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49歳  作者: 花水木
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中学~高校期

暗黒の12年間が過ぎて、いつかそんな生活に終わりが来るのか?というとそんなはずはなかった。

相変わらず、母の前では「いい子ちゃん」。

学校には居場所がない。

父の目からは避けようとする。

今思えば、よくぐれなかったものだ。

いやぐれる勇気がなかったのかもしれない。

その頃からか、自傷行為をするようになった。

手で手首を切る、自分の首を絞める、そんな些細なことで死ねるわけはないが習慣化していた。

息をするだけの毎日を何年過ごしたろう。

高校3年の時に進学の話が出た。

これは親元を離れるチャンスじゃないかと思った。

自由になれる。

本当の自分に出会える。

かすかな希望を胸に必死に勉強し、大学に合格した。

4月からは夢の一人暮らし。

そう思っていた。

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