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今までにない進化を求めて  作者: シュレー・ディンガ
1章 私の世界へようこそ!
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偽装装備の制作

 お・ま・た・せ!

 え?待ってない?うっそだ〜。みんな待ってたくせに〜。

 みんなお盆で暇してるやろ?

 迷いにくくなった事で次にすべきことが見えてきたな。そうや、町を見つけた時のために、僕のこの肌を隠す道具を作らにゃあかんのや!


 今は最初っから着てる麻の上下にペラッペラのフード付きコート(灰色)やから、手を隠す手袋、顔を隠す仮面とか覆面が欲しいねんな。やけど僕って実は、昔っから手先がぶきっちょやから、正直仮面はともかく、手袋は自分では作れやんから、サリアかエリスのどっちかに編んでもらうしかないんよな。


 ん?待てよ。手袋にこだわらんでも、木でパーツを作って植物の(ツタ)で合成してやって、あとは炭でも塗ってやれば、立派な手の怪我防止用の鎧もどきに見えるやろ!

 あぁ、ちなみに今回も伐採とか加工に使うのは出血と血液操作です!


「サリア、エリス今から街に行った時用の仮面と木製のガントレットもどき作るから、ガントレットに使うツタとか適当に集めてくれへん?」

「ふ〜ん、あんた頭空っぽそうに見えて意外とそういうこと考えてるのね」

「姉さん、失礼だよ、せめて能天気、くらいに収めるべきだよ。とにかく集めてくるね」


 え?サリア僕の事そんなふうに思ってたん?確かに僕は能天気やけど、肌がみんなと比べて変なんは自覚してるつもりやねんけどな?まぁええけど。

「あぁと、気にしてへんからな、気ぃ付けて行ってらっしゃい」

「こういうの恥ずかしいわね...行ってきます!」


 さて、集めてきてくれてる合間にちゃっちゃと部品と仮面作っとこかな。


「出血&血液操作!」


   ズバッッッ!ドドォォン


 うん、いい感じ!ここから仮面作るわけやけど、さて、どんなデザインにしよっかな。


 うぅ〜ん、やっぱ昔見た道化師の仮面がかっこ良かったし、それにしよかな。

     ・

     ・

     ・

 うおっしゃ!道化師の仮面完成!

...ちょっと素人臭がするけど、まぁ最初の作品って考えたらいい感じやな。

「ただいま〜!」

「沢山とってきた」

 

 え?ヤバい仮面に熱中しすぎてまだガントレットの方、全然作り始めてすらない...!

 これはちょっと急がなあかんな。

「2人ともありがとな〜。とりあえずそこに置いといて?」

「わかったわ」

「了解」


 まぁガントレットの方は簡単やろ。なんせ

①丸太を輪切りにする

②丸太に指に血で作ったドリルをつけて、指の方を作る

③指の型に沿って切る

④手の甲と平も同様に作る

⑤それぞれに穴を開けてツタを通す

 で完成やからな。手のひらの部分はちょっと工夫して鎖帷子状にするかしやんとあかんけどな。

「ねぇカイン、いつ頃終わりそう?私達そんなに隠すものもないから作るもの無くて、暇なんだけど?」

「ん?そやな〜今日の晩飯の狩りでもしてきたらどうや?僕これ作らな、こっから先町に近ずいてきた時前みたいな街の外歩いてる奴とかに会った時のために用意しとかなあかんし」

「そうね!じゃあ狩りに行ってくるわ!エリス、行くわよ!」

「うん、姉さん。カインまたまた行ってきます...!」

「おぉ、行ってらっしゃい」


 エリスの方は行ってらっしゃいの挨拶が気に入ったのか嬉しそうに走っていった。


「さて、僕も頑張らんとな!」

 休んだお詫びに3日〜連チャン更新の予定です。

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