第19話 言い残すこと
今回のネタはリア友との会話中に浮かんだものです。どれだけ変わった会話をしているのでしょうか.....私たち.....
「さあ、幻都言い残すことはありますか?まあ、死なないのですがね♪」
解説しよう!!ご存知かもしれないが、誰かが作ったウイルスによって死ねないのである。痛みは感じるが.....
「死なないなら、いらないじゃん!!何を俺は言い残せばいいの?」
「恐らくですが、しんにょうに折られることは、チェーンソーで切られることより痛いと思うのですよ。何故なら、チェーンソーで切られるのは一瞬ですが、折られるのは持続的に痛みを伴うからです。」
的を射た非常に素晴らしい考えである。だが.....まだ足りない。
「.....そうかもしれないですね.....」
俺は響が言っていることは正しいが痛みが持続的ということ以外にもあるのではと、薄々堪づいていた。
が、考えないようにしていた。
「だから、精神が壊れてしまうかもしれないではないですか。」
「.....そうかもしれないですね......」
そう思っているのなら、やめていただきたいものである。
「ということで、その時のために言い残すことです。」
「.....なるほど.....そうですね.....俺、この苦情が終わったら一週間ずっと寝続けるんだ。」
「何ですか、その微妙な死亡フラグもどきは.....そんなに.....やっぱり幻都は.....」
ドMという言葉が続きそうである。
「違うからな!!俺はドMじゃないからな!!」
「何ですか?私は何も言っていないですよ。どうしてそのようなことを言うのですか?」
「うぐぐ.....」
ハメられた.....
「それは、自分で少しは自覚があるからではないですか?」
「.....そんなこと!!そんなこと.....無いよ?」
最後が疑問形になってしまった。どうやら多少心当たりがあるのかもしれない。ないけどね。
「まあ、幻都がドMということは置いておいて、早速しんにょうに折っていきますか。」
早速ではないような気がするが.....
「やめろ!!まだ、まだ、死にたくない!!」
死ねないのだが.....
「大丈夫です。精神が壊れてしまったのなら、その辺に捨ててあげますよ♪」
「ど~こ~が~大丈夫なんだよ!!捨てないで?俺を!!見捨てないで!!ねぇ!!」
「まあ、耐えればいいことです。」
どうやら、着々と死までのカウントダウンが進んでいるようだ。
「やめろ~~!!痛い!!痛い!!痛い!!」
徐々に体が本来曲がってはいけない方向に曲がっていった。
「あっ!!しんにょうの上の点はどうしましょう。頭でいいですかね♪では、切り離しますか。」
「.....それ.....だけはっ.....」
無慈悲にもほどがある行動である。すぐに復活はするので、点ができることは決してない.....つまり.....永遠に続くかも?
「まあ、それは冗談ですがね♪」
「っは!!夢か.....」
そう呟いた俺の近くには舌打ちをする響の姿が.....
感想やアドバイスを頂けると幸いです。