第20話 対抗薬の提出
前シリーズの話数にたどり着きました。まだ、終わりませんよ。
「いやー、やけに具体的な夢だったなーー」
「へぇー、どんな夢だったのですか?」
響は不敵に笑いながらそう問う。
「なんだか響にしんにょうに折られる夢を.....」
「そうですか.....ひどい夢ですね。全く!!(本当に夢だと思っているのですかね?もし、そうならばちょろいですね。)」
まあと、切り替えるかのように俺は話を変えた。
「寝てしまっていたけど、対抗薬を出しに行こうと思うんだけど、一緒に来る?」
「どこに出しに行くのですか?」
ついてくる気が少しはあるようだ。
「政府のお偉いさんのところ」
「だからそれは何処ですか?」
言ったら来ないだろうから言いたくはないが.....仕方ない。
「東京!!だ!!」
「なるほど。行きません。まあ、どこでもついていく気はなかったのですがね♪」
なかったのかよ.....
「まあ、いいよ。俺一人で行くから。何時間もかけて.....」
何時間もかけてと言っているが、実は今では、日本の端から端までは一時間ぐらいで移動することができたり.....
まあ、そんなことはさて置き、一人で行くことが確定してから、準備を始めた。
ちなみにデータを送信して渡すのではなく、直接渡すのにはちゃんとした理由があったりする。その理由は、送信時データが盗まれるのを防ぐためである。まあ、そんなことは中々無いと思うが備えあれば患いなしである。決して、渡しに行ったついでに買い物をしに行こうなどとは思っていない。思ってなどいないのである。
「ふー、やっと着いたか。やっぱり便利になったな」
そう言い、大きな建物に入って行った。そこで俺を待っていた人物とは.....
「やあ、幻都。久しぶりだな。ようやく対抗薬が完成したのか」
「.....先輩、お久しぶりです。ここで何をしているのですか?そして、どの面下げて俺の前にいるのですかね?」
大金を持って逃げた先輩だった。
「おいおい、あそこの代表は俺なんだ。それくらいは、許してもらわないとな。あと、その代わりに妹が働いているだろう。助手として」
まあ、金なんてどうでもいいのだが.....
いや、待て.....はぁ!?
「妹?なるほど.....だからか.....やることが似ていたのは.....本当に捻くれた兄妹だな」
先輩は、涼しい顔をしながら聞き流した。
「そんなことはどうでもいいんだよ。ここには、対抗薬を渡しに来たんだろ!!」
言い争っていて、すっかり忘れていた。そして、俺はデータと、実際の対抗薬を渡した。
「ほう、本当に効くのかなこれっ!!」
そういうと、幻都に薬を打ち込んだ。
「かはっ!?」
そんな叫びとともに、俺は気を失った。
感想やアドバイスを頂けると幸いです。




