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今までにない進化を求めて  作者: シュレー・ディンガ
1章 私の世界へようこそ!
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初めての飯とダンジョン

 無事に?スライム倒せたとこで飯探すか〜。


 ていうか、どれが食えるんやろ。木の上とか地面とかにもポツポツ果物ぽいのもあるんやけど、色がどことなく怪しい色してるんよな。さっき見つけたのなんか紫色やったし!

 って考えるとモンスターの肉とかのほうがよさげか?オークの肉とか普通地球で暮らしとったら食べられんやつとか食えたらいいな〜!


 まぁでもやっぱどう倒すかが問題やけど。なんせ僕のスキルって出血とジャンプやぞ?どうせいっちゅうねん!

 取り敢えず、こうしててもしゃあないし探して見るかぁ。



 めっちゃ探し回ってや〜っと、僕の食料の角生えた兎ちゃん見っけたよ。もうほとんど日落ちて真っ暗やし、何より疲れたわ。


 さて、うさぎをどう狩るかやけど、実は探してる途中でええ方法思いついててな!

 木の上登って石落とすっていうのもええんやけどぉ、折角やったらスキル使いたいしなぁ?

 そこで!影からこっそり行って〖ジャンプ〗で頭に着地したらスキルの練習にもなるし、兎ちゃんも狩れるしで一石二鳥やと思ったんよ!


 まあ、探しとる最中に試した感じやと2m半位は飛べたし行けるやろ!

 よっしゃ狙いを定めて〜、行くぞ!


『...ジャンプ』


   ボキメキ!


 ...おおう。結構痛そうな音したぞ?これはいけたんでは?


 恐る恐る足元覗いてみると兎の首があらぬ方向に向いていた...


 〘経験値を5獲得しました〙


 『うっわエグゥ!』


  まじで声に出すほどエグい曲がり方をしてたんやけど!


 ...これ、今から解体しやなアカンのやろ?どうやって解体しよっかな?

 んん、なんか水の音聞こえるからとりあえずそこ行って見るか。



 ほい来たぞ!幅は狭いけどちゃんとした川や!来て見て思ったけど、河原に石あるしそれを何とか割って即席ナイフに出来へんかな?


『そりゃ!』

『おりゃぁ!』

『これでもかぁ!』


 やっとや!3回投げたくらいでやっと割れた!何とかナイフっぽくなってるし、いいんとちゃう?

  これでやっと兎ちゃんをさばけるわー。さばき方はわからんけど、取り敢えず毛皮とか剥いでったらええかな?

 ま、まあ取り敢えず初めてにしては上出来か?

その間結構石のナイフ壊れたけど...

  石のナイフ作んの慣れてきたから5本くらい予備のナイフ作っとこかなあ。棒に括りつけたら武器にもなるし!


 とりあえず今は目の前の兎肉を調理せなあかんな。

  どうやって火つけるかって?

決まってるやろ?原始的に木と木をこするあれやで?めっちゃしんどいらしいけど頑張るぞ!



  や、やばいわ、この方法。めっちゃ擦ってやっと火ついたけど腕が死にそうなくらい疲れたわ...

 でもとにかく兎の肉とか焼けるし火、絶やさんといたらいい話やしな!


  んんこれはまだ生やと思うけど焼けてきた匂いがたまらんなぁ!僕もうヨダレが垂れとるからな。

 僕、今こそ耐えるときやぞ!



 しゃぁ!もうええやろ、めっちゃ待ったぞ?こっちに来てからまだなんも食って無いからな。もう腹がなってなって、しゃあなかったんやから。

  んじゃ異世界最初の飯いただきます!


  ...これはヤバい。美味すぎて言葉が出てこやへん。

 仕留めてから結構時間たったと思ったけど、めっちゃ美味い!これやったらすぐなくなってしまいそうや!?


  ...ほらぁ、やっぱり。もう無くなってもたやん。でもな!めちゃ美味かったな〜。


  おし、飯も食ったことやし、明日に備えてもう寝るか。

 でもどこで寝よっかな?地面で寝ててモンスターに襲われて、気づいたらポックリ逝ってました〜、なんて最悪やしな〜。

  やっぱ木の上か?でもそれやったら寝心地最悪やろな〜。まあ、背に腹はかえられぬって言うししゃあないか。


     ・

     ・

     ・

  ...これ、登って気づいたけどめっちゃ空が綺麗や。今時の田舎でも見れんくらいに星がめっちゃ見える。

 なんかそう考えたら贅沢なベットやな。


 1人やけど、なんとなしに言ってみる


 『...お休み』


     ・

     ・

     ・


  周囲の探索しててんけどな、すんごいの見つけたんや。何やと思う?

 そう!ダンジョンがあったんや!なんでわかったかってか?それはな、大きい洞窟やと思って少年心くすぐられて入ってみたらさ、地面がゴツゴツした岩じゃ無くて石のレンガの道があってん。

 もう、これはもう絶対ダンジョンやと思ったわ!

  ダンジョンやぞ、ダンジョン!全男の夢やろ!…いや、今は人じゃ無くて吸血鬼もどきやけどさ!もうこんなん、入ってみるしかないやろ!

 そういうことやから、おじゃましま〜すってね。

おお!すごい緊張するわ〜。なんせ人生でも鬼生でも初めての経験やからなぁ。


     ・

     ・

     ・


  ダンジョンに入ってみたんやけどなんか妙に臭いねんかな。それもなんかが腐ったような臭い。

 ...とにかく進んでみるか!


 なんか嫌な予感はしてたんやけどな?実際見たら見てしもた〜、ってなるわ。そうやな、みんな大好きスケルトンが居たんや。

  見た目は普通の理科室に置いてある骨格標本やけど生意気にも石の剣持ってんや!あれで叩かれたら痛そうやな...

 おっと、気付かれた!カタカタ音出しながらこっちに走ってきてるぅ!


 僕は急いでこんな時のために作って置いた石の槍を突き出す。


  《カタカタッ!》


  当たりはしたけどそんなに効いてる感じはしない。なんで!?

  そうか!筋力とか鋭さが全然足りんのか!それやったら突くんじゃなくて叩くのがいいかな?


『オラァ!』


 思いっきり叩いてやった。するとどうだ、スケルトンは切ったり突いたりされるのには強いのに、叩かれると弱いらしい。防いだ腕が折れていた。

 どうした、スケルトン!カルシウムが足りんぞ!

 この調子で頭を思い切り叩いてやる!

 今度は頭が砕けてそのまま倒れた。


〘経験値を10獲得しました〙

〘レベルが2に上がりました!〙


  おお!ついにレベルが上がった!他の魔物よりだいぶん経験値がうまかったけど、やっぱダンジョンやから?それともアンデッド系は経験値がうまいんか?


 とりあえず外の角付き兎より経験値がうまいし、狩りまくるか!

  めっちゃ狩って何回かレベルアップって聞こえたし、とりあえずステータス見てみるか!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前〘 なし 〙


種族〘吸血鬼もどき〙♂ Lv9


次レベルupまで22


HP 48


MP 35




ATK 64


DEF 53


SPE 65




     種族スキル


・吸血Lv1




     スキル


・出血Lv1 ・ジャンプLv3(up)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 すげ〜。めっちゃ上がっとる!途中、数えとった感じやとスケルトン一体経験値10で、レベルアップごとに必要経験値が5ずつ上がって行ってるから、あと三体倒せばレベルアップでキリのいいLv10やな!


  よっしゃ、頑張るぞ!

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