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人間に色が見えるワケ
ちょっと脱線して、そもそも人間は「色」をどうやって感知しているのか、について。
人間の目玉の裏側には光を感知する細胞がCMOSよろしく並んでいますが、うち、明るい所で光を感知する錐体と呼ばれる視神経には3種類あり、それぞれ感度が最大となる波長が異なります。B錐体は430nmに、G錐体は530nmに、R錐体は560nmに感度のピークがあり、それらの錐体が受けた刺激の比率で人間は色を判断しています。
ここで、G錐体とR錐体のピーク波長が近いことが気になった人はスルドイ!
元々人間のご先祖様は夜行動物だったため、色の感知は必要なく、錐体は2種類だったらしいのです。哺乳類の中から霊長類が出てきて昼の世界に進出した時に、G錐体をR錐体から無理矢理作り出した、というあらすじが現在の主流の見解です。
ちなみに、哺乳類と異なりずっと何億年も昼の王者だった恐竜、現在では鳥と呼ばれるヤツらはこの錐体が4種類あり、しかも感度のピーク波長がほぼ等間隔となっていることで、見える波長の範囲が人間より広く、人間には見えない紫外線まで見えるそうです。




