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この世界の行く末を  作者: 寝蛇
第一章  不老不死編
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第40話   義理兄の居場所

前書きで、別の物語を始めたら面白いと思いませんか?本編と全く関係のない物語を.....

「ガソリン高すぎだろ.....びっくりしたわ本当に。」


 ガソリンが何とびっくり1L500円!!これは、最近車とかが減ったわけだな。金持ちしか乗れないわな.....それほどまでに資材不足が深刻だとは.....いよいよ末期だな.....


「そうですね。誰かがせっかく作ったものを意地を張って渡してこなかったからですね」

「だってそれは.....しょうがないだろ」


 あんなこと言われたらな.....


「あんなことを言われたのに、すぐにこんなところに来てもいいのですか?」


 おいおい。誰だよ。こんなところに、連れてきたのは.....


「いいんだよ.....」


 断れなかったし、本当に行きたくないかったな.....めんどくさいし。話したくないし。


「そうですか。では、入りますよ」


 しょうがないな。覚悟は決めずに.....


「.....行くか」

「ようこそ。幻都と.....誰だ?」

「あぁ、私は幻都の主人です。幻都は私の下僕です」


 おいおい、こいつ何を言っているんだ?どちらかというと俺が主人だろ。立場的には。


「そうですか、主人ですが.....では、少し言わせていただいても?」


 こいつもこいつでノリがいいようで.....


「なんなりと言いつけてください」

「あなたの下僕についてなんですがね」


 だから、俺は下僕じゃないって。言ってないけど。


「はい。何でしょう?」

「もう少ししっかりとしつけをしておいてください」

「あらあら、それは申し訳ございません。しかっりとしつけておきますので」


 怖っ!!出ていく前にあんなことも言われたし.....本当に殺されるかも。もう対抗薬もあるし.....


「ところで、今日はどのような用件で?」

「そうですね。すっかり忘れてしまっていました。幻都にどのような罰を与えるか考えていたもので.....」


 本当に。冗談抜きで、命の危機を感じるよ。


「そうですか。いい案は浮かびましたか?」

「いいえ、特にいいものは.....それで、どのような用件かですね。それは、わたしの義理兄(あに)についてです」

「.....」


「.....」


 しばらくの沈黙。すごく居辛い感じの空気が流れる。.....逃げ出したい。


「兄というと?」

「自己紹介をしっかりとしていなかったですね。私は、箏ノ葉響と言います」


 再びの沈黙。そして、口を開く。


「箏ノ葉か.....それで、兄についてとは、具体的に?」


 そういえば、今日も先輩はいないようだな。おかしいな。絶対暇なはずなんだけどな.....


義理兄あには今どこにいるのですけか?」

「俺は知らんな。そんな事」


 響の表情が少し変わった。気がする。


「では、質問を変えましょう。最近義理兄あには仕事に来ていますか?」

「.....来ていないな。俺は知らないが、何か忙しいのではないか?」


 あいつの目線がずれたのを俺は見逃さなかった。それは、響も同じようで、


「本当ですか?本当に知らないのですか?」

「あぁ、知らないが?」


 今度はさらにわかりやすく目線をずらした。それをやはり響が見逃すわけもなく、恐らく今度は何かを隠していると確信して


「幻都。ここの見取り図を作ることは出来ますか?」


 愚問だろう。


「当たり前だ。1分でやってやる」


 そう答えると、響は少し不満そうに


「別に遅くてもいいので、正確にお願いします」

「オッケー。」


 こんなこともあろうかと、いつも持ち歩いていた指定した範囲の見取り図、地図を作るための装置を起動させた。この機械の正確性は、実際に数回使うことによって、実証済みだ。


「そのような機械いつの間に作っていたのですか?」


 感心したように響は言った。これは、便利そうだと思ったのと、暇つぶしに作ったものだ。褒めてもいいんだぞ?そんなことを考えている間に、見取り図が完成した。


「できたぞ。それで、どうすれば?」

「そこに、監禁に使えそうな地下室などは無いですか?もしくは、何にも使われていない部屋が」


 やはりそういうことか。別にここに監禁されているという確信は無いはずだがな。


「何をしているんだ?お前たち」


 分かりやすく焦りを見せたな。絶対にこいつは重要な隠し事には向かないな。すぐに感情を表に出す。


「黙っておいてください。あなたにもう用はありません」


 響の冷たく、突き刺さるような声が響く。


「響!!あったぞ。2か所ほど.....」

「そうですか。どちらの方が可能性が高いかなどもわかりますか」

「ちょっと待ってくれ..........わかったぞ。恐らくだが.....」

「では、そこに行きましょう」

「じゃあ、ついてきてくれ。こっちだ」


 俺たちは、あいつの存在などすっかり忘れ、先輩を見つけるために駆け出した。


「すごい何重にも鍵がかけられているな.....」

「そうですね。どうやら、ここで合っていそうですね」

「だな」


 そう言いながら、俺は、パスワードを解読し、鍵を開けた。ここのシステムをハッキングして。こんなに鍵をかけるのなら、鍵は1つだけにして、ハッキング対策を厳重にした方がいいと思うんだけどな.....これだと、ハッキングされた時点ですべて突破される。

 まあ、何重にも鍵をして、管理システムをいくつにも分けるのが一番いいのだが。それにしても、対策が緩すぎる。そんなことを思い、ある考えが頭を過ぎったが考えないことにした。


「.....注意していたらいいか.....」


 ボソッとつぶやいた。


「何をですか?」

「いや、何でもない。」


 今ここでそんなことを言っても混乱させるだけだろ。そして、ついに最後の扉にたどり着いた。その鍵を開けると.....そこには何もなかった。


「ここではないということですかね.....あれほど厳重に鍵をしていたのに.....」


 そうだったか.....政府の機関のハッキング対策がこんなに甘いはずないよな......


「すまんな。響。ここは違ったみたいだ」


 戻ろうと後ろを振り向いたが、そこにはすべてが閉ざされた扉が.....


「まずいですね」

「罠だったな.....これは.....」


 こんな時に何か防ぐものは無いか.....そんなことを考えていると天井から気体が.....


「っ!?響!!この気体を絶対に吸うなよ!!」


 この特殊な色は、俺が作った対抗薬を気体に溶かした時の色だ。これを少しでも吸えば、不死身ではなくなる。この後に殺されたら今までのように生き返らせることは出来ない。こんな仕組みがあるんだ。殺す仕組みがあってもおかしくはない。

 俺はこれを吸ってしまった。今死ねば、本当に死ぬかもしれない。そして、響も吸っているかもしれない。だからこの場で、それを稼働させるわけにはいかない。対抗薬が体に染み込み、効果を発揮するのは約10分。そこから稼働までの時間も約10分だろう。それまでにシステムをハッキングすれば助かることができる。


「.....できるのか?いや、やるんだ!!」


 これを成功させなければ死ぬ。命がかかっているんだ。今までの時間で約2分。残り約8分。やるしかないんだ。自分の脳の細胞をフル回転させろ。思考を止めるな。手を動かすんだ。

感想やアドバイスを頂けると幸いです。

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