進化を求めて世界を巡る!
「なぜこんな所に?」
思わず声に出してしまった・・・
なぜなら自分がいた場所が、鬱蒼とした木々が生い茂る森の中だったからだ
「自称神さんは安全そうなところに移してくれるって言ってたのに!」
数分前
気づいたら真っ黒な空間にいた
「なんやここ!」
おいおいマジでなんでこんなとこにいるんや?
「ココは君たちが言う所の、神が住む場所さ!」
「は??」
マジでびっくりした!いきなり男の人が目の前に出たらそら〜誰でも驚くわ!それに神ってどういうこと?ジョークか?
「神?なんの冗談やねん。じゃあなんで僕がこんな所にいるんか説明出来んの??」
「それはね〜。私の暇つぶしにしようか、って思ってね?それとよく質問されるけど、なぜ君なのかは完全にランダムに選んだだけだよ」
いきなり神だ!って言われてもな〜。いわゆる可哀想なやつか?とりあえず信じて、フンフン聞いとくしかないけども!?
「で、暇つぶしって僕は何すればいいんや?裸踊りでもしときゃぁいいんか?」
「特にな〜んにも。まぁ強いて言うなら異世界を楽しんでくれればいい。そうしたら私が勝手に君を覗くからね」
おおすごい!これはあれか、みんなが憧れる異世界転生ってやつか?それやったらこいつに覗かれるってこと差し引いても、テンション上がってくんな!実は僕って異世界行ったらしたいこと山ほどあったからな〜。
「それやったらアレか?チートスキルとか貰えんのか?」
「そんなわけないじゃん。それで無双してても見てて面白くないし。君にあるのは2つの適当に選んだスキルだけだよ」
うっわー。これって2つともくそみたいなスキルやったら終わるやつやん!
「僕がそれで死んでもたらどうすんねん!」
「それやったらまた新しい子を連れてくるだけさ」
なんやねんそれ!そんな理不尽なことってあるか!?
「まあ、ここで喋っててもつまんないし適当に安全ぽいところに転移させるから。ぜひ異世界を楽しんでくれたまえ!」
暗くなってくる視界の中で自称神さんのドヤ顔にイラッとするな、と思ったところで僕の意識は完全になくなった
・
・
・
さて、いきなり危なそうな暗い森の中にいる訳だけど、な〜んか身体が変な感じがするってゆうか、はっきり言って体が灰色になっとる!ま、まずはステータス見てみるか!
『ステータスオープン!』
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名前〘 なし 〙
種族〘吸血鬼もどき〙♂ Lv1
次レベルupまで10
HP 15
MP 3
ATK 8
DEF 5
SPE 9
種族スキル
・吸血Lv1(new!)
スキル
・出血Lv1(new) ・ジャンプLv1(new)
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え?もしかして貰えたスキルって出血とジャンプとか言うやつ?
マジでどうやって使えって言うんや!出血に至っては使ったら干からびるやん!
…って現実から目、逸らしとったけど種族が
『吸血鬼もどき』になってるし!なんやこれ、吸血鬼じゃなくて『もどき』やで!マジで意味わからん!『もどき』でどうしろっちゅーんや?
アレか?吸血鬼じゃなくて蚊になれってか?嫌やわー、蚊とか。あの神さん何考えとんやろ?絶対『もどき』脱出しやなな。
うーん、やっぱ『もどき』脱出の王道は進化か?やっぱ異世界来たんやから最初はスライムかゴブリンやろ!
10分後
お、まじでいた!こいつはスライムっぽいな。そんで、見つけたけどどうやって倒そ?僕今武器って言ったらさっき拾った木の棒しかないぞ?見た目は青いゼリーに金柑くらいの赤い核みたいなんが浮いてるねんけど手突っ込んだら痛いんやろなー、よく小説でスライムの体は酸や!みたいなこと言ってるし、、、
いやビビっとんちゃうぞ!誰に言い訳してんのか知らんけど。
とか言ってるうちに気付かれた!やば、こっち来るしどうしよ!?
…ええい、ママよ!
『おんどりゃー!』
ぐお〜、思い切って手突っ込んだけどめっちゃ痛い!でも引っ込めたらもう次はもう手突っ込める気がしやん!
あ〜いてぇ!こうなったらとりあえずスライムの核取ったれ!
お?これか?
思い切り引っ張って見ると赤いスライムの核が取れてスライム自体の体が溶けていく。
『いぃよっしゃー!取ったぞ!』
〘経験値を3獲得しました〙
うお!?いきなり声聞こえたからビックリしたわ!
これはもしかしてアレか?ゲームでよくあるアナウンスか?すげ〜
そや!折角やし1回ステータス見てみるか!
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名前〘 なし 〙 種族〘吸血鬼もどき〙♂ Lv1
次レベルupまで7
HP 15
MP 3
ATK 8
DEF 5
SPE 9
種族スキル
・吸血Lv1
スキル
・出血Lv1 ・ジャンプLv1
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おー次のLvupまでの数減っとる!
無事、経験値も貰えたとこで次は飯やな!
こんな感じで思いついて、書きたいと思った時に書いていきます!気を長くして見てくれたら嬉しいですネ