やってきたアルトザイン!
1週間ぶりです!
肩慣らしに今回はだいぶ短めです...
すみません
僕らはラトリアを出て隣町のアルトザインへ向けて護衛依頼を受けながら目ざしていた。
「カイン、アルトザインに着いたらどうする?」
「ん?ん〜、せやなぁ?取り敢えずラトリアの時みたいにならんように宿とる位しか考えてないな」
「...おい、お前らイチャついてないでしっかり護衛しろよ」
そう言って怒ってきたのは一緒に依頼を受けたオルバだ。オルバは護衛の依頼を専門で受けており冒険者歴も15年と長い。難点は思い出話や失敗談を話し始めたら長い所かな。
「そう言えばお前ら個人の名前は聞いたがパーティー名はなんて言うんだ?」
「え?パーティー名って僕らのランクでつけていいんか?なんか、こう、Cランクのリーダーを立てやなあかんみたいな制限ってないん?」
「?当たり前だろう。受付嬢の話を聞いていなかったのか?」
...そんな話してくれたか?どのランクでも、ってことはギルドに登録した時に説明されるんやろうけど、そんな話聞いてないぞ?
「いやぁ、聞いたこともないですねぇ。2人はなんか聞いとった?」
「いや、そんなわけないでしょ?ギルドに行く時は大抵カインと一緒なんだから」
「うん、私も聞いてない」
あの受付嬢、やったな?説明すんの忘れとんやろ!
まあいっか、ここでオルバに教えてしてもらったんやからな。
でもあの受付嬢、覚えとけよ...!ラトリアに帰ったらシメたるからな!
「まあ聞いてなかったものはしょうが無いな。でもお前らのランクではまだ無理だろうが、パーティー宛に指名の依頼が来ることもあるからな、早めに考えておいた方がいいぞ」
「分かりました!ありがとう、オジサン!」
「誰がオッサンだ!俺はまだ36だ!」
オルバさん...、それはもう立派なおじさんですよ。そしてサリア、純粋に気持ちを伝えたんだろうけど、その呼び方は男には堪えるからやめてあげなさい...。
そっか、パーティー名とかって何がいいんやろうな?ここは王道に『ヴァルハラ』とか?それとも旅してるから『根無し草』とかでもいいな。
また落ち着いたら考えるか。
それからは特に何事も無くアルトザインに到着した。
「そうだお前ら、この頃ここらで盗賊が大規模に暴れているらしい。ギルドも知っていて冒険者を集めているようだ。お前らに呼び出しは来ないだろうが普通の依頼で街の外に出る時は気をつけた方がいいぞ?」
そんな不穏なことを言われ、モヤモヤしたままアルトザインに入る...
そろそろ寂しくなってきたので、みんな酷評でもいいからコメントとか評価をつけてくれると嬉しいな?