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ディストピア

作者: 歌川 詩季

 よくわからない世界観(笑)

 左肩 いつだって乗っけてた

 相棒はイマジナリー

 ひとりきり じょうずにできるたびに

 ご褒美をくれてたの


 壁当ての100球で

 ウィニングボールを部屋に飾るから

 からっぽの写真立て置けないや


 眠るとき おやすみなさいすれば

 天井(てんじょう)が聞いてるし

 ちっちゃくね いただきますしたあと

 でっかくごちそうさま


 あいさつを忘れなきゃ

 世界はあたしを見捨てないはずと

 知ってる わかってる 平気だよ


 満員電車に運ばれてディストピア

 ゾンビがタカ産むのを待ってはられない

 オアシス()れたアスファルト砂漠

 ちからこぶのラクダを乗り継いだら

 たどりつけるかな? だとしても

 きっと あたし向けの楽園じゃないよね



 左胸 ずきんとうずくなんて

 痛むより驚きだ

 ひとりごと 鼻歌に絡まった

 メロディが好きなのに


 あいのてを忘れてちゃ

 山彦 悲しく右往左往じゃん

 バスタブのステージ ソロライヴ


 匿名希望が()すみつくディストピア

 昆布で出汁(だし)とりかた知らずに肉じゃが

 駄菓子屋のばあちゃんいないセルフレジ

 宝物の()()を示す地図を

 握りしめてたさ だとしたら

 もしや あたし宛ての手紙とかじゃないわね

 駄菓子屋がセルフレジは、寂しいね。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
 とても孤独を感じる詩だなあ、と思いました。  街と云うディストピアが、電車の窓から見える景色みたいに自分を素通りしていく、そんな感じです。  淋しいけど、誰に言えばいいのか解らない。  それでも誰か…
セルフレジ(笊)な駄菓子屋はむかぁ〜しあったやで
セルフレジの駄菓子屋はディストピアな気がしました。 ありそうではあるんですが…(^_^;
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