最初の街!
昨日書いた小説を間違えて消しちゃったのでちょっと短いです!
護衛の仕事を始めて4日目のお昼休憩時...
「このまま順調に進んで行ければだいたい夕方頃には街に着けそうですね。もうちょっとの辛抱です、頑張ってください」
そう言ってザックさんは少し安心したように言った。
そっか、もう街に着くんか。なんか感慨深いな。こっちで生まれてからそろそろ2ヶ月経つ頃になってようやく街。人間やった頃には当たり前に服を買ったりもしたけど今みたいに野生に行きとったら服も食料も無い。つくづく今までの自分がぬくぬく育ったか思い知ったわ。
「そっか。ベスタともお別れね。街についさいたらどうするの?」
「そうだねぇ、取り敢えずギルドに達成の報告をして、それからは1週間くらいはゆっくりしようと思ってるよ」
「そうなのね!それだったら街を案内してくれない?」
そうそう、この4日間でベスタとサリアの波長が合ったのかすごく仲良くなっていたんだ。
残念ながらエリスは人見知りと言うか1人が好きなところがあるから、あんまりこの人と仲良くなるって言うのは無かったかな?
出来るなら誰かと仲良くなって人生楽しんで欲しかったんだけどな...
エリスはだいたい僕かサリアと話すだけで他の人とは話しかけられてそれに対して反応する、って言うぐらいしかしてなかったな。
「さて、お昼休憩もそろそろ終わりにしますか。それでは出発しましょう!」
「「「「応!」」」」
おぉ、すごいな。最後が見えてきたからかみんな元気や。僕も気合い入れ直して頑張るか!
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ガタッ、ガタッ、ゴトッ、ゴトッ
いたっ、いたっ、いだっ、いでっ
僕のっ、けつが、いたっ、いっ!
やっば馬車の攻撃がしみるぅ〜。気合い入れ直してもやっぱきつい、この痛さ。なんで皆もしかしてケツからの突き上げ耐性のスキル持っとるんやろか?そして僕は何時になったら耐性を獲得できるんや?進化したら平気になるか?
「大丈夫か?そんなに辛いんだったら変わってやろうか?この4日でだいぶ護衛の仕事にも慣れてきただろう?」
「おお、ええんか!?それやったらぜひお願いするわ!」
「カインそんなに辛かったの?」
「おう、人生で一二をきそうくらいには辛かったな!」
エリスはそう言ってきたがもう4日前にバレてしまって居るので素直に告白した。
ああ、恥ずかしい!
そんな事をうだうだ言いながら護衛をして暫くようやく待ちに待った街が見えてきた。
「見えてきました!あれが私たちの目指している街、ラトリアです。ちなみにここで店を覗くならを絶対服屋を覗くべきです!ここの服屋はセンスがいい人が多いですからね!」
やった!服が買えるんや!お金はないけど今回護衛代がザックさんから出るし、新品までは行かんけど古着くらいはみんなでそれぞれ5着くらい買えるやろ。
すまん!街に行かせたかったけど、主人公にお尻を回復させたかったんやっ!