第Ⅱ話 久しぶりの登場
第七話
「はい。クエストです。まずは簡単なものから受けてみますか?」
何を言っているのかよくわからなかったが、とりあえず受けることにした。
「お願いします。一番、簡単なものでお願いします。」
「簡単なものですか.....これですね。」
何かを見てみると、異世界では、定番のゴブリン退治だった.....
~
今回は、そんなに送れませんでした。
「ただいま。」
「お帰り。お風呂に「もういいです、それ。飽きました。」.....そうか.....」
言わせてくれよ.....
「あっ、お風呂の準備できてるからな。」
「ありがとうございます。」
そういいながら風呂場に消えていった。
ちなみに風呂はいまだに一緒に入っていない。だって恥ずかしいから.....俺が。
そんなことを考えながらただただ広い廊下を歩いているととあることに気付いた。
「普通の人ってこんな家住んでなくね?」
おっと、これは一大事だ。急いで響に知らさなければ!!
「響~~、大変なことに気付いた。」
そういいながら風呂場に行くと、服を纏っていない、つまり全裸の響の姿が.....
「何ですか?こんなところに来て。私は風呂に入ると言いましたよね?」
「はい。言いましたよね。」
「まあ、夫婦なのでいいですがね。それで、何ですか?」
おっと、そうだった。ついつい響に見とれてしまっていた.....
「普通の人ってこんなに広い家に住んでなくね?」
「あっ.....確かにそうですね.....それで、どうしますか?家を建てますか?新しく。」
「確かにそれもいいかもしれないが.....」
ここは、初めて響と出会い、そして、ともに長い時間を過ごした場所なのだ。できたら、ここに住み続けたい。
「店か会社を作れば.....いいんじゃ.....」
天才かな?会社か店ならこの広さでも何の問題は無いはずだ!!
「それは、確かにいいかもしれませんね。しかし、店の場合は誰が接客をするのですか?私、教師は辞めたくありませんよ。」
「じゃあ、店は駄目だな。」
そう即答した。だって、無理だろ。接客。それに、教師を辞めたくないと言っているし、辞めてほしくない。
「そして、会社の場合は、何の会社をするのですか?」
「ゲームのデバックとか?」
今は、作っている側だが、確認するのもやりたいと思うしな。そして、なんといっても未発売のゲームをプレイできる!!
「それで、会社を作ったとしても、社員はどうするのですか?」
お風呂につかりながら、聞いてきた。エロいな.....
「頑張る?」
「そうですか、頑張るのですね?」
「あぁ、頑張ってやるさ。最悪一人でも.....頑張るよ.....」
「そうと決まったのなら、出て行ってくれますか?食事の時に話すので。」
言えない.....もう少し見ていなかったなんて.....言えない......
「.....了解。」
~数10分後~
「今日のご飯は.....なんですか?これ?」
そう言って、少し気持ち悪そうに持ち上げる?
「何だと思う?」
質問を質問で返すという、最悪な行為。反省も後悔もしていない。
「いや、わからないから聞いているのですよ?」
「少しぐらい考えてみろよ!!ほら、一口食べてみてさ。」
「しょうがないですね.....」
ふっ、ちょろいな。
「何だか、エビの尻尾みたいな味がしますね.....」
「おっ、いいところに気が付いたな。それは、エビの尻尾と同じ成分のものだ。」
何を食べたのかを知れば、どんな反応をするのかが楽しみだ。
「成分が同じですか.....どこかで聞いたような.....」
聞いているだろうよ。だって、俺が言ったのだから。俺が生み出し、響に完全否定というか拒絶されたときの言い訳として。
「まさか.....」
響の顔が青ざめていく.....
「わかったみたいだな。どうだ?中々いけるだろう?」
「ふっざけ無いでくださいよ!!なんていうものを食べさせてくれたのですか!!」
「そんなに悪くないはずなのにな.....味は.....おいしいけどな.....」
そう言って、何とは言わないがこんがりと焼けたものを口に入れる。
「そんなにおいしいのなら全て上げますよ。」
そう言い全てを俺の皿に移してきた。
「好き嫌いは駄目だぞ?ほら。」
そう言って戻そうとするが
「そんな事よりも、会社を作るということについてです。」
さえぎられた。
「わかったからとりあえずこれを.....」
「本当に1人だけで会社を作り、運営していくことができると思いますか?」
さえぎられた。
「わかったからとりあえずこれを.....」
「はっきり言いましょう。できません。そうなると、社員はどうやって集めるのですか?」
さえぎられた。
「どうでもいいからこれを.....」
「面接ですよね。それで、あなたには、会話をすることは苦手ですよね。面接は多くの人と話さなくてはなりません。多くの募集が来た場合ですが。それを気合だけで乗り切ることができますか?」
さえぎられた。
「できないと思うけど、これを.....」
「無理ですよね。と言うことで、特訓をしましょう。」
さえぎられた。
「これを食べたのなら考えよう。」
「ごちそうさまでした。では、特訓は明日にしましょう。それでは.....」
「響。残したらこれから作らないぞ?」
逃がすものか!!何としてでもこれを食べさせるんだ。
「うっ.....」
流石に帰ってきてからご飯を作るのは嫌なようでかなり迷っている。
「一口食べるだけでいいから。」
食費を抑えられるからな.....別に必要ないけど。せっかく食糧として開発したのだから食べてみたかっただけなのだ。ついでに響に仕返しをするために。いつかのチェーンソーの.....
「一口だけ...ですよ.....」
そう言って恐る恐る口に運ぶ.....そう言えばさっき気づく前に一口食べていたが.....
「うぇ.....」
「そんなに嫌そうな顔するなよ.....そんなに不味くないだろう?」
「味は関係ないのですよ。Gを食べたということが駄目なのですよ。」
「そういうものなのかな.....」
「そういうものなのですよ.....」
「あと、それゴキブリじゃないからな。大きなゴキブリ。ビックゴキブリ、略してBG。」
ふっふ、今考えたんだけどな.....
「ネーミングセンスが.....皆無ですね.....」
それみんなに言われるんだよな.....
「そんなに酷くないと思うけどな.....」
「無自覚ですか.....無自覚程厄介なものはないですよね。」
ひっでな~~。
「まあ、いいや。そんなに名前付けることないし。じゃあ、俺もう風呂入るから。」
ちなみに響は夕食の前に風呂を入るが、俺は夕食の後に風呂に入る派だ。そして、これが新婚なのに風呂に一緒に入っていない理由だったりする。どちらも譲れないのだ。これは.....
~数十分後~
「ふ~、いい湯だった。さぁゲームでもするか.....」
「あっ、私もやりたいです。」
「いいぞ。今日はあれをやるか。」
「今日は負けませんよ。」
今までこのゲームの戦績は大体五分五分だ。俺も響もかなりやり込んでいる。
~数戦後~
酒を飲み、俺のプレイがかなり荒れてきたところで.....
「そろそろ終わりますか。」
同じ量、もしくはそれ以上の酒を飲んでいるはずの響は全くと言ってもいいほど酔っていない。これからわかるように響は酒に強い。反対に俺は、酒にかなり弱い。自覚はある。
「そうだな。」
そう言って響はゲーム機の電源を切った。
そして、一緒に寝室まで移動し、ベットに入ったところで
「では、明日。昼頃ですよ。しっかり寝てくださいね。体力を補充してください。」
「わかったよ。じゃあ、お休み。」
「おやすみなさい。」
そう言って響は眠りにつく。恐らく.....
俺はと言うと、どうやって明日逃げ出すかを考えていた。しかし、小一時間考えたが、全くと言っていいほど案は浮かばなかった。そして、どうせ無理だと腹をくくって寝ることにした。
感想やアドバイスを頂けると幸いです。




