第33話 久しぶりの再会
もうすぐで第一章完結しそうです。
先輩(箏ノ葉兄)の名前結局考えなかったな.....誰か案くれないかな?(/ω・\)チラッ)
「どうしてここにいるのか、って?それはですね.....」
「それは.....」
なんでなんだ?一体.....
「東京に用事があったのでついでに寄っただけです」
東京に用事とはいったい何でしょうか?すごい気になるな.....ここは勇気を出して
「用事っていうは?」
響はめんどくさそうに
「え?何で教えないといけないのですか?」
「そうだそうだ!!」
先輩.....どこの下っ端ですか.....ほんと何なんだこの兄妹は.....
「別にいいじゃないか.....教えてくれても.....」
「まあ、そんなことはどうでもいいのです」
スルーされたんだけど.....
「そうだそうだ!!」
それしか言わないな.....
「鬼ってどういう意味ですか?」
そのままの意味なのだがそれをそのまま言うほど愚かではない。そして、俺は被害が一番小さくなるような答えを頭をフル回転させながら考えた。時間はなるべくかけずに決して響に答えを選んでいると悟られないように。慎重に.....そうして出てきた答えが.....
「そのままの意味です」
一切隠さず、自分の本音だった。今までの傾向上俺の語彙力で誤魔化し通すことはできない。また、誤魔化そうとしたことがばれれば罰が重くなってしまう。つまりこれが最善の答えだったのである。少なくとも俺の中では.....
「そうですか.....」
怒っていない.....のか?
「面白い冗談を言うのですね。私ほど優しい人など中々いないと思いますけどね」
「そうだそうだ!!」
先輩.....響が来てからかなり人が変わったな.....
「本当にそんなこと思っているのか?」
わずかな希望を胸に聞いてみる。もちろん帰ってくる答えは.....
「いや、思っているわけないではないですか。中々ひどい人だと自覚はしていますよ」
え?デレた?ついに.....まだ、早くない?
「.....」
何も言わないのかよ!!あれ、待てよ。この流れは否定しなければいけないのでは.....
「響はそこまでひどくないと思う」
あれ、俺何言ってるんだろう?
「そうですよね♪あれもこれもすべて幻都のためにやったことですからね!!」
「そうだそうだ!!」
本当に先輩はいつまでそのキャラを通すのだろう。響は響ですべて俺のためとか言っているし.....チェーンソーで切るのと、東京まで歩かせたところのどこが俺のためだよ!!けど、歩かせたのは俺のためだとも考えられるのか?寛大な心を持てば.....健康に良いし、良い運動になったかも知れない。
「ということで、幻都。テレビとゲーム一か月禁止です」
「はっ!?」
え?ちょっと何言ってるんだこの人。俺に死ねって言っているようなものだぞ?俺は一か月間何を活力に生きていけばいいんだ?最近死ねるようになったし一思いに逝ってしまおうかな.....
「本当にいっているのですか?それは流石に.....」
「何か言いましたか?」
凄い睨んでくるんだけど!!これはマジですね。本当にありがとうございました。そしてサヨウナラ.....
「幻都.....残りの罰は許してやるよ。俺の寛大な心に免じて」
本当ですか.....謝謝。それは、もう寛大な心ですね。お世辞とかではなく。あと、あのキャラやめたんですね。
「だが、これだけは言わせてくれ」
何だ?最後に怒られるのかな?
「おい!!コラ!!天才かよ.....研究の成果完壁だったぜ!!」
何この人。急に「そうだそうだ!!」しか言わなくなったと思ったら急に優しくなって.....情緒不安定かな。まあ、褒められるのはありがたいが.....何か裏がありそうで怖いな。けれど、一応
「.....ありがとうございます」
もうここに用は無いし帰ろうか。
「よし、じゃあ、頑張って帰れよ!!」
「.....えぇ.....」
やっぱり裏が.....手を組んでいたのか.....悲しいかな俺にはこれを断る度胸も、歩く以外の手段で帰れるほどの金もない。
「では、幻都。研究室で待っているので頑張ってくださいね♪私は先に自費で帰るので」
俺も一緒についていきたい。そう思ったが言っても無駄なので言わなかった。
「では、先輩。俺もそろそろ帰るのでこれで失礼します。もうここに来ることは多分ないですよね?これからの予定の打ち合わせは電話でいいですよね?」
「いいよ。流石に俺もそこまで酷くないよ。というか早く伝えなければいけないことだから4日も待てない」
あっ、確かにそうか。ここに来るまで4日かかるんだった。
「まあ、トラブルがあったりしたら呼ぶかもしれないけど」
「.....」
「そんなに青ざめるなよ。流石に出すよ。移動費ぐらい。払うのは俺じゃないけど。国のお金だから」
そうか、流石に歩かなくていいのか。
「というか報酬は?」
「あ、忘れてたよ。ちょっと言わないといけないことがあるから一回奥に来てくれ」
まだ、帰れないのか。しかし、口座に振り込むだけでは?そんなことを考えながらついていった。
「まあ、座れよ」
「すみません。失礼します」
そして、俺が席に着くと先輩は真面目に話始めた。
「幻都。報酬についてだが.....」
俺は唾を飲み込む。これからの研究室の明暗がかかっている大事なことなので。
「対抗薬についての報酬は無しだ」
あ~、そういうことね。わかったわかった。
「驚かないのだな」
「それは、ね。何となく予想していました。こんな世界にしたのは俺自身で、もとの世界に戻すのは義務であり、使命。当たり前のことに報酬は出せない。そうでしょう」
「その通りだ」
ここまでは想像内だ。あとは植糧の報酬だな.....
「次に植糧の報酬についてだが.....5億だ」
「5億.....だ、と.....」
マジか.....それは予想外だった。
「そんなに驚くことではないだろう。あれにはそれくらい、いやそれ以上の価値がある。まあ、問題があるが.....」
問題?あれはかなりの自信作だ。全て費用ゼロで作ることができ、味も中々おいしい。そんなもののどこに問題点が.....
「わからないか?少し時間をやる。考えてみろ」
「.....わかりました。少し考えてみます」
なんだろう?先輩が真剣な顔で聞いてくるぐらいだから重要なことなのだろう。多くの人に関わってくる問題.....それは.....
「資源が底をつき始めていて、これを作るための機材を大量生産することができない、とかですか?」
「確かに資源はつき始めている。それは事実だ。だからそれについての研究ももしかすると必要になるかもしれない。だが、違う。」
これじゃない.....じゃあ、これかな?
「俺の口座が一つしかないこと?」
「え?」
「え?」
「一つしかないのか?」
「はい」
何を驚いて.....今までそんなに大金を手に入れたことがなかったからな.....
「それは知らなかった.....別に一つでも問題ないけどな.....一応分けといた方がいいだろう。まあ、それは戻ってからやってくれ」
「これでもないのか.....もう、わからないです」
やっぱり、問題なんて一つも.....
「そうか。わからないか。お前は賢いのに、やっぱりこういうことには疎いな.....」
なんだか、その言い方は腹が立つな。まあ、事実だろうから否定はできないのだが.....
「お前が生み出した植糧のたった一つの問題。それは.....」
「それは.....」
俺が生み出した植糧のたった一つの問題は.....
感想やアドバイスを頂けると幸いです。




