第12話 研究室の歴史?
理論はめちゃくちゃだと思いますが.....温かい目で見守ってくださいw
あれから数週間後.....
「響さんやい。知ってるかの?食糧問題解決のために、人に光合成をさせるために葉緑体を入れ、養分を作らせようとするという意見があったのを?」
「何ですか?その口調は?」
「質問答えずに、なんで口調のことに触れたの?どうでもいいじゃん。質問にこたえてもらっても?」
「.....いいですよ」
響きのやつ、非常にめんどくさそうに答えやがった。
「そのことは知ってますよ。確か、動物には成功したましたが、人では成功しなかったのですよね?」
「正解!!何故だかは流石に知らないか?」
響は首を縦に振った。
「知らないですよ。全く予想もつきません。」
「.....そうか。あれは、人の細胞と葉緑体が拒絶反応を起こし、内臓を破壊したからなんだ」
「へ~なるほど。.....ところでなぜ幻都がそんなことを知っているのですか?そんな説明あったのですか?わざわざ終わっていない研究を発表しないと思うのですけど」
流石文系(関係ないかもしれないが)!!鋭い!!
「.....実はそこの研究室のチームの友人に聞いたんだよ。そこの研究室はその研究にすべてを賭けていたから、研究の意味がなくなり、価値もなくなったことで潰れたそうだ。今研究所が無い理由は、一つの研究所以外潰れたからだ。成功した研究室を除いて.....」
その言葉が意味していることの答えを導くまでに少しの時間を有した。
「.....え!?そうだったのですか?つまり、幻都が今の世界を作った?」
「.....いや、ウイルスを作ったのは俺じゃない。先輩だよ。名前は国家秘密として発表はされてなかったがな。」
「では、今その先輩は何処へ?」
「さあな?俺も知らん。だが、わかっているのは大量の金を持って逃げたことだけだ。」
俺は苦笑しながらもそう答えた。
「.....そうですか。そういえば研究室の名前も出されてなかったですね。ところでどうして急にそんな話を?」
流石文系(今度は絶対に関係がある)!!察しが悪い!!
「葉緑体使えんじゃねと思ったから。この研究室のことについて話したのは、何故だかわからん」
「けど、葉緑体を取り入れるのは失敗したはずでしょう?」
ため息をわざとらしくつき、心底残念そうに答える。
「はぁ.....何で人に入れようとするの?葉緑体があれば養分が作れるんだろう?」
「あっ!!分かりました!!外部に装置を取り付け、葉緑体に養分を作らせて取り込むのですね」
その響の思いついた理論は、俺の思いついていなかったもので.....
「あっ!!それも有りだな。けど、全員につけるのは厳しいからな~。やっぱ無理だわ。まあ、惜しいが正解は葉緑体が生み出した養分を外部に摘出し、固め、食糧にする。こらならいける.....と思う」
自信なさげになってしまったが、大体の方向性がやっと決まった。
感想やアドバイスを頂けると幸いです。