01.小説家だって遅れます
19○○年△月□日
水月 麗誕生
20××年○月△日
麗・小学校の入学
20△△年□月○日
麗・小学校卒業
20□□年×月◎日
麗・中学校入学
そして
20□□年◎月□日
麗・小説家になる
通称、夏目 春花こと
水月 麗です。
15歳の中学2年生の小説家です
私は中学2年生成り立ての時、小説を書いて
いた。
それがどういうわけか、[小説家新人賞]と
いうのをもらって小説家になりました。
そして、デビュー作の「遊戯と魔法」というのが大ヒットし、今では人
気ベスト3位に入る位らしい。
「……そして夏奈は雄馬
に…」
最近ネタが無い…。
さすがファンタジーと言うべきなのか、さす
が小説いうべきなのか。
PRRRRR…PRRRRR…
「…あ…」
締め切り今日だっけ…。
絶対島崎さんだ…
通称、島崎さん
島崎 紅
私の担当さん。自分の事はよく忘れるのに人の事はよく覚えてる性格。
「は、はい…」
「ちょっと夏目さん⁉締め切り今日ですよ!
何してるんですか。……まさか忘れた訳じゃ
ないですよね」
…完璧に忘れてました。
すみません、島崎さん
「いや、忘れた訳ではないのですが…」
「……明日、早朝8時までにもってきてくだ
さい。」
ピー…ピー…ピー……
……普通に切られてしまった…
まあ島崎に反抗すると何をして来るか分から
ないから…
数日前ー…
『ま、また忘れたんですか⁉これで2回目で
すよ⁉』
『す、すみません…』
『本当にもう…次やったら…』
……な、何を言われるんだろう
『小説家人生終わりと思ってくださいね』
な…なっ…お、おぉ…なんか今雷が落雷した
…
「というか…」
明日締め切りとは…
……実はまだ下書きも終わってなかったりし
て…。
…………テヘ
というわけで、徹夜地獄。
スタートです。