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グリーンフラッシュ

 空気の澄んだ南の島などで太陽が地平線に沈む瞬間、一瞬緑色に光ることがあります。この現象をグリーンフラッシュと言います。この現象を見れた人は一生幸せになれるといわれるほど、滅多にみられない現象です。


 グリーンフラッシュの原理は簡単です。日没時は地球の大気層に対して太陽光が斜めに差し込むので、大気層がプリズムとなり、太陽が色により分離して見えるのです。


 地上側から見ると、太陽が、赤が下に青が上にずれて見え、太陽の赤い部分が先に地平線に沈みます。元々太陽は黄色……と、言いますか、人間が見える範囲の色が全て合わさった白に近い色ですが、そこから赤い成分だけが消えるため、白から赤を引いた緑に太陽が輝くのです。(厳密に言うと夕焼けの赤も話に入ってくるのですが、むだに話が込み入る※のでまあおおよそこんな感じってことで)


 こんな単純な現象がなんで滅多にみれないかというと、空気がちょっとでもにごっていると光がにじんでしまって太陽の赤い成分がちゃんと分離しないためです。例えば東京都心部では、湿度が高いので空気中に小さい水滴がふわふわ浮いており、光がにじんじゃって全然ダメです。いろいろとチリも浮いてるし。


 同じ東京でも小笠原辺りまで行けば、運が良ければグリーンフラッシュが見られるそうですよ。(私はまだ見たことないですが)



*** むだに話が込み入った説明バージョン ***


  夕焼けの太陽が赤いのは、太陽が青い光を失ったためです。この青い光を失う話は、後の回で書くつもりです。太陽の色は前述のとおり人が見える範囲の色が全て混じった色です。グリーンフラッシュ時は、まず夕焼けで青い側の光を失った太陽が、地平線で赤い側の光も隠される為、結果的に緑だけが残るという次第です。……そんなに込み入ってない?

 

 小説「埼玉県民のための異世界入門」を書いたとき、埼玉な雰囲気を出すために(どんな雰囲気かは不明)埼玉関連トリビアを小説内にちりばめてみたのですが、それはそれで楽しかったので、豆知識部分を独立させてみることにしました。

 

 豆知識ネタだとここのサイトの趣旨とはちょっと違うかも、と、ちょっと悩んだのですが、まあエッセイということでお許しくだせえ。

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