新たな出会い
やっぱり短すぎるので8月の20に統廃合します
悲鳴の上がった場所に行くと馬車に乗った小太りのおじさんと、その護衛パーティー4人が、30匹程の犬っぽい魔物に囲まれており、うち1人が爪で引っかかれたのか、全身が血まみれになり倒れていた。
「おじさん達、ピンチっぽい。早く助けに行かなくちゃ!」
「おお、確かにな!前ステータス見せてもらった感じからして僕が1番早いから、ちょっと先攻して蹴散らしてくる!」
「任せたわ!」
「2人は後ろから魔法で攻撃してくれよ!サリア、エリス、気ぃつけろよ!」
「わかった。カインも気をつけて」
「おう!」
応援されたら頑張らん訳には行かんやろ。待ってろよコボルト(仮)!僕がかっこよく殲滅したるからな!
「おおうらぁぁぁ、覚悟せいよ!犬っころ!」
ズシャァ!
仲間が切られたことで気づいたのか、こちらを驚いた様子で五匹が僕に振り向きこっちに向かって走ってきた。
2人と戦った時より数自体は多いけど一体一体の強さがそれほどでも無いからか、そんなに強い感じはないかな?
いつものように僕は操れる量が少ないので幾分か小さい騎士槍を創り出しコボルト達の相手をする。
「オウルァァァ!ぶっ飛べぇ!」
いくら小さいと言っても騎士槍は大きいので薙ぎ払いを仕掛け、相手を遠ざけようとしたが、思ったよりも相手が柔かったのか、最初の1匹だけ腕ごと胸が潰れ、痙攣したあと動かなくなった。
「どいて!打ち込む」
どうやらサリア達の準備が完了したようだ。急いで横に飛び、コボルトとの射線を開ける
こういう時じゃあないってわかってるけど、初めての派手な魔法が来るって思ったらすんごい興奮するな!
「ファイアーボール!ライトボール!」
ドゴーン!
魔法達はそれぞれコボルトを3匹くらい巻き込んで爆発した。
おお!かっくいい!派手やし何より魔法ってたけでかっこいい!
「よっしゃ、あとは任せとき!オラァ!」
後は簡単だった。魔法で仲間が何匹もやられて恐怖を覚えたのか、コボルト達は及び腰になっていて、そうなると後は容易に倒すことが出来た。
コボルト達を片付ると、商人っぽい小太りの男がこちらに近ずいてきた。
「さっきは助かりました。私、商人をしています、ザックです。あのままだったら私達はコボルト達にやられていたでしょう。さて、そこで相談なんですが、どうですか?私に次の街まで護衛に雇われませんか?」
あ、やっぱりあれはコボルトやったんや。えっと、それで護衛に雇われるか?やんな。どうしよ。
「ちょっと2人とも!こっちに来て!」
「どうしたのよ」
「いやな?この人に次の街まで護衛に雇われへんなか?って誘われたんやけど、どうしよかって思ってな?」
「いいと思う。ここだけの話、私達だけじゃ街道まで来たけど、街までどっちに行けば近いかも分からない」
おお、なるほどな。確かにそうや。まぁ、ぱっと顔合わせて僕らが魔物やって言われへんだとこで、鑑定系の力は持ってないっぽいしな。バレやんかったらなんとかなるやろ!
「じゃあ、そういう風に返事するで?...すいませーん!護衛の話なんですけど!」
「あ、相談は終わりましたか?で、どうです?受けてくれますか?」
「あ、その前にひとついいですか?なんで僕らを雇おうって思ったんですか?こう言ってはなんですけど、僕ってこんな仮面してるんで、すんごい怪しいって思うんですけど...」
「え?たまにいらっしゃいますよ?例えば顔に大きな傷がある、経歴を悟られたくない、変わった方はモテたいけど、顔がよろしくないので隠しているという方も中にはいらっしゃいました」
へぇ、そうやったんか。仮面作る時にちょっと怪しいかな?って思ったけど、そうでも無いみたいで助かったわ。
「そうだったんですね、それではこれからよろしくお願いします。」
「それじゃあここから街までの短い間ですけど、よろしくお願いします」
「ええ、こちらこそよろしくお願い致します」
どうでしたか!?これまでとは形式を変えて一日で書いて投稿、を2日かけて書いて投稿、に変えてみました。
今までとは違う、だいぶ長い話になっているでしょう!
ふふんヽ(゜∀゜)
何気に初めての顔文字