お姫様抱っこと名前
全話の誤字と状態異常を変更しました。
プラスヒロイン登場〜!
双子ちゃんのスカートの中覗いてみよかな?
...冗談やぞ?
そや、この子らが寝てるうちに周辺の探索をしとこかな?
もしかしたら宝箱があるかもやしな。
そういう事で探索開始〜。
・
・
・
ダメや、辺りが暗すぎて端っこが全然見えへん。部屋の中心はまだ見えるんやけど。まぁそういうとこ除けば殆ど探したけど特に何もない広いただの部屋やったわ。
そろそろ探検して1時間くらいたったし、この子らも目が覚める頃かな?
「うーん」
「ここは?」
噂をすればやな。
「ここはダンジョンの5層の中ボスのを倒したところにある隠し部屋や。そんな事よりお前ら大丈夫か?足折れとるし」
「え?ぐぅぅぅ!」
「ぐぎぃぃ、なんでこんなことになってるのぉ!」
「おいおい、今気づいたんかい。さっきまで全然痛なさそうやったのに」
「だって...」
「見てしまったら痛くなるものじゃない!」
そういうもんか?
「取り敢えず今は治療出来んからダンジョンの外まで運ぼか」
「どうやって運んでくれるの?」
「...両脇に抱えて?」
「もっと大事に扱いなさいよ!」
「私達は女の子なんだよ?」
「じゃあどうしろと!?」
「お姫様抱っこで?」
「そんなんやってられっかい!問答無用!」
両脇に抱えてダーッシュ!お姫様抱っこなんてやってたら、帰ってた時には部屋が無くなってるなんて事もあるかもやからな!
「きゃぁぁ!」「ほんとに女の子だと思ってる〜!?」
「関係ナッシーング!」
おんどりゃぁ!両腕重ぇぇ!?まぁそんな事も言ってられやんからな。頑張るけど...
・
・
・
やっと外や。ここまで長かった...
明るくなったとこでよぅ見てみるとこの2人、貫頭衣みたいなん着てるだけで他に靴もなんも着てないやん!
ドスン!
「いった〜。もっとゆっくり下ろしなさいよ!こっちは足が折れてんだからね!」
「おぉ、すまんかったな」
実際腕が限界やったんや!とは言えんよな、かっこ悪いし...
「それで?なんであたしたちの足が折れてるの?」
「もちろん教えてくれるよね?」
「うーん。それはな、さっきの部屋で2人とも状態異常の精神崩壊って言うのになっててな〜。それで一旦僕が攻撃されへんように両足を折って行動不能にしたんや」
「じゃあお前が!」
「許しがたい...!」
「緊急事態やったんや、許してくれ。あ、名前で思い出した。あんたらの名前は?」
「あたしの名前は...あれ?何だっけ?」
「何言ってるの姉さん、先に言うよ?私の名前は...あれ?何で?」
「うーんやっぱり?ステータス見てや。あんたらの名前、消えとんぞ?」
「え、そんなはずはないじゃない。ステータスの名前は1回決めたら例外を除いて変わらないはずよ」
「ステータス...姉さんも名前の欄見てみて。」
「...何これ!名前がない!?」
「まぁ、そういう事やな。元から無いんか、それとも無くなったんかそれはわからんけども。無くなっとんのは確かや」
かく言う僕も元の世界の名前乗ってないわけやけどな。折角やったら新しく名前欲しいし。異世界っぽいかっこいい名前な!あぁ名前どうしよっかな〜。
「じゃあ、名前もないし私たちの名前あなたが決めて?」
「ふん、しょうがないわね早く決めなさいよ?」
え、どうしよっ。全然考えてない!う〜ん、そや!
「お姉さんの方はサリアで、妹ちゃんはエリスでどうや?」
「うん、気に入ったわ!」
「私もそれでいい」
「それで、あんたの名前は?」
うっ、ヤバいなんて名乗ろう?う〜ん、せやな
「僕の名前はカインや。これからよろしくな」
「何であんたと行動しなきゃ行けないの?まぁ?どうしてもって言うんならついて行ってもいいけど?」
「姉さん、素直に救ってくれた恩返しがしたいからついて行くって言うべき」
「なっ、誰がこんな奴に!」
「ハハハ...」
コミュ障の僕は苦笑いするしか無いよね。
でも仲間に女の子も加わってこれから楽しくなりそうや!
ちなみに血の王、KingからGを抜いてカインな。
会話シーンになると途端に書くのが難しくなっちゃって困るね〜。
特に女の人の喋り方がわからん!