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この世界の行く末を  作者: 寝蛇
第一章  不老不死編
24/52

第24話   一度落ち着こう。ええ、そうしましょう。

ワイヤレスイヤホンすげー!!

「えっ!?見慣れた部屋?いやいや。そんなはずは無い。だって俺の記憶の中だと東京に行っていたはずだ。まさか、響が心配になって迎えに来てくれたのか?いや、無いな。響のことだ、絶対にない、断言しよう。もし、迎えに来てくれていたのなら何でも言うことを聞こう。そうだな。それがいい」


 そんなことをぶつぶつと言っていると、響がやってきた。


「私の言うこと何でも聞いてくれるって本当ですか?」


 おい、こいつ都合のいいところだけを.....


「嘘です」


 一瞬の硬直の後、


「私、嘘は嫌いなのですよ。あと、ほら嘘つきは泥棒の始まりというでは無いですか~ということは、幻都は泥棒ですよね。そして、泥棒は悪い人。よって懲らしめてもいいと!!」


 えっ!?怖い!!筋が全然通っていない。どうした文系!!その程度か!!そんなことを考えたが、このまま話を変えてしまうと何をされるかわからないため、反論した。


「待て待て!!」

「はぁ!?」


 言い直そう。


「待ってください。何でも言うことを聞くという言葉の前にまだ言葉があるのです」

「成る程。では、言ってみてください」


 慎重に言葉を選びながら


「実は俺.....」

「えっ!?何かやらかしたのですか?」


 笑いながらそう言った。


「人の話は最後まで聞いてください。実はここまで帰ってくるまでの記憶がないんだ。それで、もし響が迎えに来てくれたのだったら言うことを聞こうかと.....」

「えっ!?なにそれ.....キモっ!!自意識過剰ですよ。私が幻都を迎えに行くわけが無いでしょう」


 本当に引かれたのだが.....


「ですよね~」


 分かってましたよ。そんなことぐらい。ん?じゃあ、俺はどうやって帰ってきたんだ?


「なあ、響。俺ってどうやって帰ってきたか分かる?」


 少しだけの希望を胸に聞いてみる。


「知らないですよ。そんなこと。けど、帰ってきたときは頭を押さえていましたね♪」


 頭を?あの時の頭痛といい、何か脳に負担が?そして、それによって耐えられなくなり、記憶の損傷が起きたのか?


「へ~。それで俺はそこから何を?」

「そうですね。着替えてからすぐ寝ましたね。」

「どうして着替えたと分かる.....まさか.....見たのか?いや、もうお婿に行けない。」

「大丈夫ですよ。()()()無理ですから♪」

「ははっ!!それもそうだな~(棒)」


 否定しろよ.....あと、元から無理は酷い。


 そんなわけで、どうやって帰ってきたか分からず、ただただ傷付いただけだった。

感想やアドバイスを頂けると幸いです。

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