めるもの?

 この世界には色んな種族が共存している。人族、魔族、精霊族、そこからさらに枝分かれして細かく種族が分かれている。だからいろんな価値観があって、文化があって、能力があって、職業があって、どこにも正解はなくて、そんな世界に私は生まれた。

 この世界には色んな種族が共存している。人族、魔族、精霊族、そこからさらに枝分かれして細かく種族が分かれている。だからいろんな価値観があって、文化があって、能力があって、職業があって、どこにも正解はなくて、そんな世界に私は生まれた。



「申し訳ありません。」


「謝って済むなら警察も何もいらねぇんだよ!ほんっとにお前使えね―なあ?どうしたらそんなんで生きてこれたんだあ?あぁ?」

そう言って机に書類を叩きつける。

「申し訳ござい…」

「もう聞き飽きたってんだよ!もういいさっさと仕事やれ!無能人間が!」

そう言ってシッシッと手で追い払うのは私の会社の上司。精霊族から分岐したイチョウの木の精霊の純血である。




俯いたまま、黙って自分のデスクに戻る私を道中の同僚が嗤う。

「またあいつだわ。無能な人族が身の程を弁えないで、こんなところにいるからだ。」

「ちょっと!無能を自覚してたらいつまでもここにいるわけないじゃない!」

「それもそうか!謝ることしかできないんだもんなぁ。はっはっは!」



聞こえてる。

いや、聞こえるように言っているのか。社会に出ても、結局はどこも似たようなもんだな。


この会社は世界の縮図そのものである。

魔族や精霊族は魔法や突出した感覚、そのどれもが人族の遥か上をいっており、どこにいっても人族は無能と蔑まれる事が多い。特に私のような純血はそうだ。

人族の中にも異能に目覚める人は結構いるが、活躍できる人は極少数だ。かく言う私も一応は異能持ちである。


だが、先述の通り全ての異能が重宝される訳ではない。魔族や精霊族を超える力でもがあれば話は別だが…無能な異能は私が良い例だ。


初投稿です。

3,4個同時にちょっとづつ書いているので更新ペースは牛以下です。

誰かがちょっとでも面白いな、と思っていただければ満足です。

宜しくお願いします!

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