第22話 幻都の過去その1
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これは、死ななくなるウイルスの研究をしていた時の話である。
~
「先輩!!多分これでいけますよ」
ウイルスが完成し動物での実験も終え、残すは人体実験だけになった。
「あぁ、もうすぐで実現するんだな、死なない世界、そんな夢の世界が」
「そうですね」
このころは、のちに訪れる悪夢など知らなかった。
~数週間後~
あれから少しも研究は進んでいなかった。何故なら、人体実験の報酬ようの金が研究所の所持金の都合上少なく、ましてや、こんないかにも危険な実験を受けるようなバカはいないからである。報酬が多ければ受ける人はいたかもしれないが.....
「やっぱりこんな条件じゃ誰もやってくれないか.....」
人体実験が行えない。つまりそれは、この研究の終わりを表していた。人体実験を行い成功させなければ、この研究成果が認められることはない。例え、動物に効果があったとしても人に効果が無ければ意味がないのである。
「ここまで来たのに.....諦めるしかないのですかね?」
「いや、まだ手はあるかもしれない.....」
そういい先輩は不敵に笑った。
「そうだよ!!人を拉致ればいいじゃないか。そいつで実験を行えば.....」
バンっ!!っと、部屋に大きな音が響き渡った。
箏ノ葉(兄)は真っ赤に腫れた頬を押さえながら俺に向かい怒った。
「.....痛いな.....なにすんだよ!!」
「目を覚ましてくださいよ!!俺たちは人を救うためにこの研究をしているのですよ。それなのに自分の意志とは関係なくそんなことをするなんて間違っていますよ」
「そんなこと.....そんなこと言われなくてもわかってる!!でもな、それ以外に方法があるのかよ!!」
人は冷静さを欠くとどんどん自分勝手になっていく生き物である。
「ただ、待つことだけですよ。俺たちにできることは.....」
「それじゃあ、遅いんだよ!!今にも飢えによって亡くなっている人がたくさんいるかもしれないんだろ。一人の命よりもそ
っち方が大切だろ?それとも外国の人なんてどうでもいいとか思ってんのか?」
「そんなこと.....」
俺は先輩の言っていることの一部は正しいと思った。一部だが.....
「.....思っていないか?本当に?嘘だろ。思っているだろ」
「確かに思っていたかもしれません。けど!!先輩の言っていることは間違っている!!」
「そんなことわかってるんだよ!!けど、ほかに方法なんて.....」
そこで俺はあることに気付く、ここに二人いい実験台がいることに。
「方法はありますよ。いるではないですか、ここに二人」
先輩は驚きを隠せない様子で確認する。
「その二人ってまさか.....俺たちのことか?」
「はい!!」
感想やアドバイスを頂けると幸いです。




