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今までにない進化を求めて  作者: シュレー・ディンガ
1章 私の世界へようこそ!
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自己紹介とエリスの悩み

途中寝落ちして大変やった!

 商人のザックとの護衛の契約が無事まとまった頃、元々護衛についていた冒険者パーティーが話しかけてきた。


「アンタら、俺らを助けてくれてありがとな。俺は冒険者パーティー、灰の牙のリーダーやってるグレンだ。これからは同じ護衛対象を守る仲間になるが、よろしく頼む」


 そう言ってグレンは頭を下げた。


「いやいや、そんなこと言ってる場合ですか!あなたのパーティー仲間が1人やられていたでしょう?その人は大丈夫なんですか?」


 そう、戦闘中ちらっと見かけたが、ひとり動けなくなっていて、それを守っていたので劣勢に立たされていた、というイメージだった。


「あぁ、キースのことか?それならもう大丈夫だ。値段は張ったがザックさんのポーションを分けて貰えたからな。それと俺らは仲間だ、タメ口でいい」


 「ん?そうか?じゃあそうするわ。自己紹介が遅れたな、僕の名前はカインや」


「おう!そうか、俺はグレンだ。これからよろしくな!そうだ、俺の仲間も紹介しないとな!おーい!」


 グレン、そんなに一気にこられても名前覚えられへんよ...。日本名やったらともかく。昔っから人の名前覚えんの苦手やったしな〜、僕。


「おう来たか!紹介するぜ!こいつらが...」

「おいおいグレン、俺らにも話させろよ。さっきは助かったぜ!俺キースってんだわ。主に弓を使ってるが、さっきは後ろから奇襲されたもんでろくに戦えんかったんだよ」


 うーん、喋ってる感じ傷もポーションで完全に治ったみたいやし、無理してる感じもない。これはほんまに大丈夫っぽいな。


「私はベスタたよ!ちなみにそこのグレンのいもうでもある!」


 ま?まじか。全然似てないんやけど。あぁても、目元とかは似てるっちゃ似てもかも?あぁちなみに、武器は短剣を使っとったな。多分斥候役やろ。めっちゃ身軽そうな鎧、軽装鎧って言うんか?を着とったし。


「そんで、オラはジャンってんだ」


 ジャンは特にこれといったイメージがあまりないが、トマホークを使いコボルトに囲まれ乱戦になっていた時も、目立った怪我も無く戦っていた。


 実はジャンが1番の実力者かもしれんな〜。目立たんから影の実力者!みたいな。


「俺たちはこの4人でパーティーを組んでるんだ。さ、次はお前たちの番だぞ?」


 お、ついに僕らか。まぁ、種族以外は言っても構わんし、別にええやろ。


「グレンに言ったけど、僕の名前はカインや。主に騎士槍を使っとんねん」


「次はあたしね!あたしの名前はサリア!武器、と言うか炎と光の魔法を使っているわ!」


「私の名前はエリス。回復の魔法を使ってる。まだかすり傷以上は治したことは無いけれど...」


確かにエリスには森を抜ける時によく木の枝とかでできた傷を治してもらってたけど、大きいキズは確かにないかもしれんなぁ。


「そりゃあいい事じゃねえか!治療術士なんて仕事がないにいいに決まってる。そんで保険としているってえのが1番だと俺は思うがねえ」


「そうだよエリスとやら。仲間が大怪我おって泣きながら治療するってのは何回か見たことがあるがいい気分じゃねえしな」


「おお、グレンもベスタもええ事言うやん!そうやぞエリス、回復魔法なんて使わ機会が無い方がいいんや。それこそ居てるれるのが仕事みたいな感じやな!」


「いいこと言うじゃないカイン!その通りだわ!活躍することだけじゃ戦闘じゃないってね!」


「カイン、姉さん。ありがとう...!でもこれからは、頑張って戦闘する手段も考えてみる」


 うん、その意気やぞエリス!どうやら、戦闘する度に悩んでいることが増えてたみたいやけど、解決したみたいで良かったわ。


 僕は安心して思わずため息と共に肩を下ろしてしまったのだった

 コメントありがとうございます!

 しっかり読ませてもらっています。

書く意欲と一緒に、活力まで貰ってしまいました。

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