第3話 変わり者とその助手
3話でやっと主人公が登場なんて.....嘘だ!!
人々は時が経つにつれ廃れていった。しかし、死ななくなったと言っても痛みが全く無くなった訳では無く、転んだり、切られたりすると痛かった。
それ故、痛みを感じ、生きているという実感が欲しいということで、高層ビルなどの高いところから飛び降りる狂人が大量発生したということが、あったりとか、無かったことがなかったそうな.....まあ、そんなことはどうでもいいのです。話は替わりますが、もちろん、元の状態、即ち死ねるように戻そうという意見が挙がってきた。しかし、政府はそれを決して認めなかった。理由は単純明快、今この状態で戻したとすると、寿命を一瞬で迎え、死ぬ可能性があるから。また、以前と変わらず食糧問題が解決しておらず、再び沢山の人が死ぬからである。だったらその為に研究すればいい。そう思うだろう。
しかし、この世の中で、研究をする変わり者など中々いない。もう一度言おう。中々いなかった。そう、つまり全くいないわけでは、無かった。その、変わり者の助手(?)の名は.....筝ノ葉 響である。
響はある小さな研究所で助手(?)をしていた。小さいと言っても、施設は十分にある。ところで、助手いうことはもちろん他に誰かがいてる。そこの研究者は......そこに寝転がっていた。漫画を見ながら。
「幻都なにサボってるのですか?さっさと、働いてください。さあ、早く。馬車馬の如く頑張ってください!」
そう、変わり者の名前は.....月影 幻都である。
「サボっているのでは無い!俺はただ休憩をしているだけだ!(だけだ!)」
部屋にその声が響いた。そして、響はこう言う
「それをサボっていると言うのですよ?Do you understand?(理解しましたか?)」
「Oh,sorry. No,I don't. I can't understand English because I don't know English.(ああ、ごめんなさい。私は英語を理解することが出来ません。何故なら、私は英語を知らないからです)」
「いや、ビックリするほど綺麗な発音ですね。何ですか?もしかして、あれですか?嫌味ですか?」
「Yes.(はい。)」
「まあ、いいので日本語で話してください」
「Really?(本当に?)」
「Yes.(はい)」
「誰だよ!英語で話し始めたやつ」
やっと、日本語に戻った。まあ、これを聞けば分かるように、幻都は英語がペラペラであった。それだけではない。全ての分野にある一定以上の知識を持っているのである。何故なら、英語は彼が留学したことがあったからだが、彼はあれから、死ななくなってからずっと様々な知識を蓄えたからである。
「本当、誰ですかね?」
響は、なかなか自分の否を認めなかった。
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