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今までにない進化を求めて  作者: シュレー・ディンガ
1章 私の世界へようこそ!
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ようこそラトリアへ!

 ロトリアには検問所に並んでいた。

 そこで僕らも街に入るための検査を受けるのだが、ならんでいる人が多いこと多いこと。

 なんか祭りでもあるんかな?


「それにしても人が多いですね。この時期って何かイベントがあるんですか?」

「いいえ?そんな事ありませんよ。この街は普段から周りの街から冒険者になる為に1番近い街、つまりここに集まるわけです」


 へえ言われてみれば確かに若い人が多いな。最初女の人も多いし、新婚旅行といえばここ!みたいなんで有名なんかなって思たわ。

 これやったら僕らもここになんの身分証明出来んと来てもあんまり違和感無いかもしれへんな。

 まあ、仮面被っとる新人君なんて1人もいやんけどな!言い訳については目立つためっていうことにしとこかな?


「エリス、サリア、僕の仮面については他の人に覚えてもらいやすくしてもらう為に自分の村で作った事にしてくれ」

「わかったわ。カイン、今でも相当目立ってるしね」


 そやねん。言い訳それにしよって思たんはそれもあるねんかな。今でも皆がこっち向いて不思議な顔したあとに仲間の人とヒソヒソ話しとんねんかな。

 恥ずかし!


 そんなこんなでジロジロ見られること数分、ようやっと僕らの番が来た。


「次!」

「私たちの番ですね。今までありがとうございました。これはささやかなお礼ですが...」


 銀色の硬貨を5枚貰った。これってどれくらいの価値があるんやろう?


「ありがとうごさいます!僕らもいい経験が積めたので良かったです」

「では、お先に失礼します」


 さて、ここからが正念場やぞ。身分証明って言われたら上手く誤魔化さんとあかんからな。


「次!」

「はい」

「身分証明は出来ますか?」


 ここや!上手く誤魔化さんと...


「いやぁ、それが持ってなくて冒険者になりたくて村から飛び出して来ちゃいまして、これだけしか無いんですよぉ」

「あぁ、あんたらもその口か、冒険者は人気職だからな。ただ、ないとは思うが一応隣にある事務所に入って指名手配されてないかのチェックを受けてこい」


 勝った...!僕に販売歴なんてこの世界に来たばっかりやし勿論無いわけで、つまり、無事に通り抜けられるっちゅうことやな!


「ありがとう!行ってくるわ!」

「おお、行ってこい、元気な嬢ちゃん!最後に

、ゴホン。ようこそロトリアへここは新人冒険者が集まる街、新たな出会いが君たちを待っているだろう!」

「おお、かっこいいやん。何それ?」

「ん?これか?これはな、隊長に新しい人が来る時に冒険者になるならかっこいいから言えって命令されたやつだな。俺としては恥ずかしいから辞めたいんだけどな...」


 なるほど...!ここの領主、なかなかやるな!

 さてと、かっこいい言葉を貰った所で、事務所に行くか。変なこと聞かれやんといいけど...。

 因みに事務所って言っても見た目は独立した建物じゃ無くって城壁の一部って感じやな。


 事務所に入ると簡易的なエントランスがあり受付の人(厳ついおっちゃん)に個別の部屋へ通された。

 そこでは机を挟んで向かい側に、細身のお兄さん2人と机の上に水晶玉が乗っていた。

 そのうち1人は僕らの顔を紙に移していた。


「ようこそラトリアへ、ここではいくつか簡単な質問と犯罪歴がないかの確認をさせていただきます。ではまず、あなた方は何をするためにここへ?」

「僕が答えていくで、良いか?」

「良いよ、私達じゃ上手く、答えられないから」

「ういうい。...ええと、ここには冒険者になる為に来ました」


 答えると事務員の兄ちゃんがサラサラとメモを取っていく。

「では、何故あなたは仮面を?」

「あぁこれですか。これはキャラ付けという奴ですよ。近所に住んでた人に、冒険者は目立ってなんぼ!って言われましてね」

「ではその仮面を取って顔を見せてください」

「嫌です。ここから僕のキャラ付けは始まっているのでね」

「なるほど、ではそのままで大丈夫です。では最後に、この水晶に触ってください」


 あっぶねぇ!何とか躱せたな。絶対脱げって言われたらどうしよっかなって思ったな。

 んで?この水晶玉か?これが門番が言ってた指名手配犯発見器か。

 ポチッとな


「...はい、結構です。犯罪歴は無いですね。改めて、ようこそラトリアへ、この街はあなた方を歓迎します。出口はこちらを出て左へ行くと街へ出られます」

「「「ありがとうございました」」」


 ガチャ


「はあ、緊張したな」

「ほんとだねでも通り抜けられて良かった」

「早く身分証明できるものを作らないとね!」

「ホントやで。さて次はギルド登録やな」

「うん、目標は冒険者ギルドナンバーワンだね」

「そうね、夢はでっかくよ!」


 という事で次は冒険者ギルドへ!

 やっぱ、こういう細かいとこも書いてたら戦闘シーンがめっちゃ少なくなってしまうなぁ〜、ハイファンタジーやのに...!

 悔しいい!でも書きたい、と言うか勝手に主人公がそういうことをやり出てまう...!

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